正月恒例になってきた山散歩 天気次第で行き先を変更する。

深夜までTV三昧の正月、1月3日の朝7時に目が覚めると快晴なので、箱根方面まで足を伸ばして、富士山詣で兼、山歩きに行こうと決心して飛び起きた
WEBで箱根駒ヶ岳ハイキングを検索 大まかな道順の調査

相方は、都合でいけないとのことなので単独決行

初めての駒ヶ岳しかも冬期なので念のためヘッドライトと一枚余分にライトダウンとチョコレートをデイパック追加してAM8:00自宅出発 

駒ヶ岳に向かうには出発が二時間ほど遅い、遅れを取り戻す為、新幹線でもロマンスカーでも一番早い交通を利用する意気込みでクレジットカードとスイカを持参

電車に乗りながら携帯で乗り換え案内をチェック

幸い交通の乗り継ぎに恵まれ無計画の出発だったが、なんとかなりそうだ。


小田急さんやJRなど各社で箱根フリーパスが販売されているが、乗れる路線やバスが自社に限定されていて今回の様な無計画な日帰り登山で利用するには不向きだ

4時には日没の危険があるので安全なところまで下山していなければならない
駒ヶ岳にお昼までに着かなかった場合はトレッキングは中止するつもりだったが
幸いかろうじて12:30に山頂で本宮参拝ができ、快晴だったので決行

WEBでは駒ヶ岳山頂から大涌谷まで春秋で徒歩2時間とあったが、ロープーウェイ山頂駅のスタッフに確認すると凍結していて充分な装備が必要で三時間はみた方が良い警告的アドバイス
三時間かかった場合、日没との戦いになる。

本日ロープーウェイ-利用客のほとんどが往復切符を購入していてロープーウェイ-で上り片道切符を購入する人は珍しいらしく、チケット購入時も 「山頂からどちらにいくのですか?」 と質問を受けた。


駒ヶ岳山頂からの登山道入り口

山頂から富士山方面に登山道入り口があるが、標識はなく、クマザサに覆われて30センチくらいしか道が見えない、登山路探しで10分ほどロスした。
初めての人はこれでは分からない
写真撮影をしていた登山スタイルの人に確認するとやはりこのクマザサの隙間の道が登山路だ。
12:41分山頂からハイキングスタート


実際、時間もお昼になっていたのでツーオン以外に山頂から登山道に入っていこうという人は見あたらない。 二組ほどの記念撮影をしている登山スタイルの人は大涌谷から登山を終えた人たちの様だ。


完全冠雪の登山道

正月に降った雪で登山路に5センチほど新雪で足跡がなければ道が分からない。
全く人の気配がない山中で、万一凍結で滑落した場合を想定すると単独登山では生命の危険も感じ、緊張し、一歩一歩慎重にすすんだ。
携帯はすでに圏外になっている。
20分ほど経過してから引き返すことも検討していたとき、
大涌谷から登ってきた若い登山者に遭遇、向こうも一人だ。
「コンニチハ」と言葉を交わすと 
大涌谷へいくんですか、がんばってください!

あたたかい言葉に元気を取り戻せた。
快晴で気温も上がってきたので幸い凍結はなく、靴のグリップも良好だ!
ほぼ一本道で新雪に先人の残した足跡があるので日没で足跡が消えない限り山中で迷うことはない。 

楽観的に風景を楽しむ余裕もできた。
山頂スタートから下山ルートだったが、途中から神山までは登りに変化した。
風もなく暑いくらいだ。
前後に見える範囲で全く人気のない雪山は荘厳できれいでもある。

神山山頂からの富士山

スタートから丁度1時間で神山の山頂到着、時間的にトレッキングの中間地点になる神山は標高1438mで、駒ヶ岳より高い 15時までにはゴールできそうなので、日没の恐怖から解放されてホッとする。



ここから
大涌谷までは下りになる。
北斜面では一部凍結していてストック・手袋は必携だ。
40分ほど下山すると
大涌谷が見えた

大涌谷

硫黄の臭いが立ちこめ、噴煙があちこちであがっている
昔は地獄谷と呼ばれていたそうだ。
ツーオン以外に見渡す限り誰もいないので地獄の入り口に冒険に来たような感覚

大涌谷登山道からの富士山

大涌谷の噴煙と立ち枯れの木に囲まれた荒涼とした場所からみえる富士山は
地底で連動しているようにも思われ、立ち上る噴煙に火山富士山の息づかいと感じる

ドキドキするほど美しい!!

 この富士山眺望スポットは過去最高だ。
危険をおして決行した甲斐があり、思い出のベストショットを胸に刻んだ。

大涌谷複合施設まで降りてくるとは、箱根屈指の観光スポットでもあるので駅周辺は外国人も含めて人人人であふれている。

人混みは苦手なので早々に帰路を探す。

ロープーウェイと箱根登山鉄道を利用して箱根湯本までいけそうだ。
バスルートは山間の一本道で渋滞しているはず

発車寸前のゴンドラに乗れ、乗り継ぎ良く、箱根湯本まで到着
ここから帰路の交通手段は複数選択できる
1.小田急の自由席特急で新宿まで直行
   始発なので運がよければ着席できるが、混雑の場合90分が長い
2.小田原まで小田急でJR 新幹線自由席
  ※おそらく指定席は完売 自由席も100%以上の可能正がある
3.小田原から東海道線快速で品川
  
新幹線利用では4000円超だが、小田急特急なら2800円前後 東海道線快速なら1700円前後
40分くらい余計に時間がかかるが、一番安い東海道線を選択
品川から川口駅まで京浜東北線では着席できたので最後余力をもって帰宅
結果的に今日の旅の中で小田原→品川駅間 約一時間だけつり皮だったが、
他は全部着席でき、上等だ。

無事帰宅を祝しワインをあけた

富士山に乾杯
運動したので今晩はビーフステーキ厚切りにしよう。

おつかれさまでした
       ツーオン

本日の行程
行き→
川口駅8:10-東京駅9:00発踊り子号-小田原駅10:00着-10:20発箱根園駅行きバス-11:50箱根園着-12:10発駒ヶ岳ロープーウェイ-12:17分駒ヶ岳駅到着

トレッキング2時間05分→
12:41駒ヶ岳山頂スタート-13:40神山-14:46大涌谷到着


帰路→
大涌谷15:10発早雲山駅行きロープーウェイ-15:20分早雲山駅着-15:38発 強羅行きケーブルーカー-小田急湯本16:16分発-16:52分小田原駅着
小田原17:07分東海道線快速東京行き18:14品川着