40も半ばとなり、若いころに比べると記憶力もはるかに落ちてしまっている私がどうやって宅建試験でボーダーライン(33~34 各予備校予想)を超える点数(38点 自己採点)を取れたのか。
私と同じように40を超えてゼロから宅建士の資格を目指す人たちに少しでも参考になればとの思いから私なりの勉強方法を振りかえりたいと思います。
ちなみに勉強時間は平均すると1日2~3時間ぐらいだったと思います。
当然、仕事で疲弊して勉強できない日もあれば、休日は6時間ぐらい勉強する時もありました。
ただ、ルーティーンでは朝1時間、通勤時間を利用して30分~1時間、帰宅後1時間。といった感じでしょうか。
あとは仕事中もこっそりスマホで問題集を解いていた時もありました。
最後の1か月はもう1日の勉強時間を計算することも辞めました。
時間に意味はなくなり、どれだけ自分が納得できるだけの勉強をしたか、ということに重きを置くようになりました。
1月下旬 通信講座スタート
利用した通信講座はフォーサイト
理由は高くもなく安くもなく、リーズナブルな価格の上、口コミが良かったから。
以下、良かった点、悪かった点を書きます。
〇良かった点
・テキストがフルカラー、イラスト入りで見やすく、ストレスにならない。
・講義動画が10分単位でまとまっているため通勤中でも気軽に見られる。
・毎週月曜日に振り返りの一問一答や、単元ごとによりコンパクトに要点をまとめた動画が配信され、復習にちょうどよい。
・毎月1~2回、「ライブスタディ」なる受講者限定のオンライン講義が行われる。
・過去問10年分の解説が詳しい。
●悪かった点
・講義がほぼテキストの読み上げに終始していて、「理解」や「効果的な暗記」といった点はあまり考慮されていない。
・権利関係では講義動画が無い単元もある。
といったところでしょうか。
良い点に比べて悪い点が少ないですが、試験勉強は「理解」が「暗記」を助け、その逆も
また然りだと思います。
法令上の制限などは特に暗記が重要になります。
例えば地区計画はなぜ市街化調整区域でもOKなのかとか、準都市計画区域ではなぜ用途地域や高度地区が設定できるのか。
などはやはりその特徴を理解した上で暗記をしないとなかなか頭の中がまとまりません。
また、権利関係は法令上の制限とは逆に「暗記」よりも「理解」が重要です。
膨大な範囲から出題されますので、「リーガルマインド」が養われていかないと暗記だけでは太刀打ちできません。
ですからしっかり権利関係も「理解」に重点を置いた講義が必要なのですが、フォーサイトでは権利関係のテキストの一部については講義動画がありませんでした。
ゆえに私は後々まで講義動画がない単元についてはずいぶん苦しみました。
そういう意味では上記の●悪かった点 は大きなマイナス点だと思います。
フォーサイトは「合格点主義」を掲げているとおり、よく言えば効率的な学習量、悪く言えばちょっと覚束ない学習量、と言えるかもしれません。
はっきり言うと「テキスト一流、講師二流」だと思います。
私がフォーサイトだけで合格できたかというと、ちょっと危なかったかもしれません。
夏ごろになるとテキストや問題集も何周も回して中だるみしてきたので、過去問を購入しました。
フォーサイトの過去問は分野別になっているのですが購入したのは過去の試験問題集12年分。
これで何となく腕試しをしていました。
ただ、分野別の過去問に掲載されている問題ばかりなので、何となく答えを覚えてしまっていることもあり、予想問題集も購入しました。
これ、結構早いうち(7月ぐらいに発売されるのですぐ買った)に取り組んでおいてよかったです。
過去問だけだと上記のとおり、分野別過去問題集で解いている問題ばかりなので、何となく合格点ラインに届いてしまうのです。
でも予想問題集は当然予備校が独自で考案したものなので、本当の実力が問われます。
私はズタボロでした・・・。
しかしこれが中弛みがちだった時期に良い刺激となってネジを巻きなおすことができました。
そして本試験まで一か月余りとなった9月中旬、LECの模擬試験を受けました。
是非、模擬試験は会場で受験してみることをお勧めします。
本番に近い環境で2時間みっちり試験問題と向き合うのは本番慣れするのにもってこいです。
しかし、結果は合格ラインに届かず・・・。
焦った私はLECの直前講義
と「こざりえ先生」の直前講座に申し込みました。
(こざりえ先生の直前講義資料)
結果としてこれが大正解でした!
上記のとおり、フォーサイトでは「理解」や「効率的な暗記」については言及がない講義でしたので、2つの直前講座でその辺りの補強ができたと思います。
おそらく、それまでの勉強で頭の中に知識は蓄えられていたのですが、その引き出しをうまく整理できていなかったんだと思います。
それがこの直前講座でうまく頭の整理整頓ができたんだと思います。
特に「こざりえ先生」はYOUTUBEで動画をアップしていますが、いずれも一見の価値ありです。まさに有料級のノウハウを無料で提供してくれています。
詳細はご覧いただきたいですが、かなり強力な「武器」を与えてくれます。
でも、当然そのためには前提となる知識が必要になりますので、私は直前期に出会えて本当に良かったです。
おススメします!!
以上が私が宅建試験で利用したテキスト、講義です。
長くなったのでまとめますと、
テキスト、講義類
〇フォーサイト → 基礎力はつくが、これだけで合格ラインを越えられるかというと怪しい。
〇LEC直前講座 → 大手予備校講師だけあって「なぜ?」を突き詰め理解を深めてくれる。理解が暗記に欠かせないので余裕があれば受講を勧める。
〇こざりえ先生 → 超おすすめ!私は直前講座だけでしたが、通年のカリキュラムもあるようですので、多少高くても確実に合格したい人は是非検討することをお勧めします。
〇過去問 → なんとなく実力がついたかな、というように感じられたら購入して解き始めると良いです。自分の弱点がわかりますし、2時間の感覚、時間配分、集中力が途切れないかどうか、など本番に向けたシミュレーションにもなります。
〇予想問題集 → 発売されたら購入して是非やってください。たぶん過去問で合格ラインに届いていてもうちのめされます・・・。でもそこからが重要ですから!
〇直前模擬試験 → 絶対受験してください!!多分ボーダーラインにのるかどうかだと思います。そしてここからがラストスパートです!!
以上、長文になりましたがこれから独学で宅建試験を受けようとする人に少しでもご参考になれば。
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