みなさん、ゴールデンですか?
僕は、大型連休です。嘘です。

皆さんも新年度が始まり、早速辛い現実を味わっていることだと思います。5月が待ち遠しいですね。
僕は部活で、狭い世界での充実感を味わう事になると思いますが、多くの方々は学校や職場から一時的に解放され、7日のうち、せいぜい3日くらいは辛い現実から目を背けられる事に心を躍らせていることでしょう。

世間ではGWなどと略され、本格的にゴールデンな感じ(どんな感じ?)を醸し出しているこの1週間ですが、この用語、テレビではあまり聞かれません。なぜでしょう。

その答えはNHK放送文化研究所のHPに記してあります。「ゴールデンウィークは、連休で観客の入りがよかったため、この期間中に大作をぶつけるようになった映画界が、宣伝も兼ねて作り出したことば」とあります(同HPより引用)。元々は映画界での用語だったのですね。

さらに、そのページの下の方には「"のんきに何日も休んではいられないのに、なにがゴールデンウイークだ"といった電話が放送局に何本も」と苛立ちを隠せないストレスにまみれた方々の抵抗が伺えます。1970年代の話です。このような出来事を経てNHKの放送では「大型連休」と言う言葉が使われるようです。

ゴールデンウィークという単語にストレスをぶつける人がいる程、70年代の現実は辛いものだった事がよくわかりますが、現代ではどうでしょう。ストレス社会と謳われ、青年期の死因のダントツトップを自殺が走っているような現状です。もはやストレスレスな安定など縁がない社会だと言えるでしょう。
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我々が今までにないようなストレスを社会として経験しているのはおそらく戦後初でしょう。この世はまさに安定志向同士がぶつかり合う恐怖のサバイバルです。

逃げましょう。
生き延びましょう。
変えましょう。