さて、今回は先日のブログにてお話しさせて頂いた『自動膨張式救命胴衣』のお話をさせていただきます。

まだ先日のブログを見られてない方は下記のリンクからご覧ください！

では、先日お話しさせて頂いた、『自動膨張は腰巻タイプではなく、首掛けタイプが良い』と筆者が思うようになったいきさつをお話しします。

皆さんは自動膨張式の救命胴衣に『腰巻タイプ』と『首掛けタイプ』があることはご存知でしょうか？

一般的には『首掛け』よりも『腰巻』を選ぶ方が多いと思います。

なぜ、『首掛け』より『腰巻』が人気なのか。その理由は

etc...

まぁ、理由としてはこんな感じです。

もちろん筆者も同じように思っていました。

ある遊漁船の船長からお話を聞くまでは。。。

釣具屋店員時代のある日、店員同士で三重のティップランをしに遊漁船をチャーターして楽しむことに！

釣具屋の店員として筆者は『情報力』を重視していたので、いつも通りに船長さんと楽しくお話しながら、最近の釣果や、ティップランのイロハなどを聞いていました。

すると、船長からとある問題を出されました。

船長『自動膨張って、『首掛け』と『腰巻』があるけど、どっちを選ぶべきだと思う？』

筆者『んー。。邪魔にならないし『腰巻タイプ』ですかね』

船長『確かに。じゃあ、実際船から落ちて助かる率が高いのはどっちかな？』

筆者『正直どちらも変わらなそうだけど。。強いて言うなら『腰巻』ですか？』

船長『実は『首掛けタイプ』の方が助かる確率が高いんだよ！』

なぜ『腰巻』より『首掛け』の方が生存率が上がるのか。。。

それが『なるほど！』となるお話もしてくれました。

船長は遊漁船をやっていると、何度か落水して亡くなった方を見かけたり、他の同業者の方からお話を聞くことも多かったみたいです。

そこで気付いたのは『腰巻タイプ』を着用している人が亡くなる事が多いという事。

実際普通に落水したら、自動膨張が膨らみ、自分で息をする為に顔を水面から出すことで助かります。

ですが、落水する際に船体に頭をぶつけて気絶したり、気を失って落水したらどうでしょうか？

『腰巻タイプ』は膨らむのは背中側の腰部分です。

気を失っていれば、腰を頂点にして体はくの字に曲がり、『顔は水に浸かったまま』になり、『窒息してしまいます』。

『首掛けタイプ』であれば、首にタオルをかけた時のタオルの位置に浮力が来ます。

よって、気を失っていても、『顔は水面から出る』ので『窒息する可能性は少ない』です。

よって、助かる可能性が高いのは、『首掛けタイプ』になります。

と、船長から説明されて、『そこは盲点だった！』と感じました。

それ以来店頭で接客する際は、簡単に上記のお話をしてから、『首掛けタイプ』をオススメするようになりました。

いかがだったでしょうか？

今回自動膨張の『首掛けタイプ』の方が良い理由についてお話させていただきました。

実際に現場で見てきた遊漁船の船長のお話は、かなり大事な事だと思っていただけると思います。

今回のお話を踏まえた上で、船上やおかっぱり用の『自動膨張式救命胴衣』を買われる際は、『首掛けタイプ』を選ぶようにしましょう。

楽しい釣りをより安全に楽しめるよう、道具選びも考えて選んでくれるとうれしいです。

では、また！

遊漁船の船長から聞いて驚いた事