サイコロEAをいろいろと調べているのですが、移動平均線やボリンジャーバンド等の指標と単純に組み合わせてもあまり意味がないようです?!
いろいろな指標を使わず、サイコロ(乱数)のみの取引に徹した方が利益率が伸びます。
この時に、例えばある利食い値幅と損切り値幅を決めたとしますと、あとはサイコロ(運)任せになるわけですが、当然に運の良い人と悪い人では成績に差が出てまいります。
要するにC言語プログラムで乱数を発生させても、その発生パターンはいろいろあるわけですから、すべてが良い結果となるわけではありません?!
※ ですから、やり方としては⇒
1.プログラムを作った時に乱数の発生のためのプログラムは1つに固定し、その後にいじらない。
ヒストリカルデータは信頼のおけるものを使用する。
(例えば私のプログラムだと最安値の足の位置がずれない程度で良いと思いますが)
2.2000年~2015年(15年間)位のバックテストでパラメーターを選び、
それをもってフォワートテスト2016~2019年をやってみて、大きく崩れないものを使う。
これならかなり勝率は上がるかと思います^^
※ サイコロEAは比較的に真っ直ぐな資産曲線を作る場合が多いので、やり易いと思います。
参考のために、良い成績の「利食い値幅と損切り値幅の組み合わせ」をいくつか選び出しまして、その値幅を固定して、乱数の発生パターンの方をいろいろに変化させた場合にどのような結果になるか?を調べてみました。
乱数の発生パターンというのは、いわゆる「運気」ですから、いろいろな運気の人が同じ「利食い値幅と損切り値幅の組み合わせ」で挑戦した時に、どの程度に成功するか?しないか?を調べたわけですね。
※ なるべく大勢が成功する「利食い値幅と損切り値幅の組み合わせ」を選択した方がうまく行く確率も増えるだろうという考えです^^
「利益率の高いり利食い値幅と損切り値幅の組み合わせ」といってもかなりの数になりますから、全部のパターンは調べられないのですが、いくつかについて見てみました。
まずはこれなのですが。
20年間ほぼ上昇基調で来て、最近やや騰勢を強めています。
信頼感はありそうですよね?!
純益も29094pipsなので悪くはなさそうですね。
日本の取引業者さんだとポンド円を1万通貨単位取引するには57000円くらい必要ですが、それが20年間で290万円の利益を生む(あくまでこの資産曲線にうまく乗った場合の計算ですが)

運の良い人はそうなるのですが、問題は運が悪い人はどうなるか?ですよね・・・・
そこで、いろいろな運気を持った人100人で調査してみました。
↓1つの点が1人を表しています。
真ん中の白ラインは資産がプラスマイナス0のラインです。
すべての人が異なる運気を持っているという前提です。
(すべての人が違う乱数発生パターンを使うという前提)

見た感じ、大半の人が成功していますね?! (9人ほどが運悪く損失を出しています)
結構高い利益をたたき出している人も複数いますから、最近の騰勢を考えてもこれがベストのように感じますよね??
※ 20年間で、あるEAにおけるこのような点の分布は結構貴重なんですよね^^
※ ただ、より高い利益を出したい場合には、15年位のバックテストと5年間のフォワードテストで良い乱数発生パターンを選び出した方が良いですよね?!
(この例だと プログラムの中のtが t=62 なので、seedの値を2本前から64本前の足の中で最安値のある足の番号になるようにしています)
次が、20年間の利益は良いのですが最近ややしょぼくなっているパターンです。
また上がり始めてはいますけども・・・
「57000円が20年間で323万円の利益を生むのか・・・#^^#」
とニンマリしつつ上と同じ調査をしてみます。

この場合も、損失を出している人は少ないですね?!
(やはり9人が運悪く損をしているが)

※ これも15年位のバックテストと5年間のフォワードテストで良い乱数発生パターンを選び出せば成功確率も高まりますよね?!^^
次は取引回数が多いパターンです。
20年で4820回の取引をしてますが、最近に騰勢が強めです。

これも大半の人は成功していますが、約11人が運悪く損失になってます。
ただ、最近の騰勢を考えると「運気(乱数発生パターン)」をバックテストとフォワードテストで良い物を選べば、ほぼ失敗する感じはしませんよね?!

これは、見た目で最も信頼感のありそうな資産曲線。
20年間それほど崩れずに真っ直ぐに伸びています。
利益率も高い。

※ これも乱数発生パターンを t=88 としている場合にこのような資産曲線になるという意味。
ただ、他の乱数発生パターンにすると、やや運の悪い人が出やすいようですね?!
バックテストとフォワードテストで良い乱数発生パターンを選ぶしかないでしょうか??
100人中29人が損失になってる。

補足:
このサイコロEAにトレイリングストップを付けてみました^^
「始めに利益確定値幅と損切り値幅を設定しておくのはいいのですが、仮に利が乗りそのままポジション方向に相場が動いている時には、トレイリングストップの方が良いのではないかな?」
という考え方です。
結果的には「まるでうまく行きません」でした^^;
トレイリングストップなど付けますと、逆に純利益が伸びなくなり、しかも投資回数が激減しますから、このEAの普遍性に疑問が出てしまいます?!
例えばこれですが、バックテストで一番良い形の資産曲線で、フォワードテストもなかなか良いものです。
トレイリングストップにしたので総取引数は激減してます。
ただ、これはまぐれっぽいですね?!
総取引数が少ないと、どうしてもこのような例が出てきてしまいます。

試しに乱数発生パターンを100通りで調べてみると、案の定、利益を出す点に対して、損失になる点の数が多すぎますね^^;

トレイリングストップを付けると、20年の資産曲線はどうしてもこのようにギザギザになってきます。
ただ次第に上昇していますので、試しにこれでも乱数発生パターンを100通りに変えてみます。

これも利益の出ている点に対して損失を出している点の数が多すぎ、投資不適格ですね?!

トレイリングストップを付けると、20年の資産曲線ではこんな感じになってしまうのが一般的でして、
これはもう投資する気になりませんので、ここまででおしまいです。

ということで、ここでも結論は・・・・
「20年などの長期間に渡りサイコロEAを使い、ほったらかし投資をすると、他の指標を使うよりも純利益が大きくなり資産曲線も真っ直ぐ上昇しやすい。」
「サイコロEAにトレイリングストップや、移動平均線やボリンジャーバンド等の指標を組み合わせると、逆に純利益がガクンと落ち、資産曲線がグニャグニャと曲がり出してしまう。」
「20年などの長期間では、適切な利確値幅と損切り値幅を設定後は、サイコロEA(乱数)のみに任せるのが良い。」
「その時の乱数発生パターンは、15年位のバックテストと5年間のフォワードテストで良い物を選ぶ必要あり。サイコロEAの場合には、フォワードテストしても素直に上昇するものが多い。」
という事の様です^^
(今の所はですが)
実はこれが今現在私が使っているEAの最適化点グラフなのですが、3ヶ月という短期間の最適化を行っているので、このように資産がプラス圏の上の方に位置する点が大半なんですよね?!
これを仮に20年で最適化しようとしたら、いきなり利益率がガクンと落ちると思います?!^^;
ひとつのEAがパラメーターを変更せずに20年間プラスを維持するというのは大変なんですよね。

※ 厳密にはすべてのパラメーターが実数値をとりません。
試しに、この現在短期決戦用に使用しているEAですが、20年でバックテストしてみました。
パラメーターの中でも成績の良い例です。
20年間で最適化すると利益率は落ちるが、まあまあ右肩上がりを維持してますか?!

パラメーターをいじると、資産曲線はこの位には滑らかになるのですが、20年間で最適化すると純利益がサイコロの3分の1になってしまいました。
ほったらかし投資の場合には、サイコロ恐るべし・・・・

BB_ATR_7 の最近3か月のバックテスト+フォワードテスト

実用的な範囲でレバ200倍とすると、ポンド円は1万通貨単位が7000円換算です。
うまくいくとこれが年間70万の利益を生むという事か・・・・
途中でポジションを増やしてくといくらになるのかな?
1ヶ月経過して運よく資金が7000+58000=65000円になったとすると
(月に580pips)
次の月には9万通貨単位の取引になる。
2か月経過して運が良ければ資金は65000+522000=587、000円
ここで83万通貨単位の取引になる。
3か月経過して運が良ければ資金は587000+4814000=5、401、000円
ここで771万通貨単位の取引になる。
4か月経過して運が良ければ資金は5401000+44718000=50、119、000円
ここで7160万通貨単位の取引になる。
5か月経過して運が良ければ資金は50119000+415280000=465399000円
ここで66485万通貨単位の取引になる。
6か月経過して運が良ければ資金は465399000+3856130000=4、321、529、000円
いきなりブログが重くて打てなくなりましたが・・・
まそんな感じです。
あくまで、スンナリうまく行けばの話ですよ??w
※ 過去に似たような実績のあるあの人の証言などをYouTubeで伺うと、
「稼いだお金はただの数字だと思わないといけません、お金だと思うと腰が引けて投資できなくなります」
という事らしいです?!
腰が引け、足がガタガタ来るほど稼いでみたいものですね?!^^;
MT4というのはそういう目的のものだものね?!
リスクを抑える(キチンとストップロスを実行する)という意味でも貴重なツールですよね^^