「70歳とか80歳で死んだら地球の最後を見られない。それなら生きてる意味なんてないんじゃないか?」
子供の頃、そんなふうに思って泣いたことがあります。
たしか3歳か4歳の頃のことです。
その少し前に祖父が亡くなっていたはずなので、それで人間の平均寿命のことを知ったのでしょう。
多分、死ぬこと自体が怖くて泣いたわけではないと思います。
その時は「なぜ地球の行く末を見届けられないことに絶望して泣いているのか」自分でもよく分かっていなかったはずです。
親も僕の泣いた理由がよく分からなかったらしく「死ぬのはまだ先だから怖がらなくていい」というようなことを言っていた気がします。
その後、成長してからもこの一件について何度か思い出すことがありました。
でも、地球の最後が見られないことで泣いた理由は分からないままでした。
最近、スピリチュアルなことやスターシードのことを知ってから、なんとなくその理由が分かってきたような気がしています。
僕は子供の頃、虚弱で周りと比べると極端に物覚えがよくありませんでした。
おそらく地球慣れしていないか、もしくは初めて地球に来た魂なのかなと思います。
人間という寿命の短い存在になった経験も今までなかったのかもしれません。
しかも、生まれ変わる前の記憶もないし、生まれ変わるという情報すら抜け落ちた状態で生まれてきています。
だから人間の短命を嘆き、潜在的に「地球の最後を見届けられないし、使命が果たせない」などと思って泣いたのではないか、と今の段階ではそう考えています。
「今生でアセンションに立ち会える可能性がある」ということが分かっていたら、あの時不安にならずに済んだでしょう。
でも、地球で生きることに違和感を覚えた初めての記憶なので大切な経験だったのかもしれません。