作家の西尾維新氏が手掛ける小説"物語シリーズ"。 そのセカンドシーズンの最終話という位置付けにあるのが貝木泥舟が語りで展開す『恋物語』である。概要として、主人公である阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎは、蛇神となった千石撫子に卒業式の後に命を奪われる予定になっていたのだが、戦場ヶ原の依頼を受けた詐欺師貝木泥舟が千石撫子を騙すことで2人の命を救う、というものである。
とても面白く、また時には人生の教訓になることを言う貝木にすっかりと魅了されてしまった。幸せとは何か、恋とは何かに迷う人々にぜひオススメする一冊である。