「かなだい」デニス・テンさん追悼大会に 自己ベストで首位発進


毎日新聞  10/27

スケートアメリカのアイスダンス・リズムダンスで演技する村元哉中・高橋大輔組=ノーウッドで2022年10月22日、ロイター

スケートアメリカのアイスダンス・リズムダンスで演技する村元哉中・高橋大輔組=ノーウッドで2022年10月22日、ロイター

 フィギュアスケート・アイスダンスの「かなだい」こと村元哉中選手、高橋大輔選手組(関大KFSC)が27日、カザフスタン・アルマトイで開かれたデニス・テン・メモリアルに出場した。リズムダンス(RD)は自己ベストの79・56点で首位発進した。フリーは28日に行われる。

 この大会は、2014年ソチ冬季オリンピック男子銅メダリストのデニス・テンさん(カザフスタン)が18年7月に強盗に刺殺されて25歳で亡くなったのを悼んで設立された。現在は国際スケート連盟(ISU)公認のチャレンジャー・シリーズ(CS)の一つとなっている。

 関係者によると、村元選手、高橋選手組は主催者側から招待を受けて出場することになった。2人は22、23日に今季初戦のグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカ(米マサチューセッツ州ノーウッド)に出場し、6位だった。

 23日にエキシビションを終えたかなだいは同日深夜に米国を出発し、25日朝にカザフスタンに到着。片道約1万キロを移動し、「中3日」で大会に臨む強行日程となった。2人はテンさんのお墓も訪れ、故人をしのんだという。【倉沢仁志】


※強行軍ですね。追悼の意思の表れでしょうか?