久しぶりにブログ投稿。
今日は家族がみんな外出
そんな中1人で晩御飯を食べながら
ふと2001年におきた、明石花火大会歩道橋事故の事を思い出した。
毎年夏の花火の時期になるとこの時のことを思い出す。
あの景色、一生忘れることはないだろうな。
この日の出来事が私の考え方を変えた一つの大きな要因であったことは間違いない。
いまだに思い出すと胸が苦しくなるし
その時の映像も見れないので、
昨年だったか、ネットニュースでこの事故で助かった男の子の話が流れていた時に
記事は怖くてちゃんと見れなかったが
もしかしたらあの時の子なのか。
と涙が止まらなかった。
たまたまレポーターとして居合わせただけだったが
私が見た事実を記憶が曖昧になっていく前にここに残しておければと思いちょっとずつ投稿していこうかなと思う。
(22年前の事なので曖昧になってきているところもあると思います)
当初芸能の仕事をしていた私は、この日、二日間に渡り開催されていた明石祭りのレポーターとして撮影に挑んでいた。
前日は明石市長にインタビューし、明石のお祭りが盛り上がる様子を撮影スタッフさんと一緒にレポートしていた。
花火大会はその仕事の最終日。
最後、見事に空に打ち上がる花火を見て
『た〜まや〜っっ!!!』
と叫び撮影は全て終了。
※写真はお借りしました
お疲れ様でした!
と同時にずっと我慢していたお手洗いに駆け込んだ。
その帰りふと上を見ると
透明なはずの歩道橋の窓?のような側面が見る見るうちに真っ白に曇り、人影がなんとなくボワーっと見える様子に
わぁぁ、すごい人💦
窓曇ってしまってるやん💦💦
と思いながら何気なく見ていた。
すると、
おすな!
戻れ!!
危ない!!!
痛い!!
と叫ぶ声と共に、
ぼんやり見えていた黒い影がドミノ倒しのように右に右に倒れていった。
影だけでは何がどうなっているのか全く分からず
私はただただ歩道橋の下で上の様子を見守る事しか出来なかった。
するとヤンチャそうな若い子達が歩道橋の屋根に身軽に上り、
上にある空間から中の様子を覗き込み
必死に手を伸ばしていた。
その男の子たちに、
うちの子を頼む!
助けてくれ!
とお父さんが小さな子供を上に抱えて歩道橋の屋根にいる男の子たちに手渡していた。
まだ子供なんて抱っこしたこともないような若いヤンチャそうな男の子たち。
でも、その子達はお父さんから子供を受け取りしっかりと抱き抱えて、下に運んでいた。
後に若い子達が茶化していたとか彼らが原因でこの事故が起きたやら色々言われていたそうだが
そうではない。
あの男の子たちは
今自分たちに出来ることを、
目の前の人たちを助けるために精一杯頑張っていた。
私は屋根になんか登れない。
あんな屋根には普通の人じゃ登れない。
勇気ある彼等だから出来たんだと私は思う。
落としたらダメだと
ぎこちなく
でもしっかりと抱っこしていた男の子の姿が今も目に焼きついている。
つづく