昨日、新潟県能生漁港の遊漁船「大進丸」の船長が亡くなりました。
持病があり、定期的に船を休んで病院へ行ってた事はお客さんみんな知ってました。
まさかこんなに早く逝ってしまうとは大進丸に乗ったことのある人なら誰も思わないかったと思います。

僕は今は製造業ですがサービス業に従事していた期間が長く、お客様商売には少し自信があり、飲食店を中心にコンサルタントをしていた時期もありましたのでサービス業に対しての目は少し厳しめです。
そんな目線で各地の遊漁船に乗り、釣りをして来ました。
大きな声では言えませんが正直言うと多くの遊漁船の船長はまだまだです。
船長はお客様に安全に釣りを楽しんでもらいたいから危険な行為や他のお客様の迷惑になる行為などは厳しく言う事は当然だと思いますが、
理不尽な事でお客様に当たったり、一部の常連客だけにサービスが良かったり、船長の気分次第でその日の船の動き方が変わったりと遊漁船に何度か乗ったことがあれば同じようなことを感じたことがあると思います。

しかし
「大進丸の船長」は常にお客様だけの事を考えて営業していたと常に感じていました。
現代的な新しい設備やサービス業にありがちなお決まりのセリフがあるわけじゃなくて、船長の人柄がそのまま滲み出て誰もが気持ち良く釣りができる空気にしてくれる。釣れない時間が続いてお客さんがダレ始めても船長が優しく応援してくれた。

僕が初めてブリを釣らせてもらったのも大進丸でした。


船長ありがとうございました。