☆Twinkle Starlight☆ -4ページ目

☆Twinkle Starlight☆

きらきら星に想いを込めて・・・

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やっと、読み終えました。
最近ね、活字を読むと眠くなっちゃってね...。
私、この手の本、結構読んでたよなーって
遡ってみたら、
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金子哲雄さんの
エンディングダイアリー



あと、たかじんさんの
純愛
も読んでたんだね。

今回読んだ
カーテンコール。

ここからはネタバレに
なるのかもしれないけど...。
この本は、
彼女が
治ったときに
手記としてと言うより
ガンになった人のために
自分の経験をいかせたら
と思って綴っていたもの。
だから、
重たい闘病記ではありませんでした。

1章ごとに
鎧塚俊彦さんが
追記をしているので
川島さん目線、
鎧塚さん目線がわかるので
とても読みやすかったです。

川島なお美さんが患ったがんは
胆内胆管がん。
女優として
切りたくなかったから
何回も何十回も受けた
セカンドオピニオン。
民間療法etc...
腹腔鏡手術にいたるまで。
その経過をみていた
鎧塚さん目線の追記。
鎧塚さんだけが知っていた
余命。

人は死を目の前にすると
抑鬱にもなるし
その抑鬱状態を
きちんと受け止めた鎧塚さん。
その時に八つ当たりしてしまったと
悩んだ川島さん。
とお互いの心情もよくわかる。
ただ、その時相手がどう思っていたのか
を川島さんは知る術が
ないのは残念だけど...。

闘病は
財産あってのものなんだろうな。
たかじんさんの時も思ったけど
一般人とは
かけ離れた貯蓄の元に
成り立ってると思う。

って言うのが率直な感想。

川島さんの誕生日の話。
鎧塚さんの追記に

女房がこの世に生を享けた日を
気の置けない友人と賑やかに、
できるだけ楽しく過ごしてほしかった。
また来年、再来年という日々が
当たり前にあるものだ、
という今までの甘い考えに、
打ちのめされた日でもありました。

とあったのですが、
とても印象的で
本当に考えさせられました。

川島さんが
手術する前日に
夫への手紙、
エンディングノートを書くんだけど...。
死を覚悟すると
生きることがはっきり見えてきた。
死を身近に感じることで
人生でまだやり残していることが
わかってきた。
大切なことの優先順位が
わかってくるから
時間の無駄遣いをしなくて済む。

と書かれてあり
ここもまた考えさせられました。
死を覚悟というより
何事にも
どれだけ冷静になれるか
なんだろうなぁ。

闘病で大切なことが
彼女目線で
こうしたほうがいい
ああした方がいいと
詳しく事細かく
のってるのですが
ガンになったら

受身にならず自ら行動する
自分の意思で決める
(治療方針等言いなりにならず、
納得した上で自分の意思で決める)
他人の批判に屈しない
(手術しないことや抗がん剤治療のことなど)

と書いてあって
これは
ガンだけじゃなくて
全てにおいて言えることだと思う。

そして、
12時間の手術中、
鎧塚さんが
麻酔から覚めた時、
川島さんを笑わせるために
坊主にするんだけど...。

何も出来ない時に何もしないことは
絶対ダメ。
どんなことでもいいから
自分が考えつく最善を尽くす

と語っていて
これも本当に人生において
必要なことだなぁって思って
心に残った言葉でした。

帯には
妻と夫、
2人で完成させた
奇跡の物語。
と書いてありますが

一言で言うなら
生きるための本。

活入れてもらった気がします。

11日で
30になります。
私も、
一生懸命生きよう。