ウツから学んだウツ予防シリーズの、
第5話です。

 

前回同様、ウツからの学びシリーズを
振り返りながら予防法を紹介します。

 

さて【私がウツから学んだこと5】は

・「心を鍛えなくては」と焦った

・四国遍路は諦め、秩父遍路に行った

・「もう治った」と言ったら怒られた

という内容でした。

 

あの頃の私は、焦燥感にかられていて

・何かしていなくては

・早く治して、復帰せねば

・強くならなきゃ

と落ち着きを失っていました。

 

人によってウツ病の症状は違いますが
最初は動けないような時期が続いても
治療を続けると、多少は動ける時期が
やってきて、動ける余裕が出てくると
自問自答することが増えてきます。

・皆、頑張ってるのに…

・このままでいいのか?

・早く仕事に復帰せねば

・生活ができなくなる!

そんな事を考えながら焦燥感にかられ
落ち着きを失っていくのです。
(当時は、私だけかと思ってました)

そして、心は休まらないまま、症状が
悪化することもあります。

 

この時、他の人がやりがちな間違いが

・焦るなよ

・落ち着けよ

という声掛けをするということです。

 

それ無意味です!!

というか逆効果です!!

言われるたびに焦ります!

 

つらいかもしれませんが、黙って、
見守ってあげてください。

 

で、大事なのは【焦っている】ことに
本人自身が気づくことです。

 

そして本人自身が【焦っている】理由
を把握することです。

 

もうお気づきですか?ウツ予防5は、

焦りの理由を把握する

という事です。

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では、どうすればいいかというと…

 

具体的な手法を説明する前に、まず、
子供を例にして考えてみましょう。

 

ある子供がイライラしてたとします。

その子供をあなたが、なだめる場合に
こんな手順を踏むと思います。

 

1.その子と向き合う
(「お話しできる?」)

2.その子が求めていることを聴く
(「本当は、何が欲しかったの?」)

3.教えてくれた、お礼をいう
(「教えてくれてありがとう。」)

 

話しを聞いているうちに落ち着いた
なんて経験もあると思います。

 

焦りの理由を把握する

という話に戻しますが、実は同じで、
手順も概要は同じです。

詳細な手順は、ここでは割愛しますが

ざっくりと言うと以下の通りです。

0.焦りの気持ちに目を向ける
焦る気持ちを、身体のどこで感じるか
具体的に把握し、特定したら開始

1.その部分と向き合う
(「お話しできる?」)

2.その部分が求めていることを聴く
(「本当は、何が欲しかったの?」)
(呼吸が穏やかになるまで続ける)

3.教えてくれた、お礼をいう
(「教えてくれてありがとう。」)

 

初心者の方は、熟練者のガイドを受け
やった方がいいですので、お近くの、
NLP熟練者を探して言って下さい。

「肯定的意図の確認したいです」

こう言えば、熟練者ならわかります。

 

是非、お試しください。