不安だった。
全然楽しくない。
人前で演技なんて私なんて
ぜーんぶ無理!
何にもできない、動けない。
一言のセリフさえ
苦痛でしかない。
あんな一言さえ棒読み💦💦💦‼️
ショックだった。
むいてない。
早々に挫折を味わった。
しかしそれからもしばらくは
同じように少しだけ出演するドラマの撮影が入っていた。
だんだんセリフもなくなり、
仕事もなかった。
その間に事務所からリズム感をつけるために
タップダンスを習えと言われ
マネージャーと見学に行った。
全然好きじゃなかった。
元々運動もダンスもしたことないし
そもそも好きじゃなかったから
チケットの回数券を買ってもらったけど
結局行かなかった。
嘘ついて時間ごまかしていた。
あれだけなりたかった芸能人になるための
レッスンは受けるたびに
むいてない
むいてない
いやだ、やめたい
ネガティブなワード満載だった。
加えて、友達もだれもいなくて
常にひとりだった。
はじめて孤独を味わった。
事務所の人にもマネージャーにも全然懐かず
かわいくなかったし、扱い難い子供だった。
だと思う。
