巨人の星（再放送）[第43～44回］｜友情のやみなべ＆みがわり退学

（再放送）2010年10月4日～ 月～金　19:00～20:00（毎回２話放送） TVK 原作 - 梶原一騎（作）、川崎のぼる（画） 脚本 - 山崎忠昭、松岡清冶、佐々木守、長浜忠夫、辻真先、斉藤次郎、松元力、島修司、さわきとおる、吉田喜昭、山崎晴哉、宇佐美寛、伊東恒久、林すみ子、鈴木良武、竹内泰之、吉田茂承、斉藤望、金子裕 作画監督 - 楠部大吉郎、香西隆男、椛島義夫、斉藤博、遠藤正史 美術監督 - 小山礼司（1話-57話）→影山勇（58話以降） 美術デザイン - 小山礼司（67話以降） 音楽 - 渡辺岳夫 原画 - 塩山紀生、米川功真、荒木伸吾、小林治、森下圭介、小松原一男、石黒昇、今沢哲男、中村英一、芝山努、近藤喜文、北原健雄、前田実 他 コンテ - 吉川惣司、出崎哲、富野喜幸、奥田誠治 他 演出 - 長浜忠夫、出崎哲、小林きよ子、小林かおる、斉藤博、石川輝夫、奥田誠治、吉田茂承、斉藤望、吉川惣司、御厨恭輔 ナレーター - 小林恭治 協力 - 東京読売巨人軍 資料提供 - 越智正典（91話） 制作 - よみうりテレビ、東京ムービー * cast 星飛雄馬 - 古谷徹 星一徹 - 加藤精三 星明子 - 白石冬美 花形満 - 井上真樹夫

第43話★友情のやみなべ

招集をかけられた元野球部員
何のようだとざわつく元部室で、飛雄馬の態度を訝る伴
　なぜ俺の目を見ようとせんのだ
教頭、大造が暴漢に襲われたことを明かし、犯人は野球部員と断定
飛雄馬はなぜか目をつむっている
「そんな度胸のあるやつといえば…」とみんな伴を見る
そんな和みの場面でもやはり飛雄馬は俯いたままだ
　ぁゃιぃ
　伴は我慢できず飛雄馬の手を引いて…
「どこへも逃げやせんぞ」「まるで犯人を連行してるみたいだ」
といった飛雄馬の言葉をことごとく曲解する伴

ともあれ、二人は夏草茂るグラウンドに座って野球部を懐かしむ
「あれはキミが初めて野球部にきた時だっけ…」
最初の出会いを回想する伴
　飛雄馬をなぜかキミよばわりｗｗｗ
しかし飛雄馬、すべては過ぎ去った夢さと虚無的な態度
「星よ、打ち明けてくれ！
　親友の俺に言いたいことがあるんじゃないか!?」
伴に詰め寄られ、飛雄馬は初めて気づいた様子で、
「ああそうだった…親父さん、大変だったな」
伴の疑念は晴れぬまま、
ほかに用がないなら…と飛雄馬は草むしりを始めてしまった
何ごとか思いついた様子の伴、今夜中にけりをつけてやる！と用務員室へ
柔道部ではお馴染みらしい闇鍋の招集を野球部にかけ、
外へ出るといきなりタクシーを呼び止める
　高校生は電車で移動しろ！
　タクシーの中でも激昂している
　東京銀座・伴自動車工業本社
　イテテテ…
湿布を貼ってもらっている大造
息子が「親父、一生に一度の頼みだ」と切り出すと、
「なんだ、小遣いが足らんのか」と大造は型通りの答え
「野球部解散を取り消してくれ！ それができないなら親子の縁を切ってくれ！」
宙太は泣いて大造に頼むが…

一方、帰宅して、闇鍋の招集を知った飛雄馬
ガラクタを持ってこいとの伝言に、押入れを開けてみる
とりあげたのは…
　なつかしい養成ギブス
今はもう虚しい思い出
伴さえ俺からはなれようとしている。俺は今猛烈にさみしい！

集まったガラクタの山
グローブにたわしにフットボール、下駄、ホース…スリッパ、カエル
　口を切りそうなものも(^-^;)
天野先生も参加して闇鍋の開始である

　いきなりポカリとやられた飛雄馬
誰だ！と外に連れ出してみるとそれは伴
なんだ、せっかく闇鍋を楽しんでいるのに！と先生
楽しんでいたのかｗｗｗ
　俺の気持ちがわからんのか！と伴
　天野先生「星が犯人だという証拠があるのか」
状況証拠を並べ立てる伴
犬を石で倒したこと、運転手の目撃証言
飛雄馬、「犯人でない者を犯人を扱いしている」とわかりにくい抗弁
殴るのも汚らわしい、と伴は手を離す
「伴よ、相変わらずあわてものだな」と言い置き、飛雄馬は去っていく
　さよなら
伴よ、こんな形で友情が終わるとは…しかし犯人は言えんのだ

第44話★みがわり退学
　霧の中を歩く飛雄馬
ボンボン時計が９時を鳴らす
飛雄馬は裸足で帰宅
「父ちゃん、俺、退学になりそうなんだ」
手をふるわせる一徹、「お前、あの日どこにいた？」
「父ちゃんまで俺を疑うのか！」
「誰がそんなことを言った！！」
　新聞ビリビリ

事件当夜の回想シーンが始まる…
　いきりたつ長屋のみんな
　ゴルゴみたいな源さんが怪しい
　喧嘩の名人“ハヤブサの源”
あいつはアブないと直感した飛雄馬
実は源さんは隣人である（初めて明かされる設定ｗｗｗ）
節穴から覗いてみると、
ドスを懐に帯びて、神棚にパンパンと柏手を打っている
　ギラーン
犬の遠吠えが聞こえる夜闇の中、懐のドスを握りながら忍び歩く源さん、伴邸へ
帰ってきた大造の車
　飛雄馬は源さんに飛びつく
そこへ、真犯人あらわる！
　このシルエットは…
前回と髪型が変わってるｗｗ
　前回は髪型がギザギザだったのに…
そして逃げる真犯人を追う犬に石を投げて倒したのは飛雄馬だった

回想終わり
「お父さんの苦労が水の泡になるのよ」と明子
「なぜ犯人を言えないのよ！」
「いいから、もうよせ」
見つめ合う父子
「腹が減ったろう、飯を食え。お前が選んだ道なら断じて変えるな」
一徹の態度、立派すぐる…
「学校のことは気にするな、お前の中にあることのほうがはるかに大切だ」
本当にありがとう、と答えた飛雄馬、でもやっぱり退学したくない…
外に出て向かったのは、
　牧場の瀟洒な家
　どうしたんだい、星君
あくまでしらじらしい牧場君
自分から白状する気はないらしい
　わかるよ、君の気持ち！
と激昂したかと思うと、
「あ、ごめーん、伴の父親だったね…」と飛雄馬と伴の友情を気遣ったり、
また「ちくしょう、伴大造め…俺は許せん！」と歯をくいしばって怒ったり
見つめていた飛雄馬には、犯行が見えるようである
　君はそうやって…
凶器の存在まで見破っているのである
そこへなぜか扇風機を持ってきた牧場の母

牧場家は父親が牧場が星雲に入学した直後に交通事故で死んで、もはや収入の道がない
高そうな学校なんだからすぐ公立に移ればよかったのに…
「この家も人手にわたり、立退きを迫られているんだ」
君は漫画家になるんだろう？と飛雄馬
「貧しくても平和な生活、それが私たちの夢なのです」と牧場母
そこへ取り立ての電話がかかり、
　母子の表情が曇る
「春彦、いよいよこの屋敷を立ち退く日が決まったわ」
「僕、アルバイトでも何でもして、学校だけは卒業するよ」
母子の会話を聞きながら、コブシに力が入る飛雄馬
　ぶるぶる…
「俺にはできない！　この母子をこれ以上不幸にすることは！」
同じビンボの星家とは違い、この母子は急にビンボになっただけなのだが…
てゆか、この時代にはあまり保険とか入っていないのかね

青雲高校、校長室
意地悪そうな教頭、じつはすでに飛雄馬に目星をつけている
そこへやって来た飛雄馬、ついに退学届を叩きつける！
　これですべて解決するはずでしたね
星飛雄馬の名は永遠に星雲高校の名簿から消されてしまう

その足で一徹が働く工事現場に赴いた飛雄馬
うううっと呻きながら川にじゃぶじゃぶ入っていく
　父ちゃん、許してくれっ

巨人の星　全11巻セット (講談社漫画文庫)　￥7,161