幼い時、母親が作ってくれた鉄火丼を
一口も食べなかった私の頬を
父親が平手打ちした。
それと同時に私は放尿した。
痛かった。
今は食べれる生魚、
どぅるんどぅるんで、
噛んでも噛み切れないし、
口に入った瞬間から苦手だった。
好き嫌いしちゃいけないと、
躾のつもりだったであろうが、
痛すぎた。
母親は自ら私の分も食べ、
私が食べた事にしてくれた。
いくら謝っても、泣いても、
父は鍵のかかった部屋から出て来ない。
今となってはその父も他界している。
