司馬遼太郎さんの直樹少雨作品が、
梟の城
であり、一度だけ読んで忘れていたが、思い出した次第は、
最後の場面である。
薬草だ。薬草を採取し、これを町で打って生計を立てている。
梟の城とは、山中にある粗末家だった。
主人公は、伊賀忍者であり、秀吉と戦うが、こと敗れて、
隠棲している。やるだけやった、激闘の人生から、
くつろいで居眠りする昼下がりという感じ。
山林と畑地、薬草はどう栽培あるいは自生できるのか。
先ごろ、TVである農協の取り組みがレポートされたのは、
料亭の料理などで出る、ツマ :ちいさい葉っぱでの装飾
のための採取・販売経営の発見と実践の復元ドラマだった。
ツマ に適する葉は、何でも良いのではない。色・形
など、それなりに決まっているという。みかんが全滅した年
沈んだ町の活性に立ち上がった農協職員は若かった。
これに、呼応してくれたのは老人パワーであった。
仕事と生きがいが今続いている町村となっている。
これは自然採取です。
漢方薬医師の庭には、薬草栽培もされているがそれはなんでしたか。
ところで、こんにち、薬事法により、薬として売れるのは、
薬剤師であろう。そのへんのところは、よく知らないのですがね。
農耕・採集だけでは、扱い方がわからない。茶・食品の範疇ではあるが。