受け取る力 | 渡邊津弓のイトオシイ毎日☆

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自分を大切にすることを一生懸命やっているところです。

関わっているミャンマー家族の中に
来年、小学生になるポーちゃんが3人いる。
1歳半で日本に来たこの子たちは、
もう日本語ペラペラだ。
でも、読み書きになると、俄然、苦労する。

家庭では、両親が母語で話しかけ、
子どもたちは日本語で答える。
子どもたちは、日本の生活にどんどん馴染み
親が知らない言葉を自然に身に付ける。
話せても、それがどんなことなのか、どんな字なのか
親が教えることはできない。

そんなポーちゃんたちが、1年生になる。
話せるからと安心していると、入学してから大変だ。
小学校の先生が驚くほど、そのギャップが大きい。
数年前から、
私の関わる家族は、
漏れなくプレ教育を受けられるようにと
動いて来た。
この子たちも、何とか、3人とも
日本語を教えてくれる支援者を
つけることができた。 


のだけれど・・・・・

受け取る子と受け取らない子。

親の考えや教養レベルの違い、
その子の性格や能力の違いで
楽しんで支援を受け取る子と、
上手く受け取れない子が出て来た。
教えてくれる方は、
ほとんどボランティアのような状態だが
それでもやれることをやらせて欲しいので、
と協力してくださる。
しかし、人間だ。
喜んで勉強の場に来る子と、
やりたくないと休みがちの子だと
どうしても、力の入れ具合に差が出てしまう。

素直に受け取るって、
ほんとに基本の人間力なんだ。

彼らから、たくさんのことを
学ばせてもらっていると
ふと、思った。

どんなご縁にも意味がある。
有難うございます。