【鬱の時はあらゆることが悪く見える】
鬱の時は、やらなければいけない事を
先送りにする傾向があります。
あらゆることが悪く見え、希望を持つことも難しいので
課題をやり遂げる意欲も薄れてくるのが普通です。
そして問題を目の前に圧倒され
心を閉ざしてしまうこともよくあります。
心を閉ざすのは、辛い感情を刺激してくる状況から
自分の身を守るために起きますが、
それは自分の友人や家族、仕事や趣味、自分の大切なもの
からも距離ができてしまい、より鬱のループに陥ります。
鬱でなくても人間誰しも圧倒されるような問題もあります。
問題から逃げたくなり回避することはよくあるので
鬱状態であればなおさらです。
このような目の前の大きな問題を片付ける方法は、
小さな段階に分けていく事です。
【圧倒されそうな問題を軽くする課題分析】
課題や問題はいくつかに小分けすることが
役に立ちます。
小分けにすると対処しやすくなり
大きなハードルが小さくなります。
例えば、「友人をつくる」 という問題
うつのときの、孤独感を減らすためには
友人や家族と過ごす時間が有用です。
友人を作って関係を維持するには
次のような段階が必要かもしれません。
- 一緒に過ごせそうな人のリストを作る
- 実際に誘ってみる人を数人選ぶ
- そのうちの一人と一緒にお茶を飲む
- その人を食事に誘う
ここで大事なのは
自分自身の行動を目標にすることです
相手の判断や態度が影響する事は関係ありません。
今回の例で言うと、「食事に誘う」ことが目標で
実際に「食事をとる」ことではありません。
さらに、「食事に誘う」目標を細分化していきましょう
・食事に誘うために会うか又は連絡する
・空いている日を何日か選ぶ
・どのように誘うか台本を用意する
⇒夕食に行きたい旨
⇒行く日、時間を提案
⇒Okなら向こうの都合つく日や時間
⇒レストランの候補
⇒無理なら喫茶店など代案の提案
・メールするなら送信前に誤字脱字チェックする
・電話するなら「今、話せるか」確認する
私たちが抱えている様々な課題で
試してみましょう!
小分けにした事を一つずつ取り組んでいけば
圧倒されそうな問題も軽くなります
最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪