巨人の星(再放送)[第113~114回]|大リーグボール復活&見えないスイング
(再放送)2010年10月4日~ 月~金 19:00~20:00(毎回2話放送) TVK 原作 - 梶原一騎(作)、川崎のぼる(画) 脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕 作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史 美術監督 - 小山礼司(1話-57話)→影山勇(58話以降) 美術デザイン - 小山礼司(67話以降) 音楽 - 渡辺岳夫 原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他 コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他 演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔 ナレーター - 小林恭治 協力 - 東京読売巨人軍 資料提供 - 越智正典(91話) 制作 - よみうりテレビ、東京ムービー * cast 星飛雄馬 - 古谷徹 星一徹 - 加藤精三 星明子 - 白石冬美 花形満 - 井上真樹夫 |
第113回★大リーグボール復活
後楽園にタクシーを飛ばす明子姉ちゃん、運ちゃん「二軍戦観戦とはお客さんも好きですねえ~」
4回裏、アトムズの攻撃である
伴は大リーグボールのお膳立てのために配球を調整し、
外角に2球、内角に1球、そしてストライク、とワンスリーにする
バッターが打ち気になり、バットがせり出して当てやすくなるというのだ
そこで大リーグボールのサインを二度、三度
いやそうな顔
「やはり、大リーグボールを投げるしかないのか…」
って前回、あれだけ投げるって大決意してたじゃないかww
しかたなく投げようとしたが、土壇場でピヨり、内角ぎりぎりに切り替える
伴の計算は大外れ、アトムズ打者はここぞとばかりに打ち込む
藤田コーチは肩を落とすが、川上は飛雄馬の心理を冷静に分析、中尾監督に伝言を託す
サインは自分から出させてくれ、と飛雄馬が伴に見苦しく申し出ていると、
中尾監督がマウンドに歩み寄ってきたので、二人はすわ交代かと緊張する
スゴイ顔
どうせなら投げておけばよかった…と後悔する飛雄馬
しかし中尾は川上の伝言を伝えにきたのだった
交代じゃなさそうね…と安心する明子、お見通しである
「中日が記者会見をして、オズマの一軍入りとクリーンアップ5番への起用を発表した、以上」
一気に燃える飛雄馬
「星、それはねたみか…?」と伴
「それもないといえば嘘になる、しかしとにかく倒す!」
オズマ=一徹を、大リーグボールで!
リラックスした飛雄馬、いきなり初球から大リーグボールのサイン
すぐ投げるならサイン要らないじゃんww
ついに魔球は復活した
あくびをしていた記者たちも一大事とばかり社へ駆け出し、姉ちゃんも涙を流すのであった
飛雄馬は続けて大リーグボールのサイン、
「待ってくれえっ」と伴は悲鳴をあげながらキャッチャーフライで打ち取る
飛雄馬はマウンドを降りながら、
(さして嬉しくもない、昔の俺ならこういうときは他愛もなく泣けたものだが…)
今までのgdgdは何だったんだよwww
アトムズはアトムズで、あーあ、これでもう終わりだな…と簡単に戦意を失うのだった
記者から知らせを受けた花形
こちらは左門
二人とも、涙しながらも、飛雄馬がオズマ=一徹に敗れることを確信しているのだった
飛雄馬はウハウハ喜ぶ伴を見ながら、(今日はお前ひとりで喜んでくれ…)と黙々と大リーグボールを連投
そこまでよけなくても…
客席の明子、「どうしたの、飛雄馬…また新たな悩みができたのね…」
可哀想な飛雄馬…
こうして9回を投げ抜き、川上は飛雄馬の一軍復帰を決めた
(伴、いい奴…)と思いつつ、
しかし今の俺はうれし泣きなどしておれん、と決意をかためる飛雄馬
オズマ!(バット)
一徹!(竹刀)
さあさあ!
なんかこの回、絵がかなり変だよ
あしゅら男爵である
「あんたたちを倒したとき、俺は野球人としての喜びを感じるだろう、
そして生涯の偉大な目標を失った悲しみに心の底から泣くだろう…!」
なんとなく台詞も変www
第114回★見えないスイング
一徹も流れてきたテレビの音声から、飛雄馬の復活を知る
やつめ…
「しかし飛雄馬よ、これがお前のために流す最後の涙だ…」
宿から足を踏み出すと、オズマがハンドルを握る車が待っていた
「東京まで3時間も飛ばせば明日の試合には十分間に合う」とオズマ(ここは名古屋である)
こいつらに私服はないのか
そしていよいよオズマのデビュー戦
「キャンプでの特訓がプレーではなかったことを証明しよう」と一徹は集まった記者に語る
プレーという言葉が昭和40年代に使われていたとは知らなかったww
「しかし星の復活は計算外だったのでは?」
「ふっふっ、今日は城之内先発のようだが5番だが、星先発なら3番に据える」
「絶対の自信があるというわけですね?」
「自信も何も…ww すでに大リーグボールは死んだも同然じゃよ。のう、オズマ?」
マンガ的には、こういう台詞を吐くキャラクターはザコなのだが…
シートノックに一徹がグラウンドに出ると、
「オッ、父ちゃんだ!」
父親が第一線に返り咲いたのが誇らしい飛雄馬である
「うまい…久々に見るが、父ちゃんのノックはほれぼれする…」
試合が始まり、オズマのスイング練習が始まると、球場中の視線が集まる
「見えないスイング…それが大リーグボール打倒とどう結びつくんだ」
憮然とする飛雄馬の脳裏にひらめいたのは、
かつて多摩川に呼び出した花形が叫んでいた、何かつかんでいたらしい言葉
(あの手紙を返さなければよかったのに…ww)
城之内は手もなく見えないスイングの餌食となる
そして見えない打球はライトスタンドの照明の中に…
オズマのパワーにおののく飛雄馬
しかし、あのスイングでどうやって大リーグボールを打ち崩すのか…
飛雄馬よ…
わしは昨日お前が復活したことを知った
めでたい…しかしこれはわしがお前に贈る最初で最後のはなむけの言葉だ
めでたい、めでたいぞ、ふあっはっはっは…
巨人の星 全11巻セット (講談社漫画文庫) ¥7,161