はいっ今日も絶好調ミツさんです
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連載ストーリー
【過去世の私と誓った約束】
《これまでのあらすじ》
田舎育ちの女子高生が高校デビュー♪
高校に入り吹奏楽部に入部し、みんなの人気者きくりんに心惹かれ、両想いになりまさかの【大人の階段】を昇りそうになるがとっさに拒否。
その後お付き合いをする方も自然と拒否をし、
もう男はいらない!!と思いながらも、ご縁あったマサと結婚したが、子宝には恵まれずにいたのでした。
【第11話】子供が生まれたら幸せになれると涙した夜
でもこの関係…
これ以上深い関係にはなれないよね
と思いつつも、
この時私は何を思ったのか、よからぬ作戦を思いつきました
ナイト様へのワクワクウキウキした気持ちを持ったまま、マサとの行為に挑めばいいのか
と閃いたのでした
目の前にいる人はマサじゃなくてナイト様であると思って
そしてこの作戦はきっとうまくいく
ナイト様への思いを持ったまま挑むことで、きっと楽しくマサとの時間を過ごすことが出来て、きっと自然に妊娠して、きっと子供が出来たらナイト様への想いも消えて無くなっていく
そんな風に未来を描いていました。
いや、むしろそうなって欲しいと強く願っていたのでした。
でも現実は違いました。
マサとの行為は前より苦痛に感じ、涙が止まらず、辛すぎて途中で終わりにしたほどでした
そしてこの時私は気が付いたのでした。
あぁ、もう私の心の中には
ナイト様でいっぱいになっている…
ということを。
そしてちょうどこの頃のマサは、朝7時には会社に着き、帰宅が22時過ぎ、ひどいときには日付が変わるほど会社にいて、土日も職場に行って、家にいる時は寝ているという状態でした。
30代なのに、仕事するか、寝るか、そしてこんなに時間をかけて仕事をしているのに、決して好きなコトを仕事にしているわけではなく、
どんどん弱っていき、たまに軽度のうつ状態になって仕事に行けなくなってしまっているのを見ていました。
定年までの残り約30年も同じように過ごして、定年を迎えたらバラ色の人生が待っているなんて1ミリも思えなくなっている私がいました
マサのご両親とはとても仲良くさせてもらっていて、優しくてとても良い方だったのですが、
「年金生活だから、我慢しないといけない!」
「宝くじでも当たれば旅行に行ったり、いろんなことしたい!」
「やってみたいことがあるけど、お金がないから出来ない!」
こんな発言を聞いているうちに、私もやりたいことを我慢して、
あんなこともしたかった…
こんなこともしたかった…
と思いながらこの世を去っていくのかと思うと、ものすごくイヤ!!と思うようになっていました
とってもステキなご両親なのに、私ったらワガママですよね
でも私の人生は誰かが変えてくれるわけじゃなくて、自分の力で変えていくしかないって思ったんです
人としてはとても大好きだったご両親ですが、私はそういう生活をしたくない。
でもマサ自身はご両親のような生活をすることに違和感を抱いていなかったし、むしろそういう生活でいいと思っていたのでした。
でも私はナイト様と再会したことで、これまでずっと抑えていた感情、【常識】と思われていたことにどんどん疑問を抱くようになっていき、自分自身が夢みる夢子ちゃんにでもなってしまったのかと思うほどでした。
これは決してナイト様が何かを私に言ったわけではなく、既婚者でありながらナイト様への素直な恋心を認めた頃から、自分自身の心をごまかしながら生きていくことに苦痛を感じている自分に気が付いてしまったのでした。
つづく…
それでは次のお話もお楽しみに〜
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