魔女助産師tomoko [ コトノハヤ ]  書庫 -7ページ目

魔女助産師tomoko [ コトノハヤ ]  書庫

感じたことを言葉に変えて綴る手記。あなたのこころがあたらしく生まれる場に立ち会いたい。

良い本との出会いが多い。

ビジネス本のハウトゥも好きです
他業種の精神論、技術論好きです。
ビジネス書は結構ピンキリな分野で、消費期限があるテクニックも多い。...
このご本は、見た目そんな感じですが、
じつは、そういう類の本ではありません
ダイヤモンド社の担当の方が
ビジネス書として企画を進められたように思いますが
組み方を変えたら、また趣の違う作品になりそう。
著者の人生哲学が出ているし、
ストーリーテラーとして素晴らしい
天才を強調しすぎて鼻につくタイトル及び構成ですが、本文は素敵です。

表紙は作品の顔であり、
この表紙だから手に取るという人もいれば、
この表紙、このタイトルだから敬遠する人もいるものだと思います。
…私は敬遠した側です(´-`).。oO
だって、なんかこっぱずかしいじゃないですか、色々

良い本です
一般のビジネス書のように、章立て、大項目、小項目と読みやすいように分類されていたり、各所に太字の強調がありますが、これは安っぽくて良く無いと思います。目次で読んだ気にさせることをしなくていいのに!もったいない!
メインの読者が自由な時間の少ないビジネスパーソンというマーケティングならそうなるのかなぁ、本来どこが大事かは人によって違うから、太字は人によって違うよね。キーワードをかき集めてわかった気になるには惜しい本です。
きっとその結論に至ったのには、この人個人の経験が豊富にあるだろうなと想像させる本です。

帯に、即断即決の思考法が身につく!と、ばばーんと出ていますが、
むしろ逆で、この人の苦悩や紆余曲折が、
大切なことを大切にしてきた結果は間違っていない、や、
インスピレーションは間違ってないことを
証明しているような作品です。
読んでも即断即決できるようにはなりません。決断の根拠を持つことの大切さを伝える本です。

即断即決が大事なのではなく、
即断即決に至るための自分の源流を知ること、そこへ豊かに時間をかけることの意味を伝えてくれています。