「コンニチハ」
「ワタシ ハ ニホン ガ スキデス」
トルコ共和国を旅行すると、
現地人が片言の日本語で人なつこく話しかけてくる。
トルコは世界でも有数の親日国なのである。
なぜ、トルコがそこまで親日国になったのか?
それは、1980年9月16日に起きた
「ある事件」まで遡ることになるのだが、
それを契機にトルコと日本は現在まで『恩』を返し合うことで
深い友情を育んできた。
①エルトゥールル号 遭難事件
②山田寅次郎
③イラン・イラク戦争時の救出劇
④大震災が深めた絆
今までこれらのストーリーは、
書籍やテレビ番組などを通じて、両国内で語り継がれてきた。
これらのうち、特に①の「エルトゥールル号事件」は、
トルコでは知らない者はいないと言えるほど有名であった。
しかしながら、近年ではトルコでもさほど知名度が高い事件では
なくなってきているようである。
2012年2月から3月にかけて外務省が
トルコの民間会社に委託して行った調査によると、
エルトゥールル号の遭難事件を「知っている」と回答したのは
29.9%となったことが判明した。
このままでは、先人達が築いた両国間の『友情の物語』を
後世に遺せなくなることを危惧し、
改めてここで纏めて掲載することにした。
直近120年の間にトルコと日本の間で、実際に起こった話だけである。
この心温まる物語を、ぜひ味わいながら読み進めていただけたら幸いである。
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