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*テレビドラマ研究*record*

テレビドラマについて書いていきます(^ ^)

#4
「いつかの少女」


○好きなセリフ○

沙良N「彼は時々、
    今のように少し照れたような顔で微笑むのです。
    在りし日の少年のような微笑みです。

    くるくるくる。
    そんな時、私の時計も戻されてしまうのです。
    ここは閉ざされた世界だから?

    くるくるくる。
    時を遡り、遡りして、
    まるで私自身、少女だった頃まで」







蓉子「頭のいい男の人はみーんなそう。
優しくて、卑怯なの」









青年「あなたはとても美しい。
   口でどうこう言っても、
   女性としてほとんど完璧です。
   捨てたなんてとんでもない。
   嘘だ。
   ……なんて。

   気を悪くしたなら謝ります。
   ただ、あなたは殊更、
   母親というワードに
   とりつかれすぎてるんじゃないですか?
   息苦しくないですか?
   もっと……」









沙良「あなたはこう言いたいんでしょう?
   私はまだ女性だと。
   女だと。
   そして、
   無意識か意識的にかそれを利用してると。
   臼井さん、佐伯にも」

青年「服を、着てください」

沙良「だけど、
   それはやっぱり母親だからなのよ」

青年「服を着てください」

沙良「母親だからなの」

青年「沙良さん」

沙良「自分の女の部分を
   大切にすることをやめたから。
   ねぇそれって、
   捨てたことにならないのかしら?

   あなたは救世主よ」








沙良N「なぜだか、
    とても寂しかったことを覚えています。

    涙も、なぜ溢れたのかわかりませんでした。
    母親ではなく、私に残されていた、
    わずかな女の部分が
    泣いたのかもしれません。

    いつかの少女が、
    目の前の彼に
    『嫌われたくない』と」




○感想○

少年のような微笑みを見せる救世主。
彼の笑顔を見ていると、
自分まで少女のようになっていく沙良。
でもそれはただの錯覚で、
本当は根から女なのかもしれません。

女であり、少女である。


沙良には、
「0か100かのすごみがある」。
大人の女には出来ない、
説破の詰まったあの感じ。
人はどうしようもなくなったとき、
少女のようにだだをこねるのかもしれません。

0か100か。
50はないんですよね。

若い少女の作法をつかう、
その女性は、可憐で残酷。

なんだか沙良の怖さや、
美しさを感じました。
女であるってこういうことなのかもしれません。



直接面と向かってではなく、
恋人に別れを告げた沙良の夫や、
その別れを何も言わずに受け入れた恋人。
彼らは立派な大人ですね。


女子は早いうちに性的なことに意識しはじめると、
下品になると言ってましたが、
その下品さを可憐に演じ切るのが
沙良なんですかね。


少女にとって救世主はヒーローであり、
ヒーローに助けられること、
それが全て。
自分で何かをするのではなく、
してもらうこと。


「ちきしょう、あなたはなんて……」

このあとに続くセリフが気になりましたね。
軽蔑でもあり、
美しくもあったのかもしれないです。





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