まだ風が冷たい
早春の街道沿い

震えながら咲く
ユキヤナギの花

それでも晴れた
穏やかな午後は

ゆったりと枝を
しならせながら


こっちへおいで
よく見てみてよ


なるほど小さな
ひとつひとつが

可愛らしく笑い
僕をなごませる

触れなければね
もっとたくさん

待っているんだ
気づかなくちゃ