巨人の星(再放送)[第141~142回]|大リーグボール二号の危機&引き裂かれた友情
(再放送)2010年10月4日~ 月~金 19:00~20:00(毎回2話放送) TVK 原作 - 梶原一騎(作)、川崎のぼる(画) 脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕 作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史 美術監督 - 小山礼司(1話-57話)→影山勇(58話以降) 美術デザイン - 小山礼司(67話以降) 音楽 - 渡辺岳夫 原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他 コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他 演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔 ナレーター - 小林恭治 協力 - 東京読売巨人軍 資料提供 - 越智正典(91話) 制作 - よみうりテレビ、東京ムービー * cast 星飛雄馬 - 古谷徹 星一徹 - 加藤精三 星明子 - 白石冬美 花形満 - 井上真樹夫 |
第141回★大リーグボール二号の危機
今日は雨だが、「あの星コーチが黙って引き下がるはずはない…」と伴に言う飛雄馬
「伴、ユニフォームに着替えろ!」←鬼
一方、中日球団事務所では、川上がトレードを了承したことを水原監督が一徹に報告
「そうでしょうな…」と一徹
「覚悟するがいい、飛雄馬! 今度こそ伴宙太はもらったぞ!」
さていよいよ座談会当日――
「牧場先生、今度描く野球マンガってどんなのですか?」
「根性と努力がテーマなんだ、作品のモデルはここにいる4人の人たちだよ」
「星さんとかはちっちゃいとき、どんな特訓をやったんですか?」
星さんとかww70年代からこういう言葉遣いがあったかwww
「親父から無理にボールを握らされて泣く泣くやった野球しか覚えていないなあ」と飛雄馬
「僕のほうからひとつ話したいことがある」花形が勝手に話し始める
「それは報われないかもしれない努力、むなしいかもしれない根性についてだ」
そして、あるピッチャーがトレードに出される親友捕手を鍛える例をあげ、
この努力、こういう美しさに僕は涙する!
とことん変な人間である、花形…
「花形、それは俺たちのことじゃあるまいな、このインチキ野郎!」と伴は憤る
ならば伴君!
「インチキかどうか試したらどうかね!」
しかし大人の飛雄馬は二人を押しとどめ、勝負はシーズン開幕後にしようと言う
見ろ、すっかり怯えてしまっている
「星君、逃げるのか、卑怯者!」花形は挑発をやめない
いきりたつ伴を「そのうちおさまるさ」と抑える飛雄馬に、
「花形満、消える魔球を打ち込む決定的な瞬間をお目にかける!」と宣言
左門も「ムフフフ…」
「開幕後に消える魔球を叩き、球団との契約ば有利にできたものの、
君の勝負魂のおかげで、この一石二鳥のアイディアも夢に終わってしまったですたい」
「ほ、星ぃ~!」あまりの悔しさに飛雄馬にすがる伴www
さらに左門、「もうひとつの本音も吐いたらどうじゃ!」と花形に言う
シーズン開幕までに大リーグボール3号を開発させる猶予を与えたい花形の本心を指摘するのである
「同情している…ふたり揃って…」
ついに我慢できなくなった飛雄馬立ち上がり、
「二人ともグラウンドへ降りろ、勝負だ!」
にやり
4人が先を争ってグラウンドへ駆け下りるこのシーンは、
「巨人の星」の中でも、すぐれて緊迫感がみなぎるシーンである
「どっちからでもいいから早くバッターボックスに入れ!」
かなり怒ってる飛雄馬
花形と左門はバット投げで順番を決め、
勝ったのは左門
「さあ星! いっちょこのデブを叩きのめしてやれ!」
自分もデブのくせに…ww
牧場君「ここは溶鉱炉だ!」
第142回★引き裂かれた友情
前回の描写ではマウンドまで駆け下りた飛雄馬だったが、
回が変わると、トボトボとマウンドに登っており、
投げる前から打たれるつもりのような悲壮感である
せっかくいいムードだったのに…
その頃、川上を乗せたパリ発の航空機が羽田に到着していた
すぐに中尾監督との打ち合わせに入ったところに一徹も到着
「5勝以上勝てる投手」候補3人のリストを突きつける
それじゃコレにしよう
ん、よろしいでしょう…とメモをしまう一徹
って、誰を指したのか見たのかよwww
これでめでたくトレードは成立じゃ…
「星君、君は辛くはないのか、星と伴との友情を裂くことが!」
「いっこうに…私情は忘れましたな」
「き、君は…」
後楽園での座談会のことを聞いた一徹、「二人はとどめを刺されて戻ってきますわい…」
(この1球がもしも打たれて飛び去るなら、それは伴が中日へ飛び去ることを意味する…)
投球ポジションに入った飛雄馬は考えつつ、大リーグボール2号を投げる
ボールが飛雄馬の手を離れた途端、左門は膝をつき、猛烈なスイングで風を起こす
だからこれは空振りじゃないのー??
「やったな、左門君!」
消えかかったボールが平べったく…
いまじゃ!
即死だっつのwww
「たわけ! なんばすっとですか!」と怒鳴る左門
「見せてなろうか、見られてたまるものか…」と伴
花形「卑怯だぞ、伴!」←得意なセリフ
「卑怯でも何でも俺は見せとうないんじゃい…」
飛雄馬は放心
「もう手遅れですばい! わしは見てしもうたとです!」
「ちょっと待ってもらおう」と花形が割って入る
「見るだけは見ても、なぜボールが膨らむか、平べったくなるか、君にはまだ究明できていないはず!」
「そういう花形君にはわかっとるとですか!」
「わかりすぎている証拠に、僕はある特訓をやってきた!」と雪玉特訓を自慢する花形
そんな二人の張り合いをよそに、飛雄馬は放心のまま
グニャ~(カイジが負けた時と同じ顔!)
その様子を見て、「どうやら星君のほうで負けを認めたらしい…」と花形
「だが君のやり方では大リーグボール2号は打ち砕けない、まだ10%の謎が残されているはず!」
刻んできたねwww
左門は悔しげに、「その10%、開幕までに必ず究明してみせますたい!」
「公式戦でどちらが先に叩き潰すか、左門君、その日が楽しみだな!」
マウンドの飛雄馬に這い寄る伴
「こういうときの俺たちの合言葉は決まっとったな…もう一度やり直すんじゃい!」
泣けるセリフである
しかし瞳孔が開きっぱなしの飛雄馬、「伴…中日へ行け…!」
「それがお互いに一番いい道なんだ…」
マウンドの伴を置いて、静かに球場を去っていく飛雄馬であった…
このシーンはリアルタイムに近く長い
「ほしぃ~…星よう~」と後楽園に響く伴の声が哀しい…
巨人の星 全11巻セット (講談社漫画文庫) ¥7,161