もう一つ昨日の出来事。


まあまあ、日本のクリスマスSEXMAXなように、

中国でもイベント日には恋人同士は一緒に居ましょう。となる。


卓球で更に汗だくになって、死にかけていると、百灵から「中秋節お祝いメール」が届いた。

返事には「今日は中秋節やからお前に馬を一頭プレゼントするわ。」と書いた。

これは日本では何年か前に流行った馬の被り物をご存知でしょうか?(ナイナイやったかな?)

それをカブって彼女に会いに行こうと考えました。(アホ丸出しです)

もちろん中国にも中秋の名月には馬をかぶって彼女に会いに行くなんて習慣はありません。

「何の馬?」

「馬は馬やろ。馬しらんの?」

「知らない。」

「夜に見せに行くわ。要らんかったらそれでいい。」

「それはどういう、口実の作り方なの?」

「別に何もないよ。見せたるだけ。」

「わかったわ。」

「仕事終るの待ってるわ」

「うん。電話する。」


とあいなった。


汗だくで、汗臭いまま呉少清の家へ。

前々から今日は食事に誘われていたのでした。


カンパーイ!ん~んビールがうめえ!!

っていうかお母さん料理作りすぎ!!

でもって料理上手すぎ!!


しまいにはベリベリに酔っ払って、タクシーで送ってもらう羽目に。

シャワーを浴びて、ゆっくりしていると、

ムラムラと制作意欲が湧いてきた。(これは後で書きます)


気が付くと12時前だ。やべぇ!

制作しているときはもはや人間ではなく、そのまま外に出ると通報されかねない顔をしているので

いそいで顔を洗い、着替えて、馬を掴み、タクシーに飛び乗った。


ふぅ、間に合った。

見せの向かいの路地の階段に座り込んで奴の仕事が終るのを待った。

頭の中ではこの公衆の面前で馬をかぶり、それをあいつの笑いにまでもって行かねばならないという、

関西人独特のアホな思い込みと、責任感で一杯だった。


30分くらい待った頃、背中に異物感を感じた、

その次の瞬間にチクっ!と何か大きな虫に噛まれた事を感知した。

うが!と立ち上がり慌てて服を掃うと背中からポトリと大きな虫が転げ落ちた。


カサカサカサ、カサカサカサ、 ・・・・・・・・・・・・ う、ギヤァァァァァァァ  ご、ゴキブリッ!!!!


あまりの、気持ち悪さと怒りに火のついたタバコを全力で投げつけると、

こちに向かってくるではないか!


うひゃ、く、来るな!

つかの間逃げ惑い、避難場所から戻って座りなおすと、何だか背中が痒くて仕方がなくなってきた。


クソッたれ!なんでおれがゴキブリに噛まれなきゃいけないんだよ!


そこに電話が。百灵だ。

「はいはい~遅せ-よお前。まだ店の中?」

「、、、、&(#”」

「は?」

「、、、、&(#”」

「なに?わかんねーよ。何言ってるの?今どこ?」(と言いつつ、左手では馬をかぶる準備を始める)


「・・・・・今・・・ご飯たべてるの」


ぷっちーん!馬を掴む左手は止まり、怒りが憤怒のように込み上げてくる。


「あっそう、じゃあ、帰るわ。」


家に着いて、馬をリビングの床に叩きつけてからも怒りは収まらず眠る事が出来ない。


あのクソ女が!こっちは馬で笑い取る準備して、想像してニヤニヤしたり、

一人笑いまでして、ゴキブリに噛まれながらテメエのこと待ってんだよ!何だってんだ!


見たいな事を二時間くらい繰り返し、ようやく寝れました。


はい。たった今、奴から電話が・・・・・・・・・出ませんでした。


はぁ~もう自信ないです。ホントにちっちゃい男ですな。