蜂蜜に漬けると、のどの痛みや咳に素晴らしい薬効を発揮するが、
結構な高確率で内部に虫(お子様)がいる花梨の実。
しかも外見からは、いるかいないか判断出来ない。
去年はこれを知らず、
実が固いことだけに気をとられて、
鼻歌交じりでのんびりやってたところ、
危うく失神して研ぎ研ぎの包丁を足の上に落とすところだった・・・。
実を入手したのは先月末。
まだ青くてとても固く、4個で400円くらいだったかな。
蜂蜜も同じ日に用意。
しかし、こわい。
追熟待ちの名の下に、
切る勇気が出ずに放置すること1ヵ月。
おかげで実は黄色くなり、上品な甘い香りが漂ってきた。
そしてとうとう今日、半ばやけっぱちで覚悟を決めた!
やつらはお子様なのであまり行動範囲が広くないのだが、
もし中にいる場合、縦に2つ割したら全貌が見えすぎて、
ほぼ確実に発見してしまう。
するともう、その実の使えるところだけ使おうなんて余裕は出ず、
全部使えなくなってしまう。
なのでまずは、実を外側からよーく観察。
小さい穴があったら要注意。
お子様の母親は、穴をあけてそこから卵を産むらしい。
そして、実に凹んだ箇所がないかをチェック。
やつらは実の内部を食べながら進むため、
アリの巣のようにトンネル状に空洞が開く。
それが浅い場所にあると、地盤沈下のように
若干違和感がある。
その痕跡が疑われるところは絶対に危険だ。
上記2点に細心の注意を払い、最も安全だと思われるところに包丁を入れる。
そこで実に横断した跡があれば終了。
放置しておくといつ「お外だ~♪」と出てくるかわからないので、
さっさとビニールに入れて捨ててしまうに限る。
実が綺麗で、種におがくずみたいな細かい粉がついてなかったら
とりあえずその周辺は安全。
種にも強い薬効があるらしいので、出汁パックに入れて
一緒に漬け込むのだが、
種に小さな茶色い粒がある場所は
奴らが食い荒らしたクズだったり糞だったりの可能性がある。
、
よって、怪しい種はあきらめてそれ以上切らず、
安全そうな実の部分だけに集中することを強くお勧めする。
実は薄く切った方が早く漬かる。
そして、安全第一で臨機応変に対応するためにも、
実は熟させて柔らかくした方が絶対にいい。
去年はかぼちゃ並みに堅かった記憶があるが、
今年はすんなりスパスパ切れた。
こうして慎重に危険の可能性を察知し、絶対安全な部分だけを使用。
実4個のうち、3個にはいそうな気配を感じたが、
一切遭遇することなく、今年分は無事完了。
あーーー疲れたーーー。
てなわけで、これが、命賭けで作った花梨の蜂蜜漬け。
蜂蜜は1リットル使用。
実は2個分くらい。
出来上がりは1か月後。
これで一安心だ。
ちなみに、万が一虫が混入しても効果としては問題ないらしい。
でもそんなこと言われてもねぇ・・・。
いや、平気な人は平気なんだろうけど、
私にはとてもとても・・・。
何も消化器や脳に作用する毒物だけが人間の危機ではない・・・。
さて、花梨蜂蜜をお湯で割って飲みましょうって時に
そんなの混じっていた日には、心臓が・・・。
