個人サロンオーナーやセラピストの皆様こんばんは!
「聴く」に長けたセラピストの加奈子です
さてさて、
カウンセリングに重きをおいているセラピストさんって、
どれくらいいらっしゃるんだろう?
ぶっちゃけカウンセリングなんて、とりあえず必要な質問事項を聞いたらいい。。。
そんな方も中にはいらっしゃるかも
まぁ、それはそれでお客様が良いのでしたらgoodかと
カウンセリングは、ただ話を聞く事だと思われがちなのですが、
実のところその先にあるとっても大切な事の為に行うものだと思うのです。
では、カウンセリングの奥深さに興味はあるけど、正直良く分からない。
そんな方は是非続きを最後まで読んでみて下さい
今日はベースのベースの部分なので、ちょっとお固めな感じで参ります(笑)
さて、以前にも書いたことがあるかと思うんですが、
「カウンセリング」 = 「完全傾聴」 と元々は訳されていました。
でね、「傾聴」をするにあたっての土台となる部分に
「無条件の受容」 ようは「在るがままを、ただそのまま受け取る」ということがあります。
だから、お客様が言い訳マシーンのようになったり(笑)
時に被害者意識に浸ったり…色んな状態になっておられるのを、
「あぁ、そうなんですね。今はそんなお気持ちなのですね。」
とフラットに、ただただそのまま受け取ること。
何も足さない。何も引かない。
私達セラピストも人間ですから、反応してしまいまう事もあると思います。
だから、意図的に対応することがとても大切。
そんなわけで、「無条件の受容」というのは、
「絶対的な肯定」「無条件に肯定する」こととはちょっと違うんですよね。
だから、例えば
「わかります~。。。」というのは、同感。
「そうですよねぇ~。。。」というのは、同意。
「それはお気の毒に。。。」というのは、同情。
「なるほど~、と言うことは。。。」というのは分析。
「でも、それって〇〇ですよね」というのは、判断。
「私もそのような事がありました。。。」というのは、理解の強要。
↑これらにはある共通点があるんですが、分かりますか?
相手(You)をそのまま受け取ることをしていたんですよね?
でも、気付けば主語が自分(I)や、それ(It) になっちゃってるんです。
と言うことは、いつの間にか聴き手側の我々が主役の座を奪う形に。
我々を信頼して打ち明けて下さったお客様のお気持ちは、どこか遠くへ~…
だからと言って、全てのやり取りをただ受け取るのがいいわけでもありません。
そこはなんというか、臨機応変さが必要になってきます。
そして、最初の方に出てきた「絶対的な肯定」というのは我々がする事ではなく
お客様ご本人に委ねられるのが適切なのではないかと思っています。
お客様自身がご自分の声(言葉)を聴く。
自ら気付き、現状を受け入れること。
それこそが、何よりも大事。
そこをリードして差し上げられるのがカウンセリングであり、
それを可能としているのは我々セラピストの立場にあります。
ご自身で納得したこと、
ご自身で欲しいと思った物、
ご自身で望まれたこと、
それは
オプション追加であろうが、
リピート予約であろうが、
物販であろうが、
何にでも通ずることだと思うのです。
少々今回は真面目モードで、堅苦しい感じになったかも知れませんが、
カウンセリングには色んな可能性が秘められているんですよってことが、
少しでも伝わったなら嬉しいです
結局のところ「自分の問題」なんだなぁって思うので、
次はそんな視点で書いてみようかなと思います。
では、また