人の気配を感じてまだ重たい瞼を上げると
そこには私の知ってる顔があった
飛(あれ… なな…?
なんか泣いてるし
七(やっぱりななが止めておけばよかったんやぁ… ごめんなぁ…
飛(ううん ちがうよ、大丈夫だよ
そういえば膝があったかい
あっ、毛布
…まいやんかな?
あとでお礼言わないと。
飛(ねぇ、ななはどうして来てるの?
白(あ、私が呼んだ! だって飛鳥のこと誰よりも知ってるの七瀬でしょ?
白(私の彼女だしね〜
飛(そっか ありがと
七(なぁ、飛鳥はこれからどうするの?
白(それがどうしたらいいかわかんなくてさ〜
七(どれが一番良いのかわからへんよなぁ
白(七瀬はどう思う?
七(ん〜… やっぱり飛鳥の気持ちを一番に考えてあげたいなぁ
白(だよねぇ
七(でも、飛鳥はあそこにはいないほうがいいと思う
飛(私もっ…
飛(あの…あの家にはもう行きたくない。 ダメかな…?
あれ 私珍しく素直…
その瞬間、私は温もりに包まれた
飛(えっ…?
温もりの正体はななとまいやんだった
白(そりゃそうだよね
七(なな戻らんでええと思う
そんな優しい言葉かけられたら余計辛いじゃん
また泣いちゃいそうだよ…
もう、責任とってよね
七(飛鳥泣いてる!
白(飛鳥ちゃんどうしたのよ〜
飛(ちがうの!ちがう!
これは「悲しい」の涙じゃない
飛(ななとまいやんがいてくれてよかったなぁ…って、 ただそれだけ。
飛(こんなにあったかい人が私のことを見ててくれるなんて… って思ったら嬉しくて…
白(そっかそっか
と、不意に私の頭に手を置いたまいやん
白(大丈夫、大丈夫
白(飛鳥はななと私が守るからね。
七(なぁなぁ、なな思ったんやけどさ
七(飛鳥、まいやんのお家に住んだらええんちゃう?