つれづれ… -33ページ目
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男を磨く!①

最近、自分に言い聞かせているテーマである。
別にモテるためとかいうんじゃなくて、人間としてカッコいい奴に
なりたいなと思うのである。

例えば、無闇に人の批判をあからさまにしないこと。
特に本人がいない場所で批判しないこと。
やっぱり口は災いの元である。
どんなに頭に来ても、できるだけ自分の胸にしまっておいた方が良い。
文句があれば本人に直接言った方がずっとまし。
人の批判ばかりしていると、話し相手に「自分がいない時にも何を
言われているかわからない」と警戒されてしまう。

…と言っても、なかなか難しいものだ。
ワタクシ、けっこうさりげなくボロっと口に出してしまうときがある。
そんな時、「しまったぁ~」と後で後悔しまくって頭を抱える。
そして、自分は弱い人間だなぁと思うのである。
なんで、頭でわかっているのに、行動に出てしまうのか…って具合に。
まずは、人に対して寛容さを持って接することができる「強さ」を
身につけたいっす。

「人にやさしく、自分に厳しく」
口で言うの簡単だけど、難しい事だね。
グチグチ物を言うのではなく、さらっと行動で示す事ができる
男になりたい今日この頃である。
カッコいい男への道は険しい…。

「ホンモノ」を見るということ。

この3月は、小学校の教員として4月から働くにあたって、広く教養を
つけたいなと考えて色々歩き回っている。
それも、教師という仕事やっぱり子ども達に自分が体験したことを
たくさん語っていかなきゃいけないと切に思うからである。
教師とは、子ども達が自ら自分の人生について考え、行動できるための
基盤を作ってやる仕事だと思う。
それには、自分自身が常に学ぶ姿勢を忘れてはいけない。
だからこそ、足を使って日頃から見聞を広めるように努めたいと思う。

といっても、それを本当に切に感じ意識して行動するようになった
のは、ごく最近のこと。
中学校の教育実習の時に、指導教官に「ホンモノ」を見ろ!と言われた。
豊富な教養なしには子どもがおもしろいと思う話はできない。
「ホンモノ」を見る、知ることによって、自分が受けた印象や感動を
子どもに語ってやる事が大切だ!と教わった。
正にその通りだと思う。

例えば、歴史の授業。
文化史一つとっても自分が実際に見たものほど、事細かに話せるもの
である。逆にいえば、自分が見たことも聞いたこともないものを
話しても、子どもにその文化財がどれほど価値のあるものなのか、
魅力のあるものなのか、と臨場感を持って話せないものなのである。

俺は、教壇に立ったら少しでも子ども達に、感動や驚きのある体験を
させたいと思う。きっと、それが物事を深く考え、自分の周りの世界に
対してアンテナをはることをわすれない姿勢をもつことになるんじゃ
ないかな。というか、そういう人間に育って欲しい。

そのためにも、日々勉強である。
この間は、目黒寄生虫館に行ってみた。
メチャクチャグロテスクな生き物たちが、たくさんいた。
8.8mのサナダムシの標本はやばかった。
しかも、マス寿司食って寄生したというのだから、オソロシイ…。
とくに川魚は生で食うまいと誓った。
その日は、もう一件ってことで、恵比寿にオタク展も見に行った。
これも、マニアックな世界が広がっていた。
ちょっとこの日はディープすぎた(笑)。

今月末は、ゴッホ展が始まるらしい。
なんとか、予定をつけて行きたいものである。
やっぱり「ホンモノ」を見ないとね。
人類が築き上げた最上級の文化遺産には触れておくべきである。
きっと初任の一年間は、色々見て回れる時間はそんなに
ないだろうし。

コマ撮りアニメ

一月から、教育自習でお世話になった小学校で図工の授業の
アシスタントをさせてもらっている。
美大の学生に混じりつつである。
授業内容は、6年生の卒業制作のひとつで、コマ撮りアニメ
を作るというものである。「ピングー」みたいな粘土の人形
アニメといえば、ピンと来ると思う。
とにかく、デジタルビデオカメラで撮って、パソコンで編集
という具合にハイテク機器を駆使して作られる。何と、編集
用ソフトは20万円だとか…(!)
普通の公立小学校ではできない実践である。

確かに作ってみると面白い。はじめは子ども達が思い思いに
作った人形をジミ~に少しずつ動かして撮影していくのだが、
けっこう忍耐力を要する。
いざ、つないで見てみると動きがコミカルで可愛いものだ。
でも、子どもが皆ついてこないのよね…。
最初の粘土作りは頑張ってたけど、撮影になると飽き出して
しまうし、編集に至ってはほぼ学生がやらないと全くわから
ないし…。(ローテクな自分ですら、わけわからないのだか
ら、子どもはなおさらである。)結局、最後は学生が編集作
業を遅くまで残ってやるわけです。

どうなんだろう?この授業。面白い事は面白いんです。でも、
実際頑張っている子は少数でほぼ学生が作っちゃう。
やっぱり、一時間一時間の授業でしっかり子どもが活動をし
ていないと一人一人の学習が保障されてないんじゃないかなぁ
と思う。(この実践、去年は何かすごい賞をいただいたそう。)
とは言っても、他の実践も見させていただいたけど、いつも
子どもの個性を大事にしている先生です。念のため…。

僕は、やはり図工というと子どもが最初から最後まで自分の作
品を責任を持って作り上げるところまでが大事かなと思っちゃう。
最後まで作り上げてこそ、ものづくりの大切さとか、自分の
作品に愛着がわくもじゃないかな。
あんまり美術的なセンスはないワタクシですが…。
何か、子どもが主役になれないと良い授業とは言えないよな。
うん、そうだと思う。自分はそういう事を大事にしたい。
だって、どう考えてこの授業の主役はパソコンを使いこなしてい
る学生だもん。
まあ、子ども達だけではできないから、大学生とコラボしている
んだろうけどさ。

そんなわけで、三学期の全ての図工の授業が終わったけど、編集
作業がたんまり残っているので、明日も小学校に出向きます。何
だかんだ言っても、完成して喜ぶ子どもの顔が見たいからね。
まあ現場にも出ていない自分は、まともな授業なんぞ、まだまだ
出来ませんがね(笑)。こうして、現場に見に行けるだけでも
大変な勉強になります。

よくやった!

今日、自分が所属するボランティアで見ている中学三年生の
高校入試だった。
推薦、一次と見事にひっかからず、二次試験だった。
なかなか勉強に気が向かず、現実逃避することが続いていたので、
どうしていいものか、といつも悩ませる子だった。

試験が終わった後、家に電話してみた。
「試験はどうだった?」
「作文、全部書けたよ!」
それだけで、とても嬉しい気持ちになれた。
彼は、いつも不完全燃焼なのだ。
でも、今日は精一杯やってのけた。
一次募集の時は半分しか、できなかったのだから。
きっと、やりきったことが、もっと長い目で実を結ぶ
ことを願いたい。

あとは結果が出るのをまとう。
今日はイイ気分になれた。ありがとう。
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