入院してから退院するまでの、兄ちゃん主治医とのやりとりは、

「兄ちゃん先生との攻防」

と自分の中で呼んでいた。

優しいお兄さんで親しみも込めてだ。←勝手に。


忙しいのに、ワガママを言う面倒くさい患者だったことは間違いない。

専攻医だからなのか何なのか基本いつもいた。


「帰りたい」と、うるさかったけど

数値もクリアせず帰してまた救急車にでもなったら、責任問題になるんだろうなあ。

あげく週末の私は「(早く帰らないと)メンタルが」と言って困らせた。


入院期間の最後は

例のジャマなポータブル心電図を取ることが出来なかった恨みで言ってしまった。


「これ、取りたかったです」

「すみません」←謝ってくれるのは真摯だよな。

ただ単に忘れたのか、元々外す気なんかなかったのかは分からない。

真相は闇の中。。