【四半世紀前の話】

救急搬送で次は中核病院へ。


ストレッチャーで運ばれて、

「お父さんはこちらにいてください」

と閉め出され、男性医師から妊娠の可能性について聞かれた。

ちゃんとしているよ、ある程度規模のある病院は。



その時のヘモグロビン数値は今なお鮮明に憶えている。

3.4だった。


父が応援に来てくれなければ、我慢に我慢を重ねて

気を失って死んでいた。



その父も数年前に他界し、私も当時の主治医と同じ年代のおばさんとなった。


現代での入院初日は、歩けないだけで夜ご飯もおいしく食べられ、明日の採血次第でサッサと帰るぞと気持ちも落ち着き、

あれから四半世紀かーと

ノスタルジーに浸れる余裕もあった。

(職場の人が備品を用意してくれ受付まで届けてくれた。)