~ファミレス~
幼女・男「「いただきます」」
幼女「えへへー♪」
男「幼女。ぬいぐるみさ、ご飯がこぼれたら汚れるから、とりあえずこっちの椅子に置いとこうな?」
幼女「はーい」トテトテ ドサッ
幼女「まっててね」ナデナデ
男(…撫でてるときの顔もかわいい!)
男「幼女、そのぬいぐるみ、好きか?」
幼女「うん!」
男「そうか。買ってもらってよかったな」
幼女「あのね、ようじょね、あのおねーちゃん、すき!」ニパッ
男「男友は?」
幼女「うーん…ちょっとすき?」
男(だからその首を傾げて見上げるようなその顔!仕草!!かわいすぎるって!!)
~数日後・夕食後~
幼女 ジー
カチャカチャ ジャージャバジャバ
幼女「…」トタトタトタ…
カチャカチャ
母「ん?どうしたの、幼女ちゃん?」
幼女「おてつだい…すぅ」
母「そうなの?ありがとー♪」
幼女「えへへ」
・
・
・
幼女「こぇでおわぃ」カチャン
母「助かったわ、幼女ちゃん。これからもよろしくね♪」
幼女「うん!」
幼女(ようじょ、おてつだいできた!!)ニパッ
~夜・男の部屋~
コンコン ガチャ
母「男、ちょっといい?」
男「ん?母さん?今幼女が寝たとこだから静かにな」
幼女「…スー…スー…」
母「うん、幼女ちゃんのことだけどさ…男はどう思う?」
男「どう、とは?」
母「そのままの意味よ」
男「…かわいい妹だよ」ナデナデ
幼女「ん…スー…スー…」
母「そっか、それならいいんだけど…」
男「ん?なんかあるのか?」
母「いえ、男ってその…ロリコン?って言うのじゃないよね?」
男「んな!」
母「しーっ!声が大きい!!」
男「…あのなあ、確かに幼女はかわいいけどさ、俺は普通におっぱいがある女の子のほうが好きなの!」
母「それならいいのよ、あははは…」
男「まったく…それより幼女、ラリルレロが言えないだろ?ちょっと気になるんだけど…」
母「ああ、それはきっと小舌帯が短いんだと思うわ」
男「なにそれ?」
母「男もそうだったんだけど、舌の裏の襞が短くて、小学校の時に歯医者さんで切ってもらったのよ」
母「男もそれまでは言葉をちゃんと発音できなかったでしょ?」
男「そうだったかな?忘れたよ」
母「そうだったのよ。だから幼女ちゃんも、もうちょっと大きくなったら歯医者さんで見てもらおうかなって思ってるの」
男「ま、そういうことなら気にしない事にするよ。話はそれだけ?」
母「うん、じゃ、おやすみ、男」
男「ああ、おやすみ」
~週末の夜・家~
ガチャ
父「たっだいまー!」
母「おかえりなさーい♪」
父「ただいま、母さん」チュッ
母「もう、子供たちが見てるでしょ!」ペチン
父「あた!男もただいま!」
男「あ、おかえり。今度はどれぐらい居られる?」
父「1週間後にまたあっちに行く。で?うちの娘はいずこに?」キョロキョロ
幼女 コソコソ
父「おー!そこにいたか!!」ダッ
幼女「ひっ!」ビクッ
男「親父!ストーップ!!」ガシッ
父「…娘に挨拶したいだけなのに、何で邪魔する?」
男 チョイチョイ
父「ん?」
男『幼女、大人が嫌いなんだ。いきなり近づいたりしたら嫌われるぞ?』
父「そうなのか?」
男「そう。だからもっと慣れてからにして欲しいんだけど?」
父「うぅー、そういうことなら仕方が無い、今は引き下がろう。その分母さんを抱っこするか!」
母「やだもう!お父さんたら♪」ペシッ
~夕食中~
幼女 ジー
父「んー!久しぶりの母さんのご飯!!最高!!!」
母「うふふふ。お父さんったら子供みたいだわ」
父「母さん、御代わり!」
母「はいはい。ふふっ」
幼女 ジー
クイクイ
男「ん?なんだ?」
幼女「あぇ…」
男「ん?親父か?いつもあんな感じだぞ?」
幼女「…へんなの」
男「はは、その変なのが幼女のお父さんなんだぞ?」
幼女「…そっか。じゃあへんじゃない」
男「まあ、変でもいいんじゃないか?俺はあの親父結構好きだよ?」
父「うまうま♪」
幼女「…やっぱぃへん…」
・
・
・
父「ごちそうさまー!」
男「あ、親父、先に風呂に入るか?」
父「ん?ちょっと一息ついてからにするわ」
男「じゃあ、幼女先に入れてもいいか?幼女、俺たちより早く寝るからさ」
父「ああ、いいよ」
母「じゃあ幼女ちゃん、今日はお母さんと男、どっちと入る?」
父「あ、いいなぁ、二人とも。って言うか、俺も一緒じゃダメ?水鉄砲もつけるからさ…」
男「さあ?どうする、幼女?」
幼女 ジー
幼女「……おとこといっしょなぁ…いい」
父「ありがとー!幼女ちゃん!!」
男「ストーップ!」ガシッ
幼女 コソコソ
男「まったく…じゃあトイレ行ってくるわ」
父「あ、俺も」
~風呂~
ワシワシ
男「おっし、じゃ、頭流すぞー」
幼女「ん」
ザッパァァン
幼女「ん!」
男「よし、風呂の中に入っといで」
幼女「え~?」
父「あー、お父さんと一緒じゃ嫌?」
男「しょうがないな。親父、俺と幼女が入るから」
父「ちぇーっ」
パシャン チャプン
男「…幼女、これ使って」
幼女「…みずてっぽう?」
男「俺はこっちでやるから」ニヤッ
幼女「?」
男「それ!」ピュー!
父「うわっ!」
男「それっそりゃっ!幼女もやって!」
幼女「う、うん」ぴゅろろろ…
父「くっ!連合を組むとは卑怯な!シャワーで反撃だ!!」しゃあああ
幼女・男「「わっ!」」
男「つめてー!」
父「わははは!みたか!シャワーの威力!!」
幼女「つめたーい!きゃははは!!」
男(!?幼女が笑った!?)
幼女「えいっ!えーいっ!きゃはははは!」ぴゅるるる
父「なんのぉ!そりゃ!とりゃあ!!わはははは!!」しゃあああ
ガチャ
母「なんの騒…きゃあ!」
幼女「きゃはははは!ごめんなさぁい!!」
母「幼女ちゃん!?」
父「母さんも早く!こっちが劣勢なんだ!!」
母「は、はい!…………母、いきまーす!!」バッシャーン!
男「くっ!洗面器とは卑怯な!!幼女、集中攻撃だ!親父を狙え!!」ピュー
幼女「きゃははは!はいっ!!」ぴゅるるる
父「なんの!広域攻撃!!わはははは」しゃわわー
幼女「きゃははは!きゃはははは!!」
・
・
・
男「幼女、すぐに寝たよ」
母「ご苦労様」
男「…よかったな」
母「そうだね、幼女ちゃんが大声で笑ったの、初めてだもんね」
父「そうなのか?」
男「ああ、俺たちがどんなにがんばっても、こんなこと無かったのにな」
母「そうそう」
父「あー、それじゃあダメだろうな」
母・男「「え?」」
父「俺は何も特別なことはしてないぞ?」
男「そういえば…」
父「俺はただ、何も考えずに幼女ちゃんと一緒に思いっきり本気で遊んだだけだ」
父「あの子、普段から大人の顔色伺ってるだろ。だから大人の浅はかな考えなんて見抜くと思うぞ?」
母「あー、そっか。あたし、あの子の目線に立たなきゃって思ってるくせに、出来てなかったわ」
男「俺も幼女のためにって言いながら、自分の考えを押し付けてたのかも…」
父「…まあ、そうだろうな。俺だっていろいろ考えたんだぞ?」
母「いろいろ?」
父「最初は少しずつ間合いを詰めながら、幼女ちゃんに少しずつ意識させるようにするにはどうしたらいいか?とかさ」
男「あ…」
~~~~~~~~
男『…見たい?』
幼女 コクッ
男『じゃあ隣に座りなよ』
~~~~~~~~
男「おれ、最初に幼女に会った時にそれやってたわ」
母「それで最初から男に懐いてたのね…」
父「で、近づいてきたらちゃんと向き合って、相手のペースに合わせて自分も一緒に楽しむつもりで遊ぼうとか」
男「それで親父は風呂であんなにはしゃいでたのか…」
父「まあ、そういうこった。幼女ちゃんは今まで大人の都合で振り回されてきたんだし、大人に不信感を持ってるみたいだろ?信用を得るためには少しずつ、焦らずに接していかないとな」
母・男「「肝に銘じます」」
男「でもまあ、今日ので大分打ち解けたんじゃないか?」
父「いや、明日になるとまた少し距離をおくんじゃないか?」
母「そういうものなの?」
父「ああ、3歩進んで2歩下がる、ぐらいで考えてた方がいいだろうな」
~幼女の夢~
~~~~~~~~~
幼女父『今日は何でも食べたい物食べていいぞ!』
幼女『ほんと?』
幼女父『ああ、ホントだ。何が食べたい?』
幼女『えっとね、えっとね…はんばーぐ!』
幼女父『よしよし…』
おとーさん…
曾爺『…お前は誰だ?』
幼女『あの…えっと…こ、こぇ!』
曾爺『手紙?』カサカサ
曾爺『…おまえ、誰と一緒に来た?』
幼女『おとーさん』
曾爺『どこにいる?』
幼女『おともだちのいえにいくって、あっちにいっちゃった』
曾爺『急いで追いかけろ!そして父親を見つけたら二度とここにくるな!!』
幼女『ひっ!』トテテテテ…
おじーちゃん…
曾婆『幼女ちゃん。これで遊んでみる?』
幼女『…なにこぇ』
曾婆『お手玉って言うんだよ。こっちはお爺さんが作った竹トンボ』
幼女『?』マジマジ
曾婆『これはこうやって遊ぶんだよ。ひーとめ、ふーため…』
おばーちゃん…
男『…』
ピコピコピコ
…あれ、なんだぉ?
男 チラッ
あ、みつかった!
男『…見たい?』
うん!みたい!!…けど…
男『じゃあ隣に座りなよ』
…やなこと、しない?
男『見たくないんならいいんだよ?慣れたら貸してあげようかと思ったんだけどな~』
え?かしてくれぅの?ほんと?
男『しょうがないなぁ~、仕舞っちゃおかな~』
いや!みたい!!かしてほしい!!
男『よしよし、いい子だ♪』ナデナデ
あ、あたま!…なでてぅの?
男『あっ、頭撫でるのはダメ?』
…なでぅの…こそばい…
男『?…よくわかんないけど、まずはお手本ね』
うん、はやくみせて!
おとこ…
~~~~~~~~~
幼女「んー……おとこぉ?」ボー…
男「zzz…」
ギュー…
幼女(あったかい…)
幼女「…おとこぉ…」
男「…」
幼女「…スー…スー…」
男「…まったく…かわいいやつめ」
~朝~
ガチャッ
幼女「…」トテトテ
父「お、幼女ちゃん、おはよう♪」
幼女「…あ、おはよーございます」
母「あ、おはよう♪ご飯食べる?」
幼女「…うん」
母「じゃあ、準備するから、男起こしてきて」
幼女「はーい」
~男の部屋~
幼女「おとこー、あさだよー。おきてー」ユサユサ
男「んー…zzz…」ゴロン
幼女「おとこー、おとこ…?」
フッジサーン
幼女(なにこぇ?)チョン
男「ん?…zzz…」ピクッ
幼女(うごいた!なででみよう…)
ナデナデ…
男「ん、ふふーん…zzz…」ピクピク
幼女「あはは♪おもしぉーい♪」ナデナデ
ジワァ…
幼女(あ、あれ?さきっぽがぬぇてきた…おもぁし?)
幼女「おとこー!たいへんだよー!!」ユサユサ
幼女「おきてー!おもぁしちゃうよー!!」ユサユサ
男「ん?んー…zzz…」
幼女「もう!」ダーイブ!グキッ!
男「はうあ!」ガバッ!
男(お、折れた!今絶対折れた!!)
幼女「おとこー、おきた?といぇいかなきゃ、おもぁししちゃうよ?」
男「うぅ…お漏らし?」
幼女「うん、ここ」
男「…」
男「あ、いやこれはお漏らしなんかじゃなくてね所謂そのガマンじrゲフンゲフンいやまあ男の子なら一度は通る道で」
幼女「…おとこのいってぅこと、むずかしい…はやくといぇにいって?」
男「は、はい。いってきます…」
~朝食中~
男(…まだちょっと痛い…)モゾモゾ
父「ん?男、どうした?」
幼女「まだいたい?」
男(そうやって心配そうに下から見上げられると…かわいいから許しちゃう!)
男「はは、大丈夫だって」
母「どうしたの?」
幼女「あのね、おとこ、おきなかったかぁ、とびのったの。そしたぁ、おっきーとこがぐきってなったの」
母・父「「…」」
母「…で、でも、起きなかった男が悪いんだし?」
父「…そ、そうだな、あははは」
男(うぅ…もうちょっと労わってくれよ)
幼女「?」
父「それより!今日はお出かけするぞ!!」
幼女「おでかけ?」
母「そう。幼女ちゃん、水族館って知ってる?」
幼女「すいぞっかん?」
男「いーっぱいお魚がいるんだぞー!」
幼女「おさかな…」
父「それにアシカやペンギンもな!」
幼女「ぺんぎんさん?」
母「そうよ。行きたい?」
幼女「でも…」
男「俺、イルカ見たいな~」
幼女「いるかさん!」キラキラ
男「な、幼女、行こうよ!」
幼女「…おとこといるか、みぅ!」
父「よーし、じゃあ行くぞー!」
男「おー!」
幼女「…おー!」ニパッ
~水族館~
幼女「ひと、いっぱいいぅね」
男「そうだな。幼女、手、繋いで」
幼女「うん」キュッ
父「入場券買ってきたぞー」
母「じゃあ、行きましょうか♪」
幼女「うん!」
・
・
・
幼女「うわあ、きぇいなおさかな!」
男「はは、ほんとだな」
幼女「いっぱいいぅね!」
母「いろんな色の魚がいるね」
幼女「うん!」
父「あっちに大きい魚がいるぞ」
幼女「おとこ、いこ!」トテトテトテ
男「あ、おい、引っ張るなって」
母「慌てなくてもお魚さんは逃げないわよ」
幼女「おとこー、はやくー!」
・
・
・
幼女「…」ギュッ
男「ん?どうした?」
幼女「こわい…」
男「あー、確かにこのカニ、でかくて不気味だもんな」
幼女「…つぎ、いく」
男「はいはい」
・
・
・
幼女「…うわあ」キラキラ
男「水中トンネルか。すごいな」
幼女「おさかな、とんでぅ…」
男「そうだな…」
父「この先に休憩できるとこがあるらしいぞ」
母「じゃあ、お弁当にしましょうか」
幼女「うん!」
~休憩所~
パカッ
幼女「あー、たこさん!」
母「うさリンゴもあるわよ♪」
父「うまそうだな」
男「幼女、ほら、お手拭き」
幼女「はーい」フキフキ
男「それじゃ」
一同「「「「いただきまーす」」」」
・
・
・
幼女「ごちそーさま。おなかいっぱーい」
母「ふふふ。よかったわ」
父「さて、次は…」
ピンポンパンポーン
『間もなくイルカショーが始まります。ご観覧の方は…』
男「イルカショーだって」
幼女「いくー!」
父「じゃあ、みんなで行くか」
幼女「やった!」
・
・
・
幼女「いぅかさん、すごかったー!」
男「ははは、ハイテンションだな」
幼女「いぅかさん、すごいね!とんでたね!!」
男「そうだな。すっげー高いとこまで飛んでたな」
幼女「すごいなぁ」キラキラ
男「落ちたときの水しぶきで濡れちまったけどな」
幼女「あはは、いーの!」
父「じゃあ、そろそろお土産買って帰ろうか?」
幼女「え~?」
母「だってもうすぐ閉館時間だから、早くしないとお土産買えなくなっちゃうわよ?」
幼女「は~い」
・
・
・
幼女「おみやげ、なにかうの?」
男「ん、男友と友カノにシャチのクッキーでも買って帰るかな?」
幼女「ようじょは…」
男「幼女は幼友ちゃんに買ってあげるんだろ?」
幼女「おかね…ないかぁ…」
母「あら、忘れてたわ。はいこれ、幼女ちゃんのお小遣い♪」
幼女「…え?」
母「まだちょっと早いかもしれないけど、幼女ちゃん、おうちのお手伝いしてくれてるし、少ないけど…ね」
幼女「…あぃがとー!」
・
・
・
0
男「幼女、決まったか?」
幼女「えっと…えっと…おとこ、こぇ、かえぅ?」
男「あー、買えるよ。それにする?」
父「慌てなくていいからね、ゆっくり選んでいいよ」
男「ってか親父、その巨大なイルカのぬいぐるみ、どうすんだよ!?車にのらねーぞ?」
幼女「うわあ…すごい…」
父「ん?これか?抱き枕の代わりにしようと思ってな、宅急便で赴任先に送ってもらうんだ♪」
母「お父さんったら子供みたい。ふふっ」
男「…まあいいけど。幼女、もう決まったか?他の店もあるぞ?」
幼女「じゃあ、あっちのおみせもみぅ!」
男「はいはい」
・
・
・
男(幼女は小さいイルカのマスコットをお土産に買ったか…じゃあ)
男「幼女、一緒にこれ着けようぜ。今日の記念にさ」
幼女「え?」
男「ほら、イルカのぬいぐるみストラップ。幼女の幼稚園バッグにつけてさ」
幼女「えっ…でも…」
男「お金なら大丈夫。俺も鞄につけるからさ」
父「あ、俺も俺も」
母「お母さんも混ぜてよ」
男「じゃあさ、みんなでおんなじヤツつけね?親父の奢りで」
父「なぬ!?…あ、1個300円ほど?じゃあいいぞ」
男「値段見て態度変えんなよ、親父。セコイぞ」
父「まあまあ♪」
~帰りの車の中~
男「zzz…」
幼女 ジー
父「幼女ちゃん、何かあったらすぐに言うんだぞ?」
幼女「うん」
母(幼女ちゃん、車に乗ると、ずっと外を見てるのね)クスッ
幼女(きょう、たのしかったなあ)
幼女(すいぞっかん、またいきたいなあ)
幼女(おとこと、おとこのおかーさんおとーさんと、おべんとさんも)
幼女(みんなといっしょ…いっしょがたのしい)
幼女(いっしょがたのしいのは…はじめて)
幼女(だいじょーぶ…だよね?うそ、つかないよね?)チラッ
男「zzz…」
幼女(おとこがいぅかぁ、だいじょーぶ)ギュッ
~男の学校・昼休み~
男「ホレ、土産」
友カノ「ありがとー♪」
男友「お、サンキュー。で、幼女ちゃんの様子はどうよ?」
男「ああ、大分打解けたみたいだな」
友カノ「じゃあさ、頭撫でられるのは?」
男「うちの家族ならもう平気みたいだぞ?昨日の夜は親父や母さんも撫でてたし」
友カノ「あ、いいなぁ…」
男「なんでそこにこだわる?」
友カノ「だってさ、あたしは結構子供に人気があるって自負してたんだよ?それがさぁ…」
男友「こいつ、ちょっと自信なくしてんだ」
男「あー…そりゃご愁傷様」
友カノ「うぅ…男が冷たい…」シクシク
男友「よしよし」ナデナデ
男「…勝手にやってろ」
~放課後・幼稚園~
男(あれ?いつもは保母さんが園庭で待ってくれてるんだけどな?)
男「こんにちはー!誰かいませんかー?」
若保母「あ!すみません、こちらに来てください!!」
男(なんだ?幼女の教室か?)
ガラッ
男子「うゎぁああああん!えっえっえぐっ」
男(なんだ?この状況は?…っと、幼女は?)
幼女 ギュッ
幼友「ようじょちゃん、だいじょーぶ?」サスサス
男(おでこにガーゼ?怪我したのか?それに床にへたり込んで俯いたまま…何か握ってるし…)
若保母「幼女ちゃん、男子君と諍いがあって、押し倒して泣かせちゃったんです」
幼友「さきにしてきたのはだんしくんのほうだよ!ようじょちゃん、わるくないよ!!」
保母「静かにしなさい!」
男『あー、あの人が責任者ですか?』コソコソ
若保母『はい、男子君は保母さんのお気に入りでもあります』コソコソ
男(うーん、ちょっと厄介かもな…)
保母「あ、お母様には連絡を取らしていただきました。すぐに来るらしいです」
男「幼女、大丈夫か?」
幼女「…」
男「…何を握ってるんだ?」
幼女「…こぇ…」
男(水族館で買ったぬいぐるみのアクセサリー?紐が切れてるけど…)
幼女「…ようじょの…たかぁもの…」
男「…鞄につけてたやつだな。なんで持ってるんだ?」
幼友「あのね、だんしくんがひっぱってとったの!」
男「なんだ?それで幼女が怒ったのか?」
幼友「ようじょちゃん、おこらなかったよ!だんしくんがそれ、ふんだから、どかそうとしておしたんだよ!」
男「じゃあ幼女は悪くないじゃん!保母さん、さっきの話じゃ」
保母「余計なこと言わないの!」ジロッ
幼女・幼友「「ひっ!」」
男「何が余計なことなんですか!さっきのあなたの言い様じゃ、幼女が一方的に男子君を突き飛ばしたみたいだったじゃないですか!!」
保母「そんなこと、一言も言ってませんが?」フンッ
保母「それに、子供なんて自分の都合のいいように話をしますからねぇ」
男「…なんでこんなのが保母やってんだよ…」
幼女「…」
男「幼女、大丈夫だ。俺は信じてるから。な?」ナデナデ
幼女(おとこ…)
保母「…ふん」
母(…これ使ったほうがいいみたいね)カチッ
ガラッ
母「遅くなりました」ペコッ
保母「お母さん、早速ですが簡単に状況を説明しますと、男子君が幼女ちゃんに突き飛ばされて泣かされました」
若保母「簡単すぎます!」
保母「うるさいですよ?今は幼女ちゃんのお母さんと話してるんです。静かにしてください」
母「…うちの子、額にガーゼが貼ってありますが、あれは?」
若保母「あれh
保母「今回のこととは関係ありません!」
幼友「うそだー!だんしくんがようじょちゃんをつきとばして、けがさせt」
保母「静かに!!!」
母「保母さん、貴女こそ静かにしててくれませんか?情報が錯綜しますから」
保母「何をおっしゃっているのか、さっぱり意味が分かりませんが?」
母「私は今来たところなので、何があったのか分かっていません。だからそれを知りたいのです。貴女は今回のことが起こったとき、どこにいましたか?」
保母「私は…園庭に居ました」
若保母「私は子供達と一緒にこの部屋に居ました」
母「では若保母さん、何があったか教えてくれませんか?」
保母「その必要はありm」
母「静かにしてください」ジロッ
若保母「…始めのほうはよく分からないのですが…」
幼友「ようじょちゃんがあたしにおみやげくれたの!そしたらだんしくんが、おれにもくれってきたの!!」
保母「…子供の言うことなんて信じられないわぁ」フンッ
男(なんだこのクソババア!いい加減にしろよ!!)
母「…それで?」
幼友「ようじょちゃんがもうないっていったら、だんしくんがようじょちゃんをつきとばして、ようじょちゃんがけがをしたの!」
保母「男子君がそんなことするわけ無いでしょ?うそをつくのは悪い子よ?」ジロッ
母「…幼友ちゃん、続けて」ニッコリ
幼友「…それでだんしくんが、ようじょちゃんのばっぐのぬいぐるみをちぎったの!」
若保母「そこからは私も見てました。私が幼女ちゃんの血を拭くためにハンカチを出そうと目を離した隙に、幼女ちゃんが男子君を押し倒したんです」
母「幼女ちゃん、なんでかな?」
幼友「だんしくんがそれふんでたから、ようじょちゃんがだんしくんをどかそうとしたの!」
幼女「…こぇは…たかぁものなの…みんなと…いっしょなの…だかぁ…だれにも…あげないの!」ポロッ
母・男「「!」」
保母「ふん、みんなでよってたかって男子君を悪者にしたいのね!?いいわよ?PTA総会や教育委員会にこんな自分勝手なことを言う親が居ますって報告してやるから!」
母「…それは脅しと取りますよ?」
保母「あら?私がいつ脅しました?事実を言っただけですけど?」フフン
母「…弁護士に相談します」
保母「証拠も無しで、弁護士が取り合ってくれるかしらねぇ?」
母「…あら?ポケットの中にマイクロカセットレコーダが?あら?録音ボタンが押されてるわ(棒)」
保母「!」
母「会議の記録が消えちゃったかも~。どうしましょう?(棒)」
男「とりあえず、ちょっと巻き戻して確認してみれば?」
母「そうね」
カチャ キュルキュル カチャ
保母『あら?私がいつ脅しました?事実を言っただけですけど?』
保母「…」
母「さっきの会話で上書きされちゃってるわ。どうしよう?(棒)」
男「ま、やっちまったもんはしょうがねーじゃん?最初から聞きなおしてみたら?無事なトコもあるかもしれないし」
母「それは後でするとして…保母さん?」
保母「…」ギリッ
母「…他のみんなも聞いてね。幼女ちゃんのぬいぐるみを取ろうとした男子君が幼女ちゃんを突き飛ばして怪我をさせた。ここまではいい?」
幼友・若保母・モブ園児「「「はーい!」」」
母「それで、ぬいぐるみを取った男子君を幼女ちゃんが押し倒して泣かした。これでいい?」
幼友・若保母・モブ園児「「「はーい!」」」
母「で、保母さん、どうされます?」
保母「…くっ!」
ガタン
若保母「もういいじゃありませんか」
男「…若保母さん?」
若保母「いつもは厳しいけど公平な保母さんが、こんなことで評判を落とすなんてもったいないですよ?」
若保母「幼女ちゃんのお母さんがさっきのテープを持って弁護士さんに相談に行ったら、只ではすまないことはあなたもわかってるはずです」
若保母「…それに、男子君のためにもなりませんよ?」
保母「…わかったわよ。ごめんね、幼女ちゃん。ほら!あんたも謝るの!!」グイッ
男子「うぇえええ、ごべんなざいぃぃ」
幼女 コクリ
母「…幼女ちゃんはうちの大切な娘です。これからもよろしくお願いしますね」ペコッ
若保母「はい、責任を持ってお預かりします」ペコッ
幼女「…ようじょ、よーちえんにきていいの?」
男「当たり前だろ?」ニコッ
母「…幼女ちゃん」スッ
幼女 ビクッ
母「よくガマンしたわね、幼女ちゃん」ナデナデ
幼女「…え?」
男「偉かったな」
幼女「…おこぁないの?」
男「あー、うん。男子君を押し倒したのはよくないことだぞ?男子君は先に謝ってるし、幼女もそれは謝らないとな」
幼女「…だんしくん、ごめんなさい」ペコッ
男「よし!いい子だ」ナデナデ
幼女「…えへへ」
母「じゃあ、帰ろっか」
幼女「…ようじょも…いっしょ?」
母「もちろんよ!当たり前じゃない!!」ニコッ
幼女「うぅ…うえぇぇ…」
男「泣かなくてもいいんだって」ナデナデ
幼女「うえぇぇ…うぇ…えぇぇん…」
男「…そういえば母さん、仕事は?」
母「ああ、もうやる気ナッシングよ。その代わり、晩御飯は気合入れるわよ♪」
男「お、いいねぇ。んじゃ幼女、何か食べたいもの、あるか?」
幼女「えぐっ…はんばーぐ…」
母「よーし!お母さん、腕によりをかけて作っちゃうわよ!期待してなさい!!」
男「じゃあ、俺たちはポテサラでも作ろうか?」
幼女「…うん!」
幼女(…みんな、だいすき!)
~晩御飯の準備中~
母「で、ジャガイモに火が通ったらいったんお湯を捨てて、空煎りして水分を飛ばすの。男、お願い」
男「ほいっと」ザー
幼女「おいしそー」
母「ちょっと待ってね。水分を飛ばして…男、小皿だして」
男「ほい。ちょっと塩をかけて…ふーっ、ふーっ…はい」
幼女「あちっはふっほっ…おいひー!」
男「はは。残りはボールに入れて荒熱を取って…と」
幼女 ジー
男「…もう一個だけだぞ?」
幼女「やたっ!」
父「ただいまー」
幼女・男・母「「「おかえりなさーい」」」
父「お、今日は幼女ちゃんも手伝ってるのか」
幼女「うん!ぽてとさぁだだよ!!」
父「ははは、そうかそうか。こりゃ楽しみだ♪」
幼女「えへへ」
父「ジャガイモいただき♪」ヒョイ
幼女「あー!だめだよ!!」
父「ごめんごめん」
男「親父のポテサラ、ちょっと減らすぞ」
父「え~!」
幼女「あははは。ようじょの、ちょっとあげぅからだいじょうぶ!」
父「ありがとー!幼女ちゃん!!」
~晩御飯中~
父「んー!このポテサラ、実にうまい!!」
幼女「はんばーぐ、おいしーよ!」
母「…幼女ちゃんだけよ、褒めてくれるのは」ホロリ
父「い、いや!幼女ちゃんが作ったポテサラが思いのほか美味くって…母さんの料理が美味いのは知ってるから!!」
母「いいのよ、そんな取ってつけたような言い訳なんて…」
男「あーあ、母さん拗ねちゃった」
父「で、でもな!ホントに美味いんだって、このポテサラ!!」
母「そんなこと、つまみ食いしたから知ってるわよ…」イジイジ
幼女「…どうしたの?」
男「母さんが甘えてるだけだから気にしなくていいぞ」
幼女「ふーん、なかよしなの?」
男「そ、仲良しなの」
父「そ、それより!今日は幼稚園で一悶着あったんだって?」
男「あ、でも幼女は何も悪くないぞ?むしろ被害者でさ」
母「でも、幼稚園から電話があったときは正直肝を冷やしたわよ。男のときはしょっちゅう問題起こしてたからね」
男「俺を引き合いに出さなくてもいいじゃんよ…」
母「でもね、今日のは幼女ちゃん、悪くないわよ?むしろよく我慢したわ」
父「そうなのか?最初に聞いたときはびっくりしたけど、何事もなくてよかったよ」
男「そうだな。俺だったらキレて暴れてさ、母さんが頭下げに来てたんじゃないか?」
父「そうだろうな。あはははは」
幼女「…きょうはごめんなさい…おかーさん、おとーさん」
母・父・男「「「!?」」」
母「幼女ちゃん!今お母さんって!!」
父「ああ!お父さんって言ったぞ!!」
母「…ありがとう」ホロリ
父「もう一回!もう一回呼んで!」
幼女「…おかーさん、おとーさん」テレッ
父「…幼女ちゃん、ありがとう!」ナデナデ
幼女「えへへ。…そぇからね」
トテトテトテ
幼女「ほっぺ」
男「…へ?」
幼女「だかぁね」
チュッ
幼女「おにーちゃん、だーいすき♪」
END
