世界は優しい人々で溢れていることを知りました。お話させて頂くと、どの人もその根底には誰かへの優しさがありました。ただ、それぞれ その表し方が異なっているために、自分と違う表現をする方のことは誤解してしまう時もあるかも知れません。

 

けれど、自らに置き換えてみたらわかるのです。誰かを嫌な気持ちにさせたいとか傷つけたいとか、普段そんな思いは全くないのではないでしょうか?ただ、不器用だったり照れてしまったりで上手に態度や言葉で示せなかったり、相手に気遣わせたくないために素っ気なくしてしまったり。そんなつもりはなくとも気づかず無意識にしてしまい、人を悲しませていることが、きっと私にもあるのだと思います。

 

例えば、先日ある講座で出会った方は、私が話す前にご自身のお気持ちを沢山伝えて下さったので、てっきり聞くよりも話す方が好きな方なのだと思いました。すると、この方は「相手にお話を聞かせてもらうのなら、まずはこちらが話すことが相手への思い遣りだと思って。」とおっしゃったのです。目から鱗が落ちました。なるほど、そのように考える方もいらっしゃるのだな、誤解しなくて良かったなと、教えて頂けてとてもありがたかったです。自分の偏見や思い込みをまた一つ外してもらいました。

 

人を、世界を、どのような目や心で見るかで全ては180度変わります。そして、自分の信じたことが現れます。皆から嫌われていると思うのか、好かれていると思うのか、避けられていると思うのか、気遣ってくれているのだと思うのか、etc...。

 

迷った時は心に聞いてみて下さい。どちらが好きでしょうか?どんな時も常に、「心地よい」と感じた方が真実であり、正解なのです。