民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)への対応をめぐり、菅直人首相と小沢一郎前幹事長の直接会談の実現に向けた調整が30日午前も続行されているとの事。
首相と小沢氏はそれぞれ31日に記者会見して政権構想などを発表する見通しとなっており、
代表選での対決の回避に向けた綱引きは最終局面に入ったという。
 
この二人が会談をして、何を調整するというのか。
対決の回避というが、昨日のニュースでは、
菅首相に近い民主党幹部が、小沢一郎前幹事長が2006年~09年の代表当時、
「組織対策費」として特定議員に政治資金を集中的に配分していたことを問題視し、
調査に入っていることを明らかにしたと言うし、鳩山氏は小沢氏支持を表明しているし、
話し合いで何とかなる段階ではないと思うが…
 
組織対策費については、今ここで調査に入ると云う事は、
目的が余りに見え見えで、形振り構わずの惨めさが痛ましい。
小沢氏側にすれば、許せない行動に思えるだろう。
 
又、気楽に「小沢氏に恩義が有る」と言って早々に小沢氏支持表明をした鳩山氏に、
菅氏が心許して進言を受け入れるとは思えないし…
 
両者共男の面子にかけてここで降りる訳には行かないと思うが、
そこは話の内容如何で面子も引っ込むというのだろうか?
政界とは摩訶不思議な、魔界也。
 
鳩山氏の「恩義が有る」と云う理由で、党代表引いては総理大臣と云うポストを、
輪番ごっこじゃあるまいし、この人の感覚も首を傾げざるを得ない。
今日の午前は、小沢氏と会談をして仲介の労を取っているらしいが、
これも鳩山氏のごっこ遊びに見えてしまう。
 
海江田氏は小沢氏出馬で吹っ飛んだし、あんなに「国民の生活」を叫んでいた政党が、
一旦政権を握った途端国民より政権と云う構図を、こんなに詳らかに見せてくれるのも面白い。
 
毎日新聞の「どちらが首相に相応しいか」と云う世論調査じゃ、菅氏が78%で、小沢氏17%と
菅氏大きく水を開けているが、これも何だか誘導情報っぽい気がして不審だ。
 
9月1日蓋を開けたら、結局煙に巻かれた国民だけが置いてけぼり~
なんて事もあるやもしれぬ、摩訶不思議な魔界を感じた記事だ。
 
 
もう一件気になった記事は「村上隆氏の作品展に反対運動=ベルサイユ宮での開催」
 
マンガやアニメを下敷きにした作品で知られる現代美術家の村上隆氏が、
パリ近郊のベルサイユ宮殿で9月から開催する予定の作品展に対し、
フランスの保守系団体などが「宮殿を冒涜(ぼうとく)するものだ」と反対運動を展開していると、
AFP通信が29日までに報じた。

主催団体によれば、作品展では新作を含む22点を宮殿の「鏡の間」の回廊や庭園に展示。
これに対し「(宮殿に)敬意を払わない現代美術の挑発にノンを」などと訴える2団体が、
それぞれ3000人以上の署名を集めたそうだ。
作品展が開幕する9月14日には宮殿前で抗議行動も計画されているとの事。
 
村上隆氏がどのような作品を展示しようとしているのかが分からないので言い様がないのだが…
創建当時は国家財政を揺るがす程の巨額を投じて造られた金食い虫の宮殿だったが、
今や観光立国のフランスにとってベルサイユ宮殿とは、いわばドル箱スターだ。
私達は王侯貴族の華やかかりし頃18世紀の空気を味わいたくて行くのだが、
政府はお金を生んでくれるドル箱スターの売り出しに余念が無いと感じた宮殿だった。
 
私が行った時(2008年秋)のベルサイユ宮殿内部。
 
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巨大プードルがお出迎え~!
 
 
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このマイケル・ジャクソンのオブジェは、
去年マイケルが亡くなった時、高額で取り引きされたと聞く。
 
 
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王様の肖像画(らしき)の前に巨大ロブスターがぶら下がっている。
王様の勘気は大丈夫?
 
 
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これらのアートは全てスチールだと聞いた様に思うので、
浮くかどうか怪しい浮き輪?
 
 
どうやらベルサイユ宮殿は、個展会場に貸し出しされているようだ。
村上隆氏の展示物の内容次第で、フランスの方々が怒るのも無理のない物かもしれないが、
これらも大概だと思うので、ちょっと摩訶不思議に感じた記事だった。
 
 
 
皆様にご心配頂きました体調ですが、昨日ゆっくりしていたお陰で少しましになりましたが、
何と言っても気温が落ちて来ないので、完全復活とは未だ言い難いものがあります。
調子が悪いと文章を読んでも上滑りして頭に入って来ず、記事を書くにも言葉が思い浮かばす、
で、更新もままならない未熟さを感じていました。
 
しかしながら、こんな未熟なブログでも覗いて下さる方が居て、嬉しい限り。
未熟者は未熟者なりの更新でボチボチやって行きますね。
温かくお見守り頂けましたら、有り難いです。
これからも宜しくお願いいたします♪