先日 職場で起きた
とある出来事に対する怒りが
微睡の中で 突然 沸き起こり
暫く その感覚が離れなかった

責任ある立場に就いていながら
口から出るのは 言い訳ばかり
自分が責任を逃れる為に
面倒くさい事は 他人に押し付ける
よく 考えもせず
口からで任せで押し切る

そんな上司の姿に苛立っていたが
それは 私の中にもあったもので
結局のところ 私が許せなかったのは 
私自身だった事

そして 私が私に
幸せになる事を許せなかったのは

前世で…
父親に愛されたいと言う
自分の欲求を満たす為に
父親が喜ぶだろうと戦に明け暮れ
自身を慕って着いてきてくれた
多くの生命を無駄に散らし
最愛の女性までをも不幸にした…

そんな自分が幸せを望む事は
きっと周りの人達を不幸にする
そんな恐れが拭いきれないからだと
腹落ちした瞬間
私の内側の白い世界が
一気に大きく開き
何処までも 何処までも広がっていった

嗚呼 私の内側の世界が
何処か薄暗かったのは
球形に閉じていたからなのだと
改めて気付いた瞬間だった

私の中の開かれた世界
これからはきっと 何処へでも行ける
さぁ ここから始めよう