2010年7 月5日 -
毎週月～金曜13:30-14:00
フジ
脚本：清水有生
演出：阿部雄一ほか

* cast
沢口遙　広瀬アリス
桜木翼　榊原徹士
野原大樹　松川尚瑠輝
水島アヤメ　外岡えりか
成田幸宏　吉武怜朗
横山沙也加　佐藤未来
斎藤孝介　高橋賢人
中園満　斎藤隆成
ポーさん　渡部雄作
小早川裕也　平野心暖
沢口祐介　川崎麻世
沢口美佐子　舟木幸
桜木綾子　岩本千春
桜木俊一　大高洋夫
新田三郎　不破万作
新田昌子　藤田弓子
北山有里　矢沢心
北山修治　渡辺いっけい

あらすじ
たんぽぽ農場は閉鎖されることになり、子供たちは別々の施設で暮らすことに。有里を悲しませないように、子供たちは無理に明るく振る舞うが、心中は仲間と離れたくない想いでいっぱいだった。遙と翼は、お互いに大切に思っていれば、きっと会える日が来ると、二人は誓いあう。有里は北山との面会で子供たちからの手紙を渡す。一方、旅立ちを翌日に控え、大樹がみんなに問いかけた。「本当にこれでいいのか？」。子供たちの闘いが始まろうとしていた…。

北山の接見禁止が解除になったので、
みんなで北山に手紙を書くことになる。

大樹：たんぽぽ農場を出て行くときはおっちゃんのトラックで駅まで送ってもらうことに決めてるんだ
アヤメ：一生ここで暮らしたいよ
孝介：畑がどうなるかが心配だよ
沙也加：がんばっておっちゃんと話ができるようになるから
満：おっちゃんがいないとたんぽぽ農場は火が消えたようだよ
裕也：早く帰って来てね

あれ？翼は書かねーのかよｗ
しかしまあ、これは意外と泣かせるものにはならず、ダレ場になってしまった。

「明日の朝ですね、ご苦労様です！」と市役所と電話で話し、
晴れ晴れとした様子の遥パパ。
前回遥に渾身の土下座を無視されたのに、
この男はどうしてこんなに晴れ晴れできるのかｗ
「さあ遥と翔を迎えに行くぞ！あの忌まわしいたんぽぽ農場さえなくなれば
家族の絆が戻るんだ」と遥ママの顔を見て、
「あとはお前次第だ」と言う。
あなたが変わらない限り、やり直すことなんてできないの、とママはうんざり顔。
「どうしてそれがわからないの？」
夫婦は冷えきっているが、翼君は農場のベランダで遥を諭す。
「家族の絆になれ、遥！」

たんぽぽ農場のウェブサイトに掲示板がｗ
あれ、ちゃんと組み込まれてるからフリーのじゃないぞ。
翼君、CGIが書けるｗｗ

ポーさんは今日もニコニコ。
このヒトは、たんぽぽ農場のヒトではないので、
今回の事件で影響を受けないのである。(と思うがよくわからない)
「私、生まれ変わったらポーさんになりたいな」と豊子。
アヤメ「無理だろお前、欲の塊みたいな女なんだから」
一同、顔を出した大根の芽を囲み、「みんなで収穫したかったね」としんみり。

「ほんとにこれでいいのかよ」と言い始めるのは大樹。
「なんも変わってねえじゃねえか。このままでいいのかよ、俺たち」
━━ということで、“戦争”が始まるわけだが、
へんしう長の世代だと、当然、「ぼくらの七日間戦争」を思い出す。
いや読んだことないんだけどね。
映画は88年、宮沢りえの初主演作だが、あまり出来はよくなかった。
85年の宗田理の原作は、誘拐事件なども絡んでいて、面白そうなのだが、
言うまでもなく、ここでの立てこもりは全共闘の追体験である。
「私たちはおっちゃんをここで持ちます！！」(持は孝介の誤字)
「無実のおっちゃんを返せ！」
という横断幕はともかくとして、
入り口にバリケード(死語だろう、これ！)を築くという発想は、
この子たちにはないだろう。
立てこもりという奇妙な行為が
(当然予期される結末を越えて)
現代を舞台に、どう展開するか、ちょっと楽しみ。
これはこのドラマの最後の賭けである。

ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)/宗田理

ぼくらの七日間戦争廉価版(期間限定) [DVD]/宮沢りえ,菊池健一郎,工藤正貴

明日の光をつかめ［第42回 火蓋］｜立てこもりという選択肢

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