「僕は今までの僕ではない」
そう言いきった彼は立命館宇治の過去問の国語を9割とれた。
ついに!ついに花開いたか!!
この時が来たか!!
立命館宇治の過去問を全て終え
ついに第一希望の学校の過去問に取りかかり始めた。
ちなみに第一希望の学校の方が
立命館より偏差値が低い。
「算数、100点だったよ」
「社会は時事以外は全部〇だった」
あまりの感動に鼻水がでてくる。
「ふ・・・・。
今までの僕と思わないでくれ」
ああ゛~!づいに!づいにごごまでぎだがぁ~!!!
もう、感動の涙で視界がぼやける。
毎日10時過ぎまで塾に残り自習してきた日々。
12時まで机に向かっていた彼の後ろ姿。
走馬灯のように脳裏を駆け巡る。
ついに報われ始めたか。
さあ!
国語はどうかね!!
期待で胸が膨らむ。
「・・・・」
「・・・・・・・。」
「怒らないでね♡」
「40点♡てへ♪ぺろ♪」
違う涙が出てきた。
鬼門の国語は鬼門のままだった。
国語の神様、国語の神様、どこにいらっしゃいますか?
国語で迷子の子がここにおりますですよ。
ちなみに立命館宇治の国語は問題が面白く
読みやすいらしいです。
相性が良かったようです。
とほほ。