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シンガーのあおきまゆみです
毎週金曜日夜9時〜「Voice Letter」配信中
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＠Himalayaラジオ
今日はまず、私の恥ずかしい話を告白します。
それが歌に、繋がっていきます。
・・・・
「歌がうまい」というレッテルを誰かに貼り
自分には「歌が下手」というレッテルを貼る
私がよくやってきたことです。
そうして優劣をつけながら、
”あの人はすごい。自分はまだまだだ”と、
誰かを神化まではいかずとも
遠い人に設定しては、自分と距離をとります。
そうすることで、
自分を一旦「ダメな人」に追いやります。
ですが、そのままではダメな人止まりなので
そこから遠い存在へ近づけるよう、努力します。
必死に努力することで
自分はダメじゃないって思えるんです。
さらに、
”自分が目標にしているのはあんなにすごい人なんだ”
と思えるのが、ポイントなんです。
普通の人じゃなく、すごい人を目指してるということが
自己価値を高めてくれます。
あ〜、恥ずかしい。
この告白、本当恥ずかしいです。
でも、ありのまま曝け出してみます。
とりあえず今、小さな穴に入りました（笑
なんとか、続けます。
どんな自分だろうと、このままでいいんだと思うことが
私にはとにかく難しかったんです。
理屈では分かるんですが、
自分ごとになると、途端にわからなくなる。
だからいつも”自分はどこかおかしいんだ”と感じては、
「おかしい人」というレッテルを、ここでも貼ります。
でも、私は何もおかしくなかったんです。
本当は、酷く傷つけられてきた。
それが事実でした。
あえて被害者１００%で書いています。
私は長年、自分を両親の支配下に置いてきました。
その選択に氣付き、
自分が本来望んでいる世界の住人になるためには、
虐待の被害者であった事実を認めることが必要なんです。
ちょっとハードな話でしたが、
この話がどう歌に繋がるか？というと、
歌は心とダイレクトにつながっているので
密かに抱えていた内面を浮き彫りにする事があります。
普通に生きていたら感じなくてもいいような事を
わざわざ味わってしまうことがあるんです。
だから、歌うことを諦めたくなったり
歌う自分を嫌になったりすることも、起こるんです。
これはもう仕方ないことなんです。
こういう時、悪者はどこにもいません。
ですから、無理に向き合おうとしたり、考え込むのではなく、
自分に優しくしてあげましょう。
歌うことが辛いなら、いったん歌をお休みしましょう。
ちょっと歌わないくらいのことなんです。
人生に大した影響はありませんし
それで人生が終わることもありません。
３０代以上になると、
今から歌を本気ではじめたい方、経験がない方は特に、
歌っていないこと（＝やりたいことをやらない自分）に、
猛烈に焦りを感じるかもしれません。
でもね、もうここまでやってこなかったという現実を
一旦受け止めてあげませんか？
それって、確かにやってこなかった。
だからと言って、何もしてこなかったわけじゃないですよね？
これまで、色々ありながら生きてきましたよね？
さらに、色々ある中でも、心のどこかにはいつも歌があったのではないでしょうか？
思い続けてきたんじゃないですか？
そういう消えない意思があるから
今、歌いたいと思える自分がいるんです。
誰にも見えない、自分にしかわかってあげられない
見えない意思の存在を、改めて感じてください。
やってないことを焦るより
そっちを見てあげましょう。
その方がずっと、明日を生きる力になります。
歌はどこにもいきません。
いつまでも、大らかに待っていてくれます。
誰かを見放したり、愛想尽かしたりもしません。
私、だいぶ拗れてきました。
冒頭の告白で、感じていただけたのではないでしょうか？（笑
こんな私でも、歌があったから
今、歌と共に、自分を生きられています。
私は毎年、最高に幸せな自分を更新し続けています。
歌は愛そのものなので
どこまでも自分をさらけ出せます。
自分の好きなようにして大丈夫なんです。
安心して歌とつながっていてください。
形に拘らず
見えない思いを、大事にしてください。
音楽はそもそも、形のないものです。
歌もね。
思いと同じなんです。
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