ハンコって大切なのね。
病院から、健康診断合格証明書ができたとの連絡があったので取りに行く。
代表処に問い合わせたとき、健康診断書には”病院のフルネームが入った四角いハンコを朱肉で押すこと”という指定があった。なぜ四角くて朱肉なのか謎だが、そもそも、健康診断書に関して、夫は不要で私は必要というのも謎だし、何度か代表処とやりとりするうち、毎回言うことが微妙に違っても、なんだか不思議でも、そのまんま受け入れることに決めたので、そのとおり病院に伝えておいた。
ちなみに、夫は職場から、
「出勤初日には、木製のハンコを持参すること」と言われたそうだ。象牙が駄目ってことなのか。これもよくわからない。
病院に行くと先日の事務の女性が、
「中国とか台湾とか、ハンコに厳しいみたいですから。一応、顔写真の上にも押しておきましたよ。」
ありがとうございました。
指定の場所と、顔写真の上と2箇所ハンコを押した書類、レントゲン写真、風疹予防接種証明、などを受け取って帰る。帰ってから念のため代表処にFAX。これでいいでしょうか?
代表処から折り返し電話があり、
「2枚にまたがっているのに、割り印がありません。割り印を押してください。」
契約書みたいね・・・。厳しいのね・・・。病院からFAXすればよかったよ・・・。
モノの値崩れ
引越しというのは、手続きも面倒な上、かなりお金のかかる行為だ。
1年前、東京から北国に越してきた私はいそいそと新居の部屋作りにいそしみ、”北欧風インテリア” ”北欧の素敵な部屋”などの本を買い込んで、スタルクの椅子やアアルトの花瓶に憧れていた。ま、越した先が単に北国だったからだけど。
それがたった1年で南国へ引越し。結局、ささやかながら買った家具の運搬費用と新たな買い替えとを計った結果、すべてリサイクルショップで処分することにした。さよなら、私の北欧。
パソコンの買い替えについては悩むところ。日本で買ったのは台湾で使えるのか。電圧とかモデムとか違わないのか。
今使っているデスクトップを送るのも不安だし・・・。
そこでデスクトップパソコンも、周辺機器も、古いノートパソコンもすべて下取りに出すことにして、格安パソコンを差額で購入しよう!とパソコンショップに査定に出したところ、驚愕の査定結果が・・・。
3年前に買ったパソコン、プリンタ、スキャナー、レッツノート、パーム、すべてあわせて4万弱。
買った金額って確か全部で60万くらいしたんだけど・・・?!
モノの値段てそういうもんよね。買い手が付くかもわかんないしね。でもあまりの値崩れに愕然とする。私としては買った時の価格がそのまま価値だと思っていたから。
高いモノなんて、買うもんじゃないなぁとがっかりしながら思った一日。
ちなみに台湾に持っていく用の、海外対応激安パソコンを7万弱で購入した。
「台湾で使えますか?」との問いに、店員さんが一言。
「もちろんです。壊れても現地で直せますよ。メイド・イン・台湾ですから。」
・・・なんか持ってくのあほらしいけど、まぁ台湾で買ってもキーボード違うしね。OSも日本語じゃないと。
それにしても、パソコンて安くなったなぁ・・・。
健康診断を受ける
朝1番から、市立病院で健康診断を受けた。
血液検査、レントゲン、検便、問診、聴力、視力などなど。
心配だった費用は1万7500円。他で聞いていたより安くてホッとした。普通に考えればとても高いけど。
7月20日にはビザ申請に行かなきゃいけないので、大急ぎで!と頼み、なんとか約10日で出してもらうことに。
窓口の事務の女性がてきぱきと好意的に対応してくれたため、とても助かった。気持ちのいい仕事っぷりだ。
健康診断合格証明書
家族呼び寄せ居留ビザには「健康診断合格証明書」が必要だ。
これは、文化代表処のHPからダウンロードしたフォーマットに沿って健康診断をしてもらえば良い。英語と中国語で書かれていて分かりにくいが、病院にそのまま提出すればOKかなと近所の病院へGO。
お医者さんはしばらくそれを眺めて一言
「ライ病検査って書いてあるね。うちではできないよ。・・・というか、ハンセン病検査って、日本の病院で普通にできるところはないかも・・・?大学病院で聞いてみたら?」
そこで大学病院へ。残念ながら、海外渡航健康診断は関係者以外不可。そしてここでもハンセン病検査はできないと言われたが、困っていると親切な事務の人が他の病院にあたってくれた。そして市立病院で2年前に台湾渡航用の健康診断を受けた人がいると判明したため、その市立病院に移動。
幸い、市立病院の内科窓口の人が当時のことを覚えていて、無事次の日その病院で検査を受けることとなった。
窓口の人が、「ハンセン病検査はできないから、前回はドクターに検査不可、問題なしって書いてもらったんだけど、それでいいのか確認してください。」
あれっ?それでいいの??けっこう悩んだのに。
そこで代表処に電話。あのう、検査不可、問題なしでいいんでしょうか?すると一言
「ああ、日本で検査不可って知っています。でも大丈夫。お医者さん、見たら分かる。」
ええっっ???なら検査の必須事項に書くなぁーーー!!!
移住手続きについて調べる
昨日の電話に撃沈されたものの、手続きしないわけにはいかない。気を取り直して、ネットで検索。
個人のブログでとっても役に立つものを二つ発見。とてもお世話になったその二つとは、ココとココ。
台湾ふたりぐらし これを握り締めて居留ビザ、重入境ビザを取りに行った。わかりやすい。
台湾 現地採用滞在記 日本での年金手続きのことなどはこれを読んで手続きした。
初めての移住手続きにして、撃沈される
夫の勤務が8月からなので、7月末に台湾入りすることになった。で、居留ビザを申請することに。
まず、台湾と日本は国交がないので、大使館はなく、東京や大阪の文化代表処でビザの申請手続きなどを行う。私の住む街には代表処がないため、東京に行って申請する必要がある。
日本の会社であれば、ビザや各種手続きをしてくれそうだけど、先方は、「必要書類送るから、そっちでビザ取ってきてねぇー」と一言。海外暮らしは初めての上、何から準備していいかもわからないのに。ネットでいろいろ探して、台北中日経済文化代表処 のHPで、 査証申請用紙、健康診断用紙をダウンロード。でも読んでもよく分からない・・・。
ぎりぎりまで仕事の夫に代わって、私が東京でビザの手続きをするのだが、認証の手続きを代行する場合には委任状に公証人役場の認証が必要とか。公証人役場なんて行った事もない・・・。それに大体認証ってなに?
分からないことだらけだったので、文化代表処に電話をすると、ニーハオと出てきて、「あのう、認証ってなんですか・・・。」とか「何と何に認証がいるんですか・・・」とかいろいろ聞いてたら、カタコトの日本語で「忙しいので、もっとよく勉強してから電話シテクダサーイ!」と切られてしまった。うそ!??大ショック・・・。