選ばれた人の責任、選んだ人の責任 | turfplan.netのブログ

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素朴な疑問や思いを書いています。

週明けの月曜日。


朝からどこの情報番組でも鉢呂前大臣辞任の話題。


当然の事ながら、野田総理の任命責任についても野党が追及する模様。


ただ一部のコメンテーターからは報道のあり方に疑問を呈す発言も出ている。


今回の鉢呂氏が発言した内容は決して良い発言とは思わない。


しかし辞任に値する発言かと問われれば、意見は分かれると思う。


それは『言葉や報道』だけで評価するか、その人の仕事ぶりや人間性も加味して判断するかによっても意見は異なるからだ。


しかし多くの国民は要職に付かない国会議員が日々どんな仕事をしているかほとんど知らない。


だからどうしても『言葉や報道』だけで判断してしまいがちだ。


政治家はこの事を肝に命じ、自分の言葉の重さを感じるべきである。


なら有権者はどうだろう?


総理大臣に任命責任があるのなら、当然有権者も選挙で選んだ責任を負うべきである。


しかし実際はそんな責任は棚に置いて、何か事が起きたら政治家の批判ばかりする。


良い例が小沢一郎氏である。


彼は政治資金規制法違反で現在裁判中の身である。


2009年の衆議院選挙前には公設秘書が逮捕されている。そしてその責任を取り民主党代表を辞任している。


しかし辞任直後の選挙で当選し、現在も国会議員である。


現在何かと小沢氏の批判が出てくるが、ならなぜその選挙で落選しなかったのだろうか?


他の選挙区の候補者に投票出来ないもどかしさもあるが、少なくとも有権者から選ばれた国会議員なのは事実である。


いろんなツールを使って政治家の批判をするのであれば、その前に選んだ人の責任について今一度考えてみたらどうだろう?


選ばれた人(政治家)も責任を持つ。⇒選ばれた以上政治家として責任ある行動をとる。


選んだ人(有権者)も責任を持つ。⇒自分達の代表として適切な人物を真剣に選択する。


そして選んだ責任として、任期中の批判は控える。(次期選挙で選ばなければ良いだけ)


これからは有権者の資質が重要となってくるだろう。