療育園のPTさん(理学療法士さん)に、視線や注意が向かないことの相談をしてきました。注意散漫だけでなく、とにかく手元や足元を見ていない!ということが気がかりだったからです。

 

〈PTの見立て〉

・目の見方自体はおかしくなさそう(乱視ではないのでは)

 

・体幹が弱い子は頭がグラグラし、目線が安定しない。目だけで物を追えない。

 

・肩を上げてお腹を突きだしてバランスを取っているため、目線が上にいきがち。手元や足元に注意を向けにくい。

 

・座っている時に片手を膝に置いて体を支えていることが多い。目を使い、両手を離して遊ぶ時間が短くなる。興味があるもので遊び、集中してる時は、両手を離して上手にバランスを取って遊んでいる。

 

・(何故かバケツに座っている息子を見て、)背もたれのない不安定なものに座ってみるのも体幹を鍛える練習になる。

 

注意散漫で、対象物を探せない・見失ってふざけてしまい、注意されやすくて困っているという悩みに対して→

・分からない、困っているをふざけて表現してしまうのは損でしかない。注意が向いたら褒め、成功体験を積む。人から言われてでなく、自分から対象物を見ようと思えるようにする。

 

靴の着脱で、椅子や段差に座るとなかなか集中できず、床に座って目線を足元に合わせられると一人でやることが増えてきた。ただ足元に注意が向くまでに時間がかかったり、部分部分で着脱が難しい箇所があり、どこまで手伝うか迷うという悩みに対して→

・後ろから黒子の状態でサポートし、子どもが前傾姿勢になるようにすると目線を下に持っていきやすい。手伝ってあげたときも、本人の目の前で着脱の流れが見えるので、頭に入りやすい。座って片足を上げて靴を履くのも本人にとってはグラグラして大変なこと。今は困っていたらヒントを与えつつ、手伝っていいと思う。

 

体について→

・物や人にもたれてバランスを取っている。何もないところで立っているだけでも、本人にとっては負荷がとてもかかっている。疲れやすいのも無理はない。

 

☆☆☆

 

今の体の状態が、注意散漫を生み出している大きな一因になっていて、集中出来ない状態になっているということが分かりました。年齢的なもの、加えてスペクトラムの刺激に反応しやすいところや、もし注意欠陥の特性を持っている場合はどうしようもない状態なんですね。。

 

不安定な体で、息子なりにやっているということを忘れないようにしたいです。出来る時もあるのになんでこんなに気が散るのか?物を見ないのか?と思うとイライラしがちなので気を付けます。

 

息子の集中力、見る力を高める第一歩は体作りからなのだなと感じました。目の問題1つとっても、色んなところに繋がっていきますね。