生き物は目から入った情報を、
脳で再構成することで初めて
物を見ることができます。

その際の脳の仕組みについては
解らないことだらけで
様々な研究がなされていますが、
一時期その研究の一つに
携わったことがあります。

その時の研究室の先輩で、
すぐにアメリカに渡って研究されていた方の
成果とコメントが新聞に載っていました。

被験者が見ている映像と、
その時の脳の血液の流れから作成した画像が
比較して紹介されていました。

近眼の方が見たようなぼやけた画像ですが、
見ている対象が
画像ではどれに対応しているか
判別できます。

自分が研究したのは視覚野の神経細胞が
それぞれ特定の傾きの棒の映像に
反応して信号を出すというものでした。

昔では実現できなかった研究が、
技術の進歩とともに可能になっていることを
実感しました。




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