陣痛との闘いを敬遠して、帝王切開を選択した私。
1日3回まで、お尻に打ってくれる鎮痛剤のほかに
脊髄から繋がっている「無痛の鎮痛剤」というのがあり
※看護師さんが「無痛」と呼んでいた
「痛い~」と思ったら、手元にあるボタンを押すと
一定量が体に流れて痛みが和らぐシステムになっていた。
私は、この薬が無くなったら、また補充してくれるものと思い
贅沢にガンガンボタンを押して、無痛の鎮痛剤を使っていた。
が、翌日には薬を使い果たして、外されてしまった。
(え...まだ要るよ)
このダブルの鎮痛剤を使っても尚、痛みに襲われて
座ることも、寝返りを打つことも、不可能で
じっと寝ているだけでも痛かった。
小水は尿管が繋がれていて、自動的に出るようになっているが
(尿意も無く、いつの間にか出ているようだ)
もしも、大きい用事ができたら大変だ。
とても踏ん張る負荷などかけられない!と
水分を取らないようにしていたのだけども
看護師さんが巡回してきて
水分が不足してます。お水飲んでください。脱水症状が出ています
と、水分摂取を促された。
翌朝は、尿管を外し、トイレには自力で行けと言われていたが
とても、激痛に耐えながらトイレにいくなどできないと思った。
もっと尿管入れててほしかった。
翌朝、薄情にも 尿管は外されて
○時までに、お小水を試みてください。もう、溜まっていて出てくるはずです。出なかったら、脱水で処置を施さなくてはなりませんとトイレに強制的に行かされる。
上半身を起こし、片足ずつベッドから足を下ろし
そっと立ち...(ここからが超激痛、そもそも立てない)
激痛の走るお腹を押さえつつ
夫に支えられながら、そろそろ、そろそろと
病室内のトイレへ移動した。
余りの激痛に、
恥も外聞も神秘のベールも何もなく
オロの大量についたパッドまで
夫の前で下ろし(一人ではパンツおろせない)
腹帯を外した
...その瞬間に、激痛が走って
目の前に星が飛び
目の前が暗くなってきた。
あ、これは気絶して倒れる!と自覚したので
その状態でトイレに座るのを諦め、壁にもたれた
もう、息も苦しく、目の前は暗くなり
呼吸も乱れてしまった。
看護師呼んで
とどうにか言った。
夫は、倒れかけの私を横目に
狼狽しながら看護師を呼んだようだ。
看護師が来た。
けど、どうやって看護師を呼んで、いつ来たのか覚えてない
長いので つづく