流れ星[第8回]|「そうだね」は世界の外から
| 2010年10月18日 - 12月 月曜日21:00 - 21:54(54分) 制作局 フジテレビ 脚本:臼井素子、秋山竜平 脚本監修:伴一彦 音楽:井筒昭雄 企画:金井卓也 水族館協力:新江ノ島水族館 プロデュース:中野利幸 演出:宮本理江子、石井祐介、並木道子 * cast 岡田 健吾(37) - 竹野内豊 槇原 梨沙(26) - 上戸彩 神谷 凌(28) - 松田翔太 岡田 マリア(17) - 北乃きい 安田 瑞希(17) - 川口春奈 沢村 涼太(17) - 桐山照史(関西ジャニーズJr.) 川本 千鶴(32) - ちすん 中島 留美(29) - 北川弘美 柏原 裕也(27) - 中川真吾(D-BOYS) 川本 順二(42) - 杉本哲太 相澤 美奈子(37) - 板谷由夏 岡田 和子(57) - 原田美枝子 槇原 修一(35) - 稲垣吾郎 |

修一はタブロイド紙記者(上野なつひ)に移植手術の件を記事にさせようとしていた。手術は成功し、梨沙は退院し、契約だから出ていくと答える。アパート探しに付き合った健吾は、ひとりで大丈夫かと尋ねるが梨沙は気丈にふるまう。そんな折、梨沙は同じ境遇を生きてきた神谷に親近感を覚える。また美奈子から「健吾をよろしく」と言われる。健吾は自転車を買い、自転車に乗れない梨沙のために練習に付き合う。引っ越しの日、梨沙は離婚届を、健吾は成功報酬を手渡す。トラックを見送り、仕事に向かった健吾は思い直してトラックを追うが見失い、あきらめて水族館へ。そこに梨沙が座っていた。健吾は梨沙の腕を引き寄せ、梨沙を抱きしめる…。
手術が終わり、目を覚ました上戸彩の傍らに座る竹野内豊。
やっと契約完了だね、という上戸の台詞に「そうだね」と答える竹之内。
この、「そうだな」でも「ああ」でもなく、「そうだね」であるというところが、
このドラマのキモであると思われる。
これはどうも恋愛物というよりブラコンのお話で、
上戸と竹之内はキスさえしていない。
(あれ、結婚するときしたんだっけ?)
上戸彩は虐げられた妹であり、明らかにブラコンで、
竹之内に惹かれるのは、どう考えてもその一点においてである。
上戸にとって竹之内の存在はファンタジーのようなもので、実は実体がない。
その意味で、江ノ島入口のボードウォークで
自転車の練習をするふたりの映像は奇妙な感慨を呼び起こす。
病院の「そうだね」は外部から放たれた台詞であって、
たとえば、「となりのトトロ」の糸井重里の声と同質のものである。
(もっとも、おそらく来週の最終回では、
上戸と竹之内ら、兄妹としてではなく恋愛の成就という形で結ばれるのだろう。
ここでは、そういったことは、あくまでも便宜的なものと考えることにする。)
さて、このドラマが見いだした上戸彩の魅力は、
ものをおいしそうに食べる、ということであろう。
「やべー」を繰り返しながら不器用に箸を操る上戸の姿は、
家庭への飢えを表したりする以前に、
とても魅力的であった。
これはこれまでの上戸彩ドラマに欠けていたところである。
そんなささやかな戦略の積み重ねが、テレビドラマを、単なるタレントの顔見せ興行から遠ざけるのだと思う。

☆これまでの「流れ星」
第7回|盛り上がりの高さ(2010-11-29)
第6回|マリア、無神経の罪(2010-11-22)
第5回|かすかに滑稽感漂う入水シーン(2010-11-15)
第4回|無口なふたり(2010-11-8)
第3回|クリオネちゃん上戸彩(2010-11-1)
第2回|北乃きい的な空間(2010-10-25)
第1回|じつにビミョーな設定(2010-10-18)
巨人の星(再放送)[第79~80回]|オールスターのできごと&魔の鉄バット
| (再放送)2010年10月4日~ 月~金 19:00~20:00(毎回2話放送) TVK 原作 - 梶原一騎(作)、川崎のぼる(画) 脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕 作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史 美術監督 - 小山礼司(1話-57話)→影山勇(58話以降) 美術デザイン - 小山礼司(67話以降) 音楽 - 渡辺岳夫 原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他 コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他 演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔 ナレーター - 小林恭治 協力 - 東京読売巨人軍 資料提供 - 越智正典(91話) 制作 - よみうりテレビ、東京ムービー * cast 星飛雄馬 - 古谷徹 星一徹 - 加藤精三 星明子 - 白石冬美 花形満 - 井上真樹夫 |

第79回★オールスターのできごと
正面バット構え作戦で飛雄馬に敗れた花形、
オールスターに選ばれたのに表情は暗い
開幕戦は川崎球場
出られなかった飛雄馬と伴は実況中継のゲストに
風船を手に次々入場するオールスター花形は相変わらず心楽しまない
「元々派手なことが好きなこの俺だ、どれだけこのゲームを楽しめたか…
この借りはけっして返してやるぞ!」
って、そこかい!ww
みんなが夜空に風船を飛ばしたのに、紐を放しそこねてしまった花形


ガガーン
何かを確かめるように手を振り、指先を見つめる「なんだ、なんのまねだ…」と実況席の飛雄馬も訝しむ
「花形は気が狂ったのではない、何かがあったんだ──何かが、花形に!」
一方、帰宅した一徹をカメラのフラッシュが襲う
記者一同、一徹のスパルタ教育を取材しに来たのである

「お父様が***やりながらよくぞああまで息子さんをお育てになられましたこと、シビれますわ!」
「シビれる」は流行語なんだろう
一徹、虫酸が走るわと言いたげな表情になり、
「そういう父と子もあった、それだけのことです、お引き取り願いましょう」とすげない答え
「まあ、ますます男っぽい!シビれますわ~」
テレビの中では、実況席の飛雄馬が、花形が体調不良で帰ったと聞いて驚愕している
「ばかな!何かがあったんだ!」
「ふむ、大リーグボール打倒、これ以外になし!」飛雄馬もまた顔を青くして、
「花形は俺を狙っている! 間違いない、花形はあの風船で、大リーグボール打倒のヒントをつかんだ…!」
「なに、風船! なんじゃそれは!」と一徹が叫ぶ
「ああ、それはですね、…」と脇の記者の説明を聞き、
「たしかに花形はつかんだ…」と頷く
「驚きますわ、花形休場に関する親子の考え方がそっくりだなんて、シビれますわ」

「考えすぎじゃねえかなあ、花形が風船を放すのをとちったぐらいで…」
「そうとしかとれんのでしょうな、
その時々をのんべんだらりと過ごしている幸せな人たちは…」
一徹、記者たちをじろりと一瞥しながら、失礼なことを言う
そして向き直ると、気が向いたらしく、自分の教育理念を語り出す
首をひねる記者たちに、
「例をあげましょう…飛雄馬はいつ大リーグボールを発見したか?」
「知ってますわ、たしか鎌倉のお坊さんから…」
「ちがう! もっと以前に大リーグボールを見ておった、飛雄馬自身気づかぬうちに…」
台湾キャンプ、柴田への暴投事件のことを言っているのである
「あれこそ大リーグボール、 潜在意識に眠っていたその記憶が禅僧の教えで蘇ったのだ
男の一念とはこのようなもの──」
って、オイ、さっきの話とつながらないぞww
「なるほど、魔球の誕生は鎌倉にあらず、こりゃ特ダネになるぞ!」
「わしの言ったのはそのことではない!」
「ひゃあっ」
「花形においても同じこと、風船事件などという凡人にはとるに足らんことでも、
大リーグボール打倒のヒントになるのじゃ」
話が意味もなく説教臭い上に、遠回りしすぎである
「それじゃあまるで、息子さんが打たれるのが楽しみみたいじゃないですか」
「大いに結構! 人間が人間を越えるところを見るのがわしの望むところ、息子、他人を、問わん!」
一徹の言葉に一同シーンしかし一応これで一徹の教育理念は取材できたのである
「しかし恐ろしい男よ…おそらく飛雄馬終生のライバルとなるであろう、花形満!」
オールスター2日目、今日は花形も出ているが冴えない
からぶりで尻もち今日も実況席から飛雄馬、
「おかしい、いつもの花形じゃない…ほんとに、病気で休んだのか…?」
打ち気がない花形、バットを振るが外野フライに終わる
おかしい、なぜ今の球がホームランにならないのか…と考えに沈む飛雄馬
解説者としては失格である
しかし花形のバットには血が滲んでいた
それに気づいたボールボーイ
慌てて駆け寄り、「何も見なかったことにしてくれないか」しかしその駆け寄ったのを、スタンドの速水が見ていたのだった
速水、走る人の心理には敏感なのである
何かあったと悟った速水は、試合後に少年をつかまえ、
花形のバットに何があったのかを問いつめる
言えっ!しかし少年は花形に助けられ、花形はスポーツカーで去る
ハンドルを握る手に血が滲み、痛みで目がくらむその後ろを速水が乗ったタクシーが飛ばしていた「運ちゃん、逃がすんじゃないぞ!」
首都高速、深夜のカーチェイス第80回★魔の鉄バット
「もっとスピードを出せ」と万札2台の車が着いたのは「杉野自動車組立工場」
花形は組立工となにやら相談中下請けにムチャを言うオーナー坊ちゃんの図である
実は「おやめになったほうが…」と止められているのだった
花形は構わず「スイッチを入れてくれ!」
ギリギリ、と鉄球が降り…



吹っ飛ぶ花形、滲む血
塩に手を突っ込み、バケツで水をかけさせる
こんなばかな…と速水も青くなって「やつを天才だと言ったのは誰だ!」
「さあもう一度やるか!」
ロープで鉄バットをぐるぐるまきに
「捻挫して治った後の関節は逆に強くなるという!」
これでいい、これでいいんだ!
大リーグボールは1号は天才を鬼に変えたんだ!3日目のオールスター戦を訪れたミツルハナガタ2000設計者の大脇と花形父

かつての少年時代、花形のテニス野球のコーチを務めていたのが、なんとこの大脇であった


花形、川上の代打を辞退するが断りきれず、弱々しい当たり
しかもなぜかバットをもって走り、アウトになってしまう
大脇と花形父はボーイング727機上の人大脇「満君のことだ、昨日のかっこわりい出来事の裏に何か秘密があるはずだ…」
たしかに「かっこわりい」って言ったな、今www
大脇、阪神の宿泊宿を訪ねてみたが、
花形が遊び歩いているという噂を聞いて心を痛める
守衛に二千円を握らせ、杉野自動車工場の場所を聞き出す
ポケットに手を突っ込んで現れた花形、
ここで何をしていると問われて、「特注のアクセサリーを作らせてるんです」
大脇が差し出した手を無視「試合があんなざまで先生に合わせる顔がないんですよ、アッハッハッ」
「君はメッキが剥げたただの坊ちゃんだったのか!」
満君が堕落するなんてとぼとぼ帰ろうとした大脇、帰り際に鉄球特訓を見てしまう
めっきのはげたのは、私のほうだった…!オールスターもとうとう閉幕である
「花形の不振をどう思いますか」とアナウンサーに聞かれた飛雄馬、
「さぞかっこよく暴れ回ると思っていましたが…」
テレビを見ていた一徹、「かっこよくだと! ふん!」と色をなし、
「そんなところで気取っている間に自分の頭の上のハエを追わんでいいのかな!」
「お父さん、なぜそんなふうに言うの?」明子は訝しそう
「男が一念を貫くときは、なりふりかもうひまがあろうか、
かっこよさを失った花形を今までに数倍するおそるべき敵だと、飛雄馬、なぜ思わん!
あっはっは…
かっこよさなどくそくらえ!巨人の星 全11巻セット (講談社漫画文庫) ¥7,161

