久々に ドキドキしながら 犯人捜し
ミステリーとは 少し違うか?
- キラレ×キラレ (講談社ノベルス)/森 博嗣
- ¥950
- Amazon.co.jp
(あらすじ・裏表紙より)
30代の女性が満員の電車内で、ナイフのようなもので
切られる事件が連続しておこる。
探偵・鷹知祐一朗と小川令子は被害者が同じクリニック
に通っている事実をつきとめるが、その矢先新たな切り裂
き事件が発生し、さらには殺人事件までおきてしまう。
Xシリーズ第2弾―
厳密に言うとミステリーとは違うのかもしれませんが。
Gシリーズが事件よりもその外側を描いている感じになって
きたのが、少し前に読んだ「目薬αで殺菌します」で鮮明に
なり。
ミステリー色が弱まったので、本作はドキドキしながら読めた
ということで面白かったです。
「目薬α~」は感想は書いていませんが、加部谷がんばれ!
まさかの海月・・・みたいな(笑)
なかなかのラブシーン(森作品としては)で、それはそれで私は
好きでした。
相変わらず令子の雇い主である椙田は謎の人物で。
事務所の大学生・真鍋は鋭いような、鈍いような変わった人物で。
満員電車内の、令子が切り裂き魔の手口を想像するところは
ぞっとしましたね。
確かに電車内の、「触れているのが当たり前なのに、感覚を遮断
している空間」は歪なものだな、と思わされました。
このシーンがあったから、ラストの対決シーンは余計に怖かった
のかも。
印象に残ったもう一つは、令子の回想シーン。
無駄だからやめましょう、と令子が前職のときに上司に進言したら、
「無駄だからやっているんだ」
とたしなめられたこと。
「無駄なことがしたくないのなら、今すぐ死んだらいい」
仕事って、一見無駄なことを積み上げていくことが必要なことが
多々ありますよね。
文章にするとこうなるんだ、と感心しきりでした。
おなじみの萌絵が出るところは、このシリーズではもっと絡んで
くるのかな?と想像したりして。
さぁ、このシリーズも誰が一体主役なのか??
GとXのシリーズは発表順・・とはいきませんが、並行して読み進めて
いきたいと思います。
★★★