SPIN-OFF

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スタジオの控室のような場所。

私は、知人の女性に連れられて来ている。

そこに、あの人がいる。 

その知人は、彼に用事があるらしい。

すぐに彼が気付いて、こっちへ来る。

でも彼は、その知人ではなく

真っ直ぐ私のところへ来て

いきなり私の頭をくしゃくしゃっとする。

私は一瞬びっくりするが、「やめてください」と言う。

 

そのやり取りを見ていた彼女が私に、

「猛チャージじゃない。」と言う。

「後悔は無いんだよね?」と私に確認する。

私は、大きく頷く。

それを見て彼女も、「わかった。」というように頷く。

彼女は私と分かれて持ち場に向かい、私はひとりになる。

 

隣の部屋で、あの人の動くのがちらっと見えたので、

私は、さっとその場を離れようとする。

廊下に出ると、彼が目の前にいて、鉢合わせの状態になる。

私は、目を合わせないように俯く。

彼は、「どうぞ」と道を譲るようなしぐさをする。

そしてすれ違いざまに「あ、そうだ。」と言って、私の耳元で囁く。

「顔、変わった?」

一瞬訳がわからず、「は?」と返したら

「いい音楽、聞けた?」と。

私は、振り切るようにして、その場を離れた。

 

そこで目が覚めた。

 

*

 

あの人の能力。

人の意識に入り込んで、人をコントロールすることができる。

ひとつひとつのことばや行為に、意味は無い。

まして心など。

それは、あくまでも手段。

でももう私は、そのトラップには引っ掛からない。

 

この経験が、あの人が、

私が出会った人や物事そのすべてが、

私にとってかけがえのないものである、ということ。

今すべてがここに在る、ということ。

それを、自覚できたからだ。

 

*

 

宇宙の根源のエネルギーは、容赦ない。

「無償の愛」とは、生半可なものではない。

時に苛烈である。

宇宙(自分自身)が決定し、許可したことは、「その時」が来たら必ず実行される。

何もかもが、一瞬だ。

 

私は、自分の道を自分で選び続ける。

どんな時代どんな状況であっても。

ここで生きていくのだから。

見ていてくれる大切な仲間もいる。

 

道は、分かれた。

 

あの人は、聞けないのだ。

 

「いい音楽」は、心が開いている人にしか聞こえないものだから。