~本日の予定~



くどいトルコ旅行記-しおり4日目

今日は一日観光デイです。

このしおり、ここに来て本領発揮。

なんといっても電車の乗り換え全部書いてあるからね!スゴイ!偉い!

まずはイスタンブールカードを買わねばなりません。Suicaみたいなやつね。

これ買うのに10分くらい彷徨ってまた少し私が機嫌を悪くするわけですが

バス停近くの小さな窓口でなんとか購入!2人で1枚を使います。



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14TL+とりあえずのチャージ6TL=20TL


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タクシムからスルタンアフメット駅に到着!

路面電車は噂どおり車と建物スレスレのところを通っていくのでとってもおもしろい!


朝ごはんどうしようか~なんて言ってたら

1分でトルコ人男性に捕まる。


「美味しい朝ごはんを食べさせてあげるよ」というので

ここで会ったのも何かの縁だし…朝ごはんだし・・・と思ってついていくと

上り坂ばかりの道を10分くらい歩かされる。


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途中美味しそうなカフェをどんどん通り過ぎて、スルタンアフメットジャーミィ(ブルーモスク)もどんどん遠くなる。

うんざりして「これはまずった」と気付きながらどうしようもなく早足でついてゆく私達。


「ここだよ!イスタンブールのステキな朝ごはんだよ!」


ドーン!

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あさごはん・・・・・・・

18TL・・・・


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物悲しい気持ちになりながら友達と

「これがイスタンブールか…いい勉強になった、むしろ朝ごはんでよかったと思うべきだ」

という悟った気持ちになって早食い競争のようにチャキチャキ食べてその男性と別れました。


悪い人じゃないのかもしれないけど色々困った人ではありました。割愛。

しかし今日の予定について「今日は日曜日でバザールが休みの分モスク混むよ」

等の有効な情報も多少得て、一応その後他の現地人からも同様の情報を得て(疑う私達)

2~3時間並ぶのは嫌だなあという事で少し予定変更。


まずは1時間も並ばないという噂のスルタンアフメットジャーミィ(ブルーモスク)

行って見ないと混み具合の分からないアヤソフィア

3時間は並ばないといけないという噂のトプカプ宮殿

少し離れたところにある地下宮殿


という順序でまわってみる事に。この4つは全て徒歩5分圏内にあります。すばらしいですね。

なにせこの日はジリジリに暑くて立っているだけでなかなか消耗します。はやく室内に入りたいです。


駅前広場に戻りまして、段々見えてくるスルタンアフメットジャーミィ。


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モスクとはイスラム教の寺院のこと。

周りに立っている細長い建物はミナレット。バルコニーつきの高塔です。

ここから礼拝時刻を知らせます。礼拝は1日5回。すごい音です。

このミナレットの数が多いほど立派な寺院という事らしいのですが、

スルタンアフメットジャーミィは世界で唯一6本ものミナレットがあるんだそうです。


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礼拝を行う人たちはここで手を洗ってました。


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わお!結構並んでる!


といっても結構進みがはやくて、実際30分くらいで中に入れました。

※モスク内は肌を隠す必要があります。大型のストールなど持って行きましょう。

若くて綺麗な女の人がとんでもない毛布みたいなゴツイ布巻かれててヒーとおもいました。

さてここで本日のトラブルのコーナー。ぱちぱち。


デジカメ担当の私、昨日酔っ払って寝ちゃって充電失敗してました


ごめんなさい…


少ないバッテリーで頑張って友人が撮ってくれた写真たち。



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めちゃくちゃきれい!


スルタンアフメットジャーミィは青いタイルが有名でブルーモスクと呼ばれているわけですね。ふむふむ。


入って一番感じたのは、観光客も多くてすごくざわざわしている場所のはずなのに

なぜだか厳かで穏やかな空間だという事。


すごい・・・ファイナルファンタジーかよ・・・

祈り子の歌聞こえてきたわ・・・


友人がデジカメのバッテリーいっぱいに写真撮ってくれている間私は

現地の少年たちに捕まってきゃぴきゃぴ写真撮影会してました。



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すごいんだよ!

わたしと写真撮るための列が出来たんだから!=3

こんな体験二度とないでしょう。ぐひひ。


感動しつつも時間も気になりますので10分ほどで退散。

次なる名所へと向かいます!

つづく。

朝から

・バスがいつまでも目的地に着かない

・バスで英語が通じない

・2時間遅れでバスが到着

・急遽タクシーで長距離移動

・空港が見つからない

などの大小のトラブルに見舞われながら

飛行機で20時過ぎにイスタンブールについた私たちは再び

・空港で迎えの車が来ない

・ホテルの場所が分からない

・車がぶつかる

などのうんざりするようなトラブル続きの中やっとついたホテルで


「君たちの名前予約に無いよ」


と言い放たれてしまう。こわい。もう身も心もぼろぼろ。


色々調べてみるとどうやら私たちが予約したホテルは別にあって、

つくったしおりの電話番号が間違ってて

その間違っている番号がたまたまこのホテルのオーナーの電話番号だったらしい。


どういうこと!そんな偶然要らない!

結局オーナーにタクシーを呼んでもらい荷物までタクシーに運んでもらう。

チューリップホテル のオーナーさんと息子さん、良くして頂いて本当に感謝です!


しおりの電話番号はしつこく確認するべきだなと学びました。

うむ。そしてやっと!やっとこさ着いたよ!!!!!長かった!


アパートメントホテル!


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包丁も食器も沢山あったのに最終日近くまでまな板を見つけられなかったキッチン。

また次もアパートメントホテルに泊まりたいな。

このホテルでも色んな事件が起こったので次もまたこのホテルにするかって言われると微妙だけど。


も~~~~すごい疲れた!昨日車泊だし!なんだったらこのまま寝たい!

しかしこのままじゃ気が収まらない!!!!


飲みに行きます!!



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ベシンジカット


ホテルから5分くらいの超有名レストラン。

どのガイドブックにも必ず載っている。


夜景がきれいで食べ物が美味しくてワインが沁みる。

もう涙でそうだった。このために今日一日頑張った。



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頼んだチーズがめっちゃくちゃ美味しくて、ここでトルコのチーズに魅了される。

最終的にはチーズに旅行そのものを狂わされることになるのだが、それはまだ先の話。


お客さんとお話してたらやっぱり外国の人が多かった。

隣のおじちゃんはオーストラリア人で、仕事でイスタンブールに来ているんだそうな。

現地の人が飲む店どうやら他にあるようで、明日からがまた楽しみである。



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白ワイン1本もするっと空けてお会計121.9TL


幸せ気分で帰宅する前にコンビニに立ち寄り飲み物調達。

友人がおいしいおつまみやワインを店員さんに訊いている横でビールを片っ端からカゴに入れる私



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ビールとワインとおつまみとお水と例のジュース 、占めて58TL

せっかくのキッチンつきホテルですからね。

ここから2次会開始です。


トルコで一番人気なのはEFESビールと言うピルスナーで

国内80%以上のシェアを持つんだとか。

その他どれだか忘れちゃいましたけどエールタイプのビールが

さらっとしてて美味しかったです。私がエールすきなだけですけど。


さすがに大都会イスタンブール、我々言葉も通じない若い女二人と言う事で

12時以降は基本外出禁止。12時以降は家で飲むようにしてました。

守れていたのかあんまり思い出せないけど…。

そんな事言ってたような気がします・・・。


うんざりするほど美しい山や洞窟や草原を越えて

海とネオンとビル郡の眠らない街イスタンブールにやっとこさ到着。

明日は1日観光名所めぐり!朝ははやいぞ!

19時15分のカルダック空港発アタトュルク空港行きの飛行機で

飛んでイスタンブールしたい我々は、17時過ぎにタクシーに乗り込みます。


しかしなかなか空港らしい建物が見つからない。

なにせクシャダスから2時間以上かけて運転してくれたタクシーのおじちゃんは

全くパムッカレの人ではないのでカルダック空港に行った事がないらしい。

人に道を聞き、道路をうろうろ曲がったり戻ったりしながらやっと見えたカルダック空港!



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小さい。ガソリンスタンドかってくらい質素。

まわり何にもない。野原。


楽しかったおじちゃんとのドライブも終了。なんだかんだ無事に空港に着きました。

ちなみにタクシー代合わせて440TL。旅行中のぶっちぎり一番の出費でした。

国内線なので1日目の旅行記 に書いたタバコ吸うために行ったり来たり運動は無く、快適な待ち時間。


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空港内のちっちゃい食堂でご飯を食べる。

そういえばこの日はクシャダスのターミナルで買ったサンドイッチ以外なにも食べずにここまで来たよ。

ずっと慌しく動いていたのでここでやっと座ってごはん。



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飛行機の乗り場も広大で、そして質素。

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1時間のフライトの中で出た軽食。

エキメッキ(食事に必ずついてくるフランスパンみたいなパン)早くも食べ飽きる。

チョルバス(スープ)はずっと美味しい。えらい。

豆のスープ苦手だったんだけど、トルコで食べたものは全部美味しかった。

全然ぱさぱさしてなくて味がしっかりしている。日本のと全然ちがう!衝撃!


そしてそろそろイスタンブール着くぞというところで友人から一言。


「空港に迎えに来てくれる人と連絡が取れないんだよね」


?!


大まかな分担として、カッパドキアとパムッカレまでのホテル予約や手続きは私担当

イスタンブールの予約手続きは友人担当と分けていたのですが


「でも、便名と到着時間は伝えてるよね…?」

「いや、言ってない」

「は?」


一気にピリピリする機内。到着してロビーで迎えを探すも案の定お迎えの人が来ていない

おろおろしているとロビーに居る送迎車集団に話しかけられる。

事情を説明し、途中まで友人が連絡していたメールを元に電話で連絡して確認。

どうやら相手が送ったメールが正しく受信できておらず向こうの言い分としては

「あんたがメール返さなかったんじゃない」という事らしい。行き違いがあったようです。

兎に角、私たちをホテルまで連れて行ってくれる車がない!

これからどうするかと途方に暮れる…暇もないほどすぐにその中の一人が

自分は空港送迎の管理をしている者だから任せてくれ!と私たちを送迎車まで案内してくれる。

今考えるといい人で良かったなあと思うしかない。

この時にはこの男性が救世主にしか見えなかった。実際救世主であった。

彼が居なければ私たちはここで後1時間はうろうろおどおどやっていたでしょう。


大きめのワゴンに運転手と管理役のトルコ人男性二人。

どこのホテルに行くの?と聞かれたのでホテル名を答えると「知らん」と言われる

えー送迎の人が知らないようなホテルに泊まるの私達!大丈夫か!


しかし私たちは立派な旅のしおり を作ってきたのでそれを見せる。

電話番号も書いてあるよ(^ω^)ほれほれ


車内では男性たちが2人がかりで

「well come to Istanbul ! well come to paradise!!」

とか言って盛り上げてくれる。

ついでに「何日まで居るの?」「俺たちと飲みに行かない?」なんてちやほやしてくれるサービスつき。

すっかり気を良くして、更にはイスタンブールのギラギラの夜景にテンションあげまくりの私達。

ここまでトルコの旅は3日間山とか洞窟とか石灰棚ばっかりで高い建物すらろくに無かった…

人もろくに居なかった…夜は静かだった…やはり私たちはcity派だね、なんて話しているうちに

車はどんどん細い路地に。え、ここ車通れるのって位細い路地に。


運転手がその辺の通行人に道を聞きながらうろうろしているといきなり

車がすごい音で壁にぶつかった。


びっくりした。

何が起きたのかと思った。

ガリガリ なんてもんじゃない ドカン! だった。


静まり返る車内。気まずい。

変な場所のホテル予約取っちゃってごめんね、と心の中で手を合わせる。


そしてなんとか目的のホテルに到着!

わあーやっとついたー!めっちゃ彷徨った~車内気まずかった~早くこの空間から逃げ出したい!


散々「天国へようこそ!」だの「一緒に楽しもうぜ!」だのとひゅーひゅー言っていたお兄ちゃんたちは

べっこりへこんだ車を2回ほど蹴りながら無言で去っていった


もう今日は偉い目にあった…どういう日なんだ…と思いながらホテルに着くと

ホテルのオーナーは深刻そうな顔で私たちにこういうのでした。


「君たちの名前今日の予約にないんだよね」


えーーーーーなにそれ!まだ続くの?まだ終わらないのかよ今日!


つづく。