欅坂デビュー10周年を記念して、

欅坂の幕が降りた日の殴り書きを供養。



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LAST LIVE1日目。部活後急いで帰って、40分遅れて見始めた。涙が溢れて止まらなかった。とにかくすごいライブだった。

見終えたあと、2日目は絶対に見逃してはいけないと思った。すぐに部長に連絡をする。

前日・当日の欠席連絡は基本聞き入れられない。ましてやその理由がアイドルのライブだなんて、認められる訳がない。

でも、それでもどうしても見たかった。
側から見たらただのわがままに見えるかもしれないけれど、自分の中では明らかに違っていた。

何を犠牲にしても見届けたいと思った。


ぐるぐると考え、ガラスを割れの歌詞に背中を押してもらいながら、職員室へ行き、頭を下げた。アイドルのライブの配信を見るために部活を休みたいということ、好きなグループのラストライブであるということを説明した。

すると意外にもあっさりと許可が降りた。

どれほど怒られても、どれほど反対されても、自分の気持ちを通す覚悟があったので拍子抜けしたが、舞い上がるほど嬉しかった。

適当な嘘をつかずに正直に伝えて休んだからこそ、罪悪感なく、心の底から楽しめた。顧問に乗り込んだ勇者(自分)にここであらためて感謝を伝えたい。



そして迎えた2日目。

危なっかしい計画。野球部の掛け声かのようにトーンが低くて、思わず笑ってしまった。ポテチを食べる推しメンが可愛らしくて、最初は「いいぞー!!こんなに最初から飛ばしてくのか欅坂!」と心の中で叫んでいた。でも後半はもう、愛おしさで胸がいっぱいになって、これまでのことが一気に浮かんできて、涙が出ていた。

「手を繋いで帰ろうか」
あの演出はいったい何だったんだろう。思わず笑った。森田さんと山﨑さんの笑顔は眩しくて、心を奪われた。小さな車に乗っていたり、「欅坂」という名前のバス停があったり、アイスカフェラテのストローを回す姿があったり。

後ろ向きで歩くゆっかーとあかねんに、新2期生がぶつかって、結婚指輪を渡したり、抱き合ったり、車に乗ったりしている。その姿が本当に可愛らしかった。ああやって作品に溶け込む演出は、1日目の「君をもう探さない」でもあった。新2期も少しずつグループに馴染んでいってほしいなぁ、と心から思った。

そして、まつりちゃんと山﨑さんが顔を見合わせて笑う姿と平手と志田を重ねて勝手に胸が熱くなった。(害悪)



そしてみいちゃんの話。
「負けず嫌いになった」という言葉が印象的だった。昔は誰かに抱きついて「むり〜」と甘える姿が印象的で、それが許される子だと思っていた。だからこそあの年末、アンビバでフォーメーションが変わった時に「小池ちゃん、そんなこともできるんだ」と驚いた記憶がある。

2020年の小池美波さんは違っていた。弱さを味方に変える強さを纏っていた。表情も、姿勢も、かっこよかった。いつからこんなにも強くなったんだろう。本当に険しい道を歩んできたんだと思う。ここに立ち続けてくれて、本当にありがとう。

そして「二人セゾン」
泣いた。佐藤詩織さんが涙を流す姿を見て、もう堪えられなかった。歌詞も、メンバーの表情も、涙で霞んで細部はよく見えなかったけれど、それでも確かに届いた。やっぱりこの曲が大好きだ。メンバーも同じ気持ちなんだろうなと伝わってくる。穏やかで温かい愛に包まれるようなパフォーマンスだった。誰かがハグしているのを見た記憶があって、それでまた胸がいっぱいになる。

そして「太陽は見上げる人を選ばない」
ひらがなけやきの名前を出してくれたことに感謝。

葵ちゃん。
活動休止の期間は、5年間という欅坂の歴史の中ではあまりにも長かった。環境の変化に馴染むことは苦しかったと思うし、難しかったと思う。ずっと小学生だと思っていたのに、もう大学生になっていて、それでもまだ周りより少し脆さを抱えているように見えた。だけど、そんな葵ちゃんも、このグループにとっては欠かせない存在になっている。これからも頑張ってほしいと心から思う。

そして「制服と太陽」
生徒役のひかるちゃんの表情は印象的だった。睨んでいたのか、失望していたのか、笑っていたのか、はっきり覚えていない。でもそれこそが、ひかるちゃんがこのポジションで伝えたかった表情なのだと思った。齋藤と佐藤のコンビは、もう「お幸せに」と言いたくなるほどで、ふたりを見ていると微笑ましい気持ちになった。藤吉かな、穏やかな表情がとても似合っていた。

「制服と太陽」のパフォーマンスは、他の曲と違って表情も動きもみんなバラバラ。今日は特にそれを感じた。特に佐藤詩織さん。細やかな動きの一つひとつに凄みがあって、本当にかっこよかった。

そして守屋さん。
一見、気合で全てを支えているように見えるけれど、そうでもないのだと思った。背負いすぎず、これからも頑張ってほしい。副キャプテンとして欅を力強くしてくれてありがとう。お疲れさま。



「世界には愛しかない」
大好きな曲。いちばん好きな曲。
後半の歌詞で涙が止まらなくなった。
「悲しみなんてその時の空模様」で胸が震えて、
「涙に色があったら」で嗚咽。大嗚咽。
ティッシュとゴミ箱を用意近くにするべきだった。
守屋、土生、小林、松田、菅井。大役を、ありがとう。

そして尾関。
大好き。本当に。人として尊敬している。
尾関が流した涙は画面越しでは少ししか見られなかったけれど、それでも胸に刺さった。愛されている人には、やっぱり愛される理由があるんだと思った。尾関梨香という人間は、そういう人だった。これからもずっと憧れだ。ラジオで話が上手いと噂の尾関が、最初のスピーチはこんなにたどたどしかったのかと。努力の人。


「コンセントレーション」
愛は集中力のことだ。ダンスが本当に好きだと思えた。天ちゃんの存在感は圧倒的で、松平も懸命に頑張っていた。いろんな「たられば」を考えてしまったけれど、それでも曲調もダンスもすっと心に入ってきて、素直に楽しめた。MV見たいな

「Deadline」。
理佐さん可愛かった。でも、正直よくわからない部分もあった。「理佐田村、何をやっているの!?」って思った瞬間があって、田村の手が理佐の顔に触れているように見えた。類を見ない謎振り付け。

そして2期生。
強く握りしめる手に、言葉にできない思いが込められていた。美しかった。
裏でどれほどの辛さがあったのか、私にはわからない。けれど表に見えている現実だけを組み合わせても、どれほど不遇だったか想像してしまう。このステージまで生き残ってくれて本当にありがとう。
櫻坂での活躍を心から楽しみにしています。どうか、自分を大切にしてください。


「10月のプールに飛び込んだ」
森田、藤吉、関、田村。ありがとう。
なんだかんだで一期生がメインの曲が多い中、この曲では二期生が中心に立っていた。彼女たちの表現力は一期生をも凌ぐ瞬間があって、一期生にはないものを確かに持っていると思った。
一期生が後ろにいる姿を見て、少し寂しさを覚えたのも事実。でも、それ以上に、眩しい笑顔や全身を使ったダンス、豊かな表情に惹かれていった。櫻坂ではお互いの良さをうまく重ね合わせてほしい。

「砂塵」
スローモーションのようなダンスがすごい。映像が加工されているのかと思うほどで、砂塵そのものを表現しているようだった。見覚えのある振り付けの中にも「そこをそうするのか」という新鮮さがあって、カメラワークも含めて魅せられた。
歌詞は一筋縄ではいかないけれど、全体の流れからは秋元イズムを感じた。いろんな「もしも」を考えてしまった。「この人が踊っていたら…」という想像が浮かんで、気づけば涙がこぼれていた。

「風に吹かれても」
葉っぱを飛ばす演出が見事だった。メンバーはみんな可愛らしくて、何より尾関の存在が愛おしくて仕方なかった。みんな、笑顔が似合うね。

「アンビバレント」
小池美波さん。どんどんすごくなっている。
この曲はここ数年で飽きるほど見て来たはずなのに、また好きになってしまう。手の動きがとても印象的だった。力でねじ伏せるのではなく、しなやかで、それでいて強い。固くはないのに、確かなキレがあった。

「ガラスを割れ!」
ヤンキー映画かと思うような迫力で始まった。シルエットの段階でもはや恐怖。


途中で登場したダンサーさんたちは、これまで欅坂を支えてくれた大切な存在だった。最後の最後まで、本当にありがとうございました。欅坂にとって、メンバーにとって、欠かせない仲間。
ジャケットを羽織る前のメンバーは、正直「寝巻きの私か?」と思うくらいダサい服装だったけどそんなことはどうでもよくて、ダンサーさんたちとの信頼関係が目に見えるパフォーマンスだった。

途中の雄叫びも、違和感がなかった。本能から自然に出た声だったと思う。土生ちゃんはただただかっこよくて、その姿を見ているうちに応援しているはずの自分が逆に勇気をもらっていた。気づけば心にまっすぐ届いて、号泣していた。

「欅坂、本当に終わってしまうの?」
そんな思いが頭をよぎった。信じられなくて、ただ胸が締め付けられた。



「誰がその鐘を鳴らすのか」
力強いパフォーマンスをありがとう。
小林由依さん、なんでもできるように見えて、その分ひとりで抱え込んでしまわないか心配になる。

欅坂46のラストシングル。正直、私の中ではまだ「欅の最後の曲」として完全には定着していなくて。初披露のライブの衝撃があまりに大きく、それを超えられないのではないかと感じていた。テレビでの披露もそこまで話題にならなかったし、他のシングルに比べると感情移入しにくい部分があった。

それでも、この日が一番心を揺さぶられた。状況も重なって、メンバーひとりひとりがピックアップされていて。。。 もう二度と披露されないのは寂しい。楽曲がこれからどう成長していくのかを見たかった。

そして菅井友香さん。
5年間、本当にお疲れさまでした。ありがとう。
あなたがキャプテンでよかった。幸せになってほしい人ランキング第1位です。本当にお疲れさまです。

そんなキャプテンの横を、仲間たちが歩いていった。肩に手を置く人、抱きしめる人、目を合わせて微笑む人、そして肩を何度も叩く人(推しメン)。ひとつひとつの仕草に気持ちがこもっていて、何も飾らず自然で、ただ涙があふれた。ゆっかーの目が少しずつ潤んでいくのを見て、私の心も寂しさでいっぱいになった。そこで初めて「嫌だ」という感情が込み上げてきた。良くないと思いながらも、気づけば首を横に振っていた。

「最後はこの曲で幕を閉じます。」
「この曲から坂を登り始めました。」
キャプテンの言葉で始まった最後の曲、「サイレントマジョリティー」


欅坂と過ごせる時間はまだ残っていた、と安堵したのも一瞬で、そのあとは「終わらないで」「ずっと踊り続けていて」と願いながら見ていた。冷静に見届けたかったのに、どうしても感情があふれてしまう。


そして最後に、深いお辞儀とエンドロール。
感謝を伝えたいのは私の方なのに。


思えば、出会いはサイマジョのMステをたまたま見て、親の携帯でセンターの名前を調べたことから始まった。まだスマホも持っていなくて、どう応援していいかもわからないまま時間が過ぎていた。

本格的に夢中になったのは「風に吹かれても」の頃。スマホを持ち始めて、欅が好きな友達に熱弁されて、Twitterを始めた頃だった。そこから一気に好きになった。TLは(今とは違い当時は)欅坂のことばかりで、同じ想いを共有する楽しさにのめり込んでいった。

もちろん、そこからは良いことばかりではなかった。平手さんの体調、グループの混乱、次々に押し寄せる変化。それでも、あの時間は間違いなく青春だった。


欅坂は波乱すぎた。終わりよければすべてよしなんて言ってほしくない。

いいことも悪いことも、悪いことも悪いこともいいことも、たくさんあった。

それでも私は欅坂が大好きで、誇りを持ってる。自慢のアイドルだ。

櫻坂に期待はしてるし、応援したい。でも心のどこかには寂しい気持ちがあって、期待していない自分もいて(青空のせいじゃない)、今すぐに心の底から応援することは難しいかもしれない。

少し時間はかかるかもしれないけど、きっといつか櫻は満開に咲いて、私たちにまた寄り添ってくれるはずだから、心からの愛を送れる日が来ると思います。

欅坂46は、幕を閉じる。


2020.10.13