去る3月25日、日本人アーティストでは一番好きなNOBODYの木原敏夫さんがお亡くなりになりました。NOBODYとの出会いは自分が高1の時に二つ上の次兄になんか格好いい音楽知らない?と聞いたときに兄貴のおすすめで3thアルバムの「NIGHT WALKER」を薦められたのがきっかけ。
ロックの洗礼は小6の時に夏休みの朝のラジオ体操の時に持ってく長兄のラジカセに入っていたカセットテープのQUEENのBohemian Rhapsodyで既に受けていましたがはじめて聞く日本語ロックにぶちのめされました。
最初の頃はノリのいい曲を好んで聞いていたけどそのうち「DARIN’DARIN’」という曲にドはまりしました。当時自分は工業高校に通っていて母、祖母としか女性の接点がほぼない生活。そして彼女いない歴=人生。木原さんの少し鼻にかかったスモーキーな声にどハマりしていつかこの曲のような甘酸っぱい夏の終わりを、と夢見る悲しきガキでした。
生で初めてNOBODYを見たのは東海ローカルTV局の中京TVがやっていた5時SAT ROCK WAVEという野外音楽イベントで今時の言葉で言うならフェス。NOBODYがトップで出てきてのふ少年の初めて生体験を奪っていきました。
それからはお小遣いを貯めアルバムを買いツアーに参戦するのがほぼ毎年の楽しみに。地元ではチケットが買えず名古屋まで行きチケットを買うしか術がなくS席を買っても前から10番目とかが取れれば御の字的な状態だったのですが、あるとき珍しくライブハウスでライブがあり社会人になっていたので有給をとり早くから並び最前列をゲットしてノリノリ参戦していたら木原さんがCool it downの歌い出しの歌詞をお忘れになったようで「なんやったっけ?」と前奏が延々続く中声をかけて頂いたのですがアーティストに声を掛けられるなんて初めてで頭は真っ白。あうあうしていたら隣のにーちゃんが「鳴りやまないテレホン!」って答えられてしまったのが30年ほど前の事ですが未だに忘れられません。
数年前からタワレコ限定でデビュー40周年として過去の全てのアルバムがリミックス等施され再販されていてあと1作があると言うことでもしかしてニューアルバムが出てそしてツアーでもと微かに期待していたのですが本当に残念で悲しいです。
木原さん沢山の素晴らしい音楽をありがとうございました。


















































